Monday, February 27, 2006

小学校での英語教育、是か非か

 常に議論の場に顔を出す問題、小学校での英語教育。

小学校での英語教育、是か非か : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 小学校での英語教育は是か非か――。三重県で行われている日本教職員組合(日教組)の教育研究全国集会の外国語教育分科会では、中央教育審議会で検討中の小学校への英語教育の導入を巡り、現場の教師から賛否の声が上がっている。

教研集会で効果を論議

 富山県氷見市立海峰小の表克昌教諭(40)は27日午後、織田信長と豊臣秀吉らを例に、「どちらが偉いと思うか」と6年生の児童たちに英語で討論させた実践例を報告する。表教諭は「慣れない英語で自分の考えを相手に伝えようとする努力は、コミュニケーション能力を高める」と肯定的だ。

 これに対し、金沢市立港中の七田桂子教諭(48)は26日の分科会で、全小学校で英語の授業を行っている同市の状況を踏まえた上で、「教師にも生徒にも負担が大きく、双方とも疲れ切っている」と指摘した。別の教員からは、「中学入学時点で既に英語が嫌いという子どもが増えた」との意見もあった。

(2006年2月27日 読売新聞)
 確かに賛否両論ある。理由はこの記事の限りではないが賛否両論ある。私も意見はあるが、ひとつだけ。

 「中学入学時点で既に英語が嫌いという子どもが増えた」とあるが、これだけは避けなければならない。これは中学でも高校でも大学でも大人でも同じだ。

Sunday, February 26, 2006

FreeMindを導入してみる

 ちょっと前にマインドマップについて記事を書いたが、PCで実践するために何かよいソフトウェアはないかと探していたらよいのがあったので紹介したいと思います。

FreeMind

 Javaで作られたマインドマップ作成ソフトで日本語も対応済み。しかも、フリーで使うことができ至れり尽くせりです。旧Ver.はインストールが難しかったようですが、現行Ver 0.8.0は非常に簡単になりました。

 そして、オープンソース故に様々な試みが行われています。ひとつはFlashでWeb公開ができること。他方ではFlashでマインドマップを作成させようという試みもある。使っておいて損はないと思う。

「教育の弾力化」 公立小学校で英語授業

 弾力化はよいと思う。要は「ゆとり教育」である。

「教育の弾力化」 公立小学校で英語授業 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 政府の構造改革特区推進本部(本部長・小泉首相)は15日、公立小学校で英語を正式教科としたり、小中学校で連携した授業を可能とする「教育課程の弾力化特区」など、現在は地域限定の13件の規制緩和を全国展開することを決定した。

 「教育課程の弾力化」では、自治体の判断で教育内容を変更し、英語以外にも中学校で教える内容の一部を小学校で教えることが出来るようになる。

 東京のディスコ経営会社が申請していた六本木でのディスコの終夜営業は、治安の悪化などを理由に認めなかった。
 公立でこのような流れを踏まえるとなると、小中一貫か中高一貫か、そういう話に展開しそうだ。

Saturday, February 18, 2006

滋賀県園児殺害事件から見えた一筋の光

 痛々しい事件が起きた。詳細はすでに知られていると思うので割愛するが、問題点も露呈したのではないかと思った。

 本当にいろいろと防犯に対して検討されているが、やはり大人が円滑な人間関係を営めているかどうかが根本ではなかろうか。大人同士のよいコミュニケーションはよいコミュニティを作る。よいコミュニティは温かい雰囲気を作る。温かい雰囲気のなかでは前向きになれる。

 今事件は容疑者が外国人ということであり、このようなことが顕著に現われたが、日本人同士でも同じこと。日本では、異文化間コミュニケーションの前提として新参者がフィットさせるというルールがあるように思う。そこで誠意やらなんやらを見極めというのが流れでないだろうか?しかし、ひとりで苦しめるようなことはなしに、必ず手助けで誰かが付き添って教えてくれたではなかろうか。今回は報道等ではそれがなかったように受取れる。

 単純なこと、みんなで助ければよかった。誰かがというと、集団心理で誰もやらなくなるので、お節介でもよいから集団に招き入れる雰囲気を伝えればよかった。ただそれだけだと思う。

Thursday, February 16, 2006

日本興亜損保の産休、育休、退職者ソーシャルネットワーキング

 こんな試みをやっている企業があるのかと正直思ってしまうほど素晴らしい試みだ。

FPN-ニュースコミュニティ- 日本興亜損保の産休、育休、退職者ソーシャルネットワーキング

 記事にもあるように、一部の退職者には手厚いバックアップがあるが、ほとんどの退職者にはそれがないのが現状だ。それを全ての「会社にゆかりのある人々」を対象とし、かつ産休や育休者にも拡大したことが素晴らしい。

 特に産休や育休は制度はあるものも、利用するには引け目を感じるといったのが本心らしい。復帰も難しいのではないだろうかと考え、辞めていく人も多い。産後「社会から取り残された」と感じ、心を病む人もいる。

 この類の試みは現代社会の課題・必須事項として急務で構築されているようだ。是非とも多くの企業で採用していただきたい。

 「生きがい」とは「頼られること」だと私は思う。うまい具合に「生きがい」を刺激するような試みだと思う。

Tuesday, February 14, 2006

深める伝え合う力(6) 「話す・聞く」指導手探り : 教育ルネサンス : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 結局はすべて「話す・聞く」ということに集約されそうな内容だ。ここで、問題にしているのは旧課程の人たちの「話す・聞く」能力の低さ。従来の国語教育が識字率と教養に偏ったものだと明言したととれる発言だ。

深める伝え合う力(6) 「話す・聞く」指導手探り : 教育ルネサンス : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 教える側の力量アップを図る試みもある。

 担当教諭の辻裕子さん(47)は、生徒たちにあえて難題を投げかけた。生徒が「部活を休ませてください」と先生に頼み、先生に「今回だけだぞ」と言わせれば合格だが、休む理由は言えない設定だ。

 大津市の市立瀬田北中学1年1組で昨年11月に公開された国語科の授業。生徒たち約30人は6班に分かれ、班ごとに生徒役と先生役に分かれて発表した。

 「1回ぐらい、いいじゃないですか」と哀願調の生徒もいれば、「家の用事があるんです。でも、どんな用事か言えないんです」とルール違反ぎりぎりの生徒もいる。

 この授業は、相手に思いを伝えるにはどう工夫すればいいか、生徒に考えてもらう狙いがある。辻さんは「最初に『申し訳ありませんが』などと言って、話し手の感じの良さや、相手へのいたわりの言葉を伝えることが大切。相手の立場や、どういう場面で何のために話すかも考えて」と言って、授業を締めくくった。



 辻さんの授業のもとになったのは、大津市教育研究所が主催する教員向け研修講座。教師の授業力を高め、授業作りのリーダーを育てる目的がある。

 今年度は辻さんら中学の国語科教諭14人が参加し、「教えるのが難しい」という参加者の要望で「話す・聞く」というテーマをとり上げた。辻さんたちは授業のアイデアを2分間のスピーチで発表したり、対話劇や討論ゲームなどの指導案を出し合ったりしてきた。

 その仕上げが11月の公開授業だ。「生徒に会話をさせると、授業の本筋に戻れないケースもある」「生徒同士の人間関係やクラスの雰囲気次第で、授業の出来が左右される」……。終了後、教師たちからは、「話す・聞く」をテーマにした授業の課題や悩みが次々と飛び出した。



 だがなぜ、難しいのか。

 「話す・聞く」というテーマは1998年の学習指導要領改定で、中学生の各学年すべての国語の教科書に、該当する単元が設けられた。だが、研修の指導にあたった滋賀大教育学部助教授の牧戸章さん(45)は意外な実情を指摘する。

 「教師は大学の教員養成課程で、この単元をどう教えるかを学んでいないんです。書店の専門書コーナーでも、『読む・書く』に比べて『話す・聞く』に関する本の数は格段に少ない。教師は現場で手探りしているのが実態です」

 同研究所は今年度、この研修講座以外にも「話す・聞く(伝え合う)」をテーマに、幼稚園と小学校が連携した取り組みや、小学校の研究指定校でも授業を実践し、今後も研究や研修を続けていく方針だ。

 「話し言葉を日々の授業で指導できるのは国語科しかない。学校生活は聞くことに圧倒的に偏っており、もっといろんな取り組みがあっていい」。牧戸さんは、教育現場のさらなる創意工夫に期待している。(関口和哉)

 小学校では「読む・書く」に重点

 文化審議会国語分科会は2004年2月、「これからの時代に求められる国語力」と題する答申をまとめた。「国語はコミュニケーション能力の基盤をなし、文化の中核」と位置づけ、現状では円滑な人間関係を築くための「話す力」「聞く力」が十分育成されていないなどとして、「伝え合う」ことの重要性を指摘している。ただ、小学校の指導の重点は「読む・書く」にあるともしている。

 実際、就職してから一番はじめに教育されることは「受け答え」である。そして、議事録の取り方。議事録の取り方など学校教育で教えているところはあるのだろうか?

 日本人は「察す」文化であることは、誰が見ても明らかだろう。しぐさ、声のトーンなど非言語コミュニケーション(Nonverbal communication)の文化だと。今問題なのは、この日本の伝統的文化と言語コミュニケーションが混沌としているために、食い違いや差異、「気が付かない」や「言葉が足りない」といったお互いに不満が滲み出ているような感じを受ける。

 実は外国語教授においてもここら辺の国語力が問題視されている。言語技術という考え方は、少なくとも私が受けてきた国語教育にはなかったと思う。



 もちろん、日本の文化を継承するためにも従来の国語教育はなくてはならないと思う。しかし、生活に必要な技術である、言語技術も意識していかなければならないと思う。手っ取り早い方法だと、外国語教育(英語教育)でこれをカバーしようとする考え方ができる。

 しかし、母国語でこれができないと結局は外国語にも反映されにくい。「察し」というのは実に高度な技術だと私は思う。でも、「察し」も論理的に考えなければ、本当の理解にはならないのではないでしょうか?

体内時計 朝の作動が重要 : ニュース : ジョブサーチ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 「朝型人間のすすめ」なる本が巷には溢れていると思う。結構、理にかなっているのかなと思った。

体内時計 朝の作動が重要 : ニュース : ジョブサーチ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 ほぼ24時間周期のリズムを刻んでいる哺乳(ほにゅう)類の「体内時計」は、異なる時間に働く16個の時計遺伝子によって制御されているが、朝に働く遺伝子のオン・オフ(活性・停止)が正常に作動しないと、周期リズムが消滅してしまうことを、理化学研究所などの研究チームが突き止めた。睡眠障害などの治療薬開発につながる成果で、12日付の専門誌「ネイチャー・ジェネティクス」電子版に発表された。

 16個の時計遺伝子のうち9個は、朝の時間帯に働く。同研究所発生・再生科学総合研究センターの上田泰己チームリーダーらはこれまでの動物実験で、「朝型」遺伝子を働かなくすると、昼や夜に働く時計遺伝子にも影響し、細胞全体の周期リズムが消えてしまうことを確認している。今回、同センターと米スクリプス研究所は、朝型の時計遺伝子が常に働いている状態にして影響を調べた。その結果、この場合も細胞の周期リズムが消えることが判明。研究チームは、朝型の時計遺伝子の「オン」「オフ」の正常な切り替えが、非常に重要であると結論付けた。
(2006年2月13日 読売新聞)
 「不眠」は現代病だ。眠ることは体内時計と原子時計で規定された時間とのズレを調整する機能である。そして、一日の情報を整理する、とても重要な処理を行う時間でもある。

Monday, February 13, 2006

asahi.com: 先生の卵に教委流指導 都に続き杉並・京都市も塾開設 - 教育

 まず、「現場で実体験ができる」ということは学生にとっては嬉しいことだと思う。いわば、インターンのようなもので、自分が適応できるかどうかの目安にもなる。雇う側、雇われる側、双方にとってメリットのあることと思う。

asahi.com: 先生の卵に教委流指導 都に続き杉並・京都市も塾開設 - 教育
 先生の卵を自らの手で育てたいと、教育委員会が大学の担ってきた教員養成に相次いで乗り出している。東京都が一昨年から「東京教師養成塾」を開いているのに続き、杉並区がこの春「杉並師範館」を、京都市も今秋に「京都教師塾」を始める。「大学だけでは即戦力は育たない」と教委側は語る。だが、行政の方針に則した養成で型にはまった教員が育つ恐れはないか、など課題は多い。

◇「即戦力、大学では不足」

 東京都目黒区立上目黒小学校4年1組に上野由美子先生の声が響いた。「八丈島の暮らしを班でまとめましょう」。机の間を細かく回り、ひざを曲げ、子どもの目の高さで語りかける。

 上野さんは帝京大学4年生で、「東京教師養成塾」の塾生。同校で1年間、教育実習をしてきた。

 授業を見守るのは、校長OGで塾の「教授」の寺崎利子さんと1組担任の吉田真紀子先生。「まだ早口かな」「でも、直そうとしているのが伝わってくる」と励ました。

 都が小学校の志願者を対象に全国で初めて塾をひらいたのは、04年春のことだ。「学校は不登校、学級崩壊など多様な課題に直面している。大学を出ただけでは即対応できない。板書の方法から子どもとの関係づくりまでの実践力を育てたい」と都教育庁は言う。

 塾生は受け入れ校を中心に年間40日以上の教育実習をするほか、月1回の講義やゼミ、就業体験活動などをこなす。

 都の特徴は大学や受け入れ校との連携重視だ。都内の大学に人数を割り当てて塾生を推薦してもらい、面接して決める。教員採用試験では筆記が免除され、受け入れ校に優先的に配属される。

 初年度は96人が塾生になり、試験を受けた93人全員が採用された。翌05年度は90人が選ばれ、8人が進路変更、82人が学んでいる。受講料の18万7000円は、都の教員になれば免除される。

 都に続くのは杉並区の「杉並師範館」。実習や講義などのプログラムの柱は都を参考にしたが、狙いは教員を自前で育てることに置く。教員の採用は今まで都しかできず、区で研修しても他の自治体に異動していた。それが区で自腹を切れば独自に採用できるようになることから「地域に根付いた先生をじっくり育てたい」と踏み切った。

 「師範館」は外郭団体の形で設け、塾長にソニー顧問の田宮謙次氏が就任、理事は小林陽太郎富士ゼロックス会長、三重野康・元日銀総裁ら経済人が目立つ。全国公募で215人が書類を提出。面接、筆記試験を経て27人が合格した。「教師は、子どもの『規範』を確立する」など教師五則を掲げる。修了者は区で採用する方針だ。

 京都市の「京都教師塾」の仕組みは都、杉並区と大きく違う。小中学校の教員志望者で大学2年生以上を対象に、300人を登録制で受け入れる。団塊の世代の教員の大量退職で採用の門戸が広がることから、質を落とさないために志願者のすそ野を広げ、底上げしようと企画した。

 実習は10日以上と短いが、小中学校に随時ボランティアに入ってもらう。講師は現場教師と指導主事らで、採用上の優遇措置は設けない。「別枠採用でエリート集団をつくりたくない」(門川大作教育長)という。

●各教師塾の仕組み

        東京教師養成塾   杉並師範館   京都教師塾

募集数     100人       30人       300人
募集方法    大学推薦      公募       公募
実習日数    40日以上     30日以上    10日以上
採用上の優遇  あり        あり        なし
受講料     18万7000円   9万6000円   1万円


◇塾生、年間通じた実習「よかった」

 行政の教師塾が相次いで誕生しているのは、「大学がどこまで実際の学校で生きる教育をしているのか」という教委側のいらだちの表れだ。

 「大学は講義中心の指導が多い」「研究者が現場の課題とつながらない自分の専門を教えているだけ」といった教委の批判は、大学に教育の再検討を迫るものでもある。

 行政の塾の特徴は、じっくり教育実習に取り組める点にある。特に先行する都と杉並区の場合、免許を取るのに必要な4週間程度ではなく、1年間を通じて実習できる。教師の指導技術を体験し、子どもの変化も見られるだけに、都の塾生の多くが「よかった」と評価した。

 だが、そのプログラムも課題を抱えている。

 採用権を握る行政が塾で自らの教育施策の方針を強く押し出せば、それを従順に受け入れ、批判力の乏しい教員が育ちかねない。

 都の塾では日の丸・君が代をめぐる細かな指導もある。塾生からは「塾のゼミなどで、都の考えに反する意見が言いにくい」という声が目立つ。

 どの自治体も「現場主義」の姿勢を強調するが、その内容は果たして何なのかも問題だ。

 東京学芸大の佐久間亜紀助教授(教師教育論)によると、学生が現場でマニュアルを習うのか、学校の生(なま)の課題を多角的に考え学ぶのかで方向が全く違う。学校を舞台に理論と実践をどう結びつけるのか。「大学教育も含めた養成全体の吟味が欠かせない」と見る。
 記事では、大学の教職課程にもふれている。「現場とのつながりがない」といっているが、確かにそう感じる。実際、大学以外で教えた経験のある教員は少ないのではないだろうか。かつ、現場、小・中・高も、もっと外部に顔を出しても良いのではないかと思う。この記事からは、「なぜ、現場をみないのか」といったことがフォーカスされているが、現場は外を見る努力を本当にしているだろうか?まだまだ、閉塞感を感じてしまう、私である。

 新卒の学生に何を求めているのだろうか?即戦力なのだろうか?それほど、教員は足りていないのだろうか?そのまえに、即戦力ってのは「どのようなスキル」を持っている人なのだろうか?指導ができる人?学級運営ができる人?

 これを、新卒に求めることに問題はないだろうか?企業ならOJTが必ずある。期間はまちまちだと思うが、3ヶ月~1年くらいだろう。そして、トレーニーの間はトレーナーがいて、ほとんどつきっきりで指導してもらえる。おそらく、学校にもこのような制度はあると思うのだが、これでは遅いのだろうか?そもそも、教員免許を習得するための科目内容が、現在の現場にあっていないのではないだろうか?それだから、即戦力にならないと感じる。つまり、教職課程が無意味であると現場は言っているのではないだろうか?

 現場主義ともあるが、不登校や学級崩壊などは現場でも対応しきれていない問題を、新卒のトレーニーが対応できると本気で思っているのだろうか?おそらく、各々の論理を展開しあい、生産性のない、協調性のない議論を延々と続ける姿が容易にイメージできる。協調性と柔和な考えを持ち合わせることが、全ての土台になると思う。

 現場は既に経験があるので、よそ者の話や新人の話を聞くことがむずかしいと聞く。

副教材の納入でわいろ、新潟市の中学教諭ら逮捕 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 (ー'`ー;)ムムッって感じだ……

副教材の納入でわいろ、新潟市の中学教諭ら逮捕 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 新潟県警捜査2課などは11日、新潟市内野町、同市立小針中学校技術・家庭科教諭工藤展久容疑者(42)を詐欺と収賄の疑いで、同市北山、教材販売会社「新潟教材」元社員大内貞吉(69)、同市春日町、同社社員内山一子(64)の両容疑者を詐欺と贈賄の疑いで逮捕した。

 調べによると、3容疑者は、2003年12月~05年4月の間、架空の納品書を用意するなどして、同校が同社から、プリンターのインクや文房具などの備品を購入したように見せかけ、20回にわたり新潟市教育委員会から計約80万円をだまし取った疑い。

 また、工藤容疑者は04年11月ごろ、授業で使用する技術・家庭科資料集などの副教材や備品の納入で同社に便宜を図り、その見返りとして、同社から個人購入したパソコンなどの代金の一部二十数万円の支払いを大内容疑者らに免除してもらった疑い。
(2006年2月11日21時37分 読売新聞)
 たった100万くらいのため… どうせすぐ出てきて、復帰するんだろうな。

Friday, February 10, 2006

色の力

 ふらっと見たニュースで「青色街灯で防犯」というのを放送していた。面白い試みだと思ったのだが、サクッと流してしまったので詳しい地域は覚えていないが、埼玉県か群馬県だったと思う。その後、このような取り組みは全国で行われていないのか調べてみたら奈良県、広島県、静岡県で実施されているらしい。

防犯ブログ - 青色街灯で抑止効果検証 英国の事例参考、多発地に30基

 面白いなと思ったのは「抑止」という点。青色が人間の体に先天的にこのような影響があるというのならば、コストを惜しまず導入するべきと考える。車両との兼ね合いもあろうが、推し進めるのが望ましいと思う。

「国数理」小中で授業増 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 「ゆとり教育」とは、「教える内容を減らす」のではなく、「目標到達時期を大目に見ること」と、私は理解している。このような「ゆとり教育」の方針は捨てるべきではない。その中で「学力」と呼ばれるものを高めていくべきと考える。

「国数理」小中で授業増 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 文部科学相の諮問機関、中央教育審議会の教育課程部会は8日、小・中学校で「国語」と「算数・数学」、「理科」の授業時間増を求める審議経過報告書案をまとめた。近く、最終決定する。

 ◆学力低下食い止め

 一昨年12月に公表された国際学力調査結果で、日本の子どもたちの学力低下が判明したことを受けた措置。文部科学省は今後、学習指導要領の見直しに反映させる方針で、「ゆとり教育」の転換は「国語」と「理数」重視で進みそうだ。

 報告書案は、国語を「すべての教科の基本」、理数教育を「科学技術の土台」と位置付け、いずれも「充実を図ることが必要」と指摘。そのため「授業時間数についても具体的に検討する必要がある」と、時間増を求めた。

 さらに、国語では、子どもが古典や名作に触れ、日本の言語文化に親しんだり、自分の考えを用紙1枚程度に表現する力を身につけさせたりすることが不可欠と指摘。理数教育では、小数や分数の意味、エネルギーの概念などを実生活と関連付けて理解させることが重要と訴えた。

 同部会では今後、「ゆとり教育」を象徴する「総合的な学習の時間」の削減や小学校への英語教育導入の是非なども議論する予定で、国語と理数の時間増については、他教科との兼ね合いを踏まえて調整する方針だ。

(2006年2月9日 読売新聞)
 国語力は全ての土台となる力だ。それは間違いない。数学も理科も英語も、全ての土台は国語力だと強く信じている。このようなことを考えると、小学校へ英語教育の導入は疑問符が付くのではないだろうか?「総合的な学習の時間」も結局、なんだったんだという印象でしかない。

 教育は何を目指しているのか?今一度、考えた方がいいと思う。

小泉首相、NHKの外国語放送充実を検討指示 : NIKKEI NET:政治 ニュース

 英語をはじめ、語学教育番組は多いが試す場が容易にならない日本。前向きに検討してもらいたい。

小泉首相、NHKの外国語放送充実を検討指示 : NIKKEI NET:政治 ニュース
 小泉純一郎首相は10日の閣議後の閣僚懇談会で、NHK改革に関連し、国内の外国語放送や海外向け放送の強化が必要との考えを示した。9日に日本で活躍する外国人らと懇談した際に「海外向けの発信がそもそも弱いのでもう少し強化したらいい」との指摘を受けたことを紹介。国内向け外国語放送についても「NHKはいろいろな手段を持っているわけで、少し考えた方がいいのではないか」と語った。

 首相は10日昼、首相官邸で記者団に「英語放送なり、他の外国語放送をもっと増やした方がいいんじゃないかと思っている」と述べ、竹中平蔵総務相に検討を指示したことを明らかにした。

 閣僚懇談会では麻生太郎外相が「英国放送協会(BBC)は広告をとって海外放送、各国の放送をいろいろやっている。日本も費用の問題があるならば広告を取ってもいいのではないか」と指摘。松田岩夫科学技術担当相は「欧州では日本のことを理解している人が非常に少ない」と語った。首相の指示に、総務相は「しっかり対応したい」と述べた。 (14:04)
 確かに国内向けの英語放送は少ない。あっても、早朝だったりする。民放ではいろいろと難しいかもしれない国内向け英語放送も、NHKなら柔軟に対応できるのではと、素人なりに考える。

Wednesday, February 08, 2006

幼児教育義務化 具体策など検討…自民特別委初会合 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 この方向へ走ることは間違いなさそうな感じです。

幼児教育義務化 具体策など検討…自民特別委初会合 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 自民党は7日、学校教育特別委員会(委員長=塩谷立・前文部科学副大臣)の初会合を開いた。政府・与党は、幼児教育の義務化を検討する方針を固めており、同委員会で具体的な制度改正などについて協議する。

 同委員会は、党文部科学部会・文教制度調査会合同会議の下部組織として設置された。幼児教育、高等学校教育、教員・学校評価、教育委員会の4小委員会を設け、義務教育のあり方や国、都道府県、市町村の役割分担などを検討する。特に、幼児教育小委員会(小委員長=北川知克衆院議員)では、幼児教育の無償化・義務化のほか、幼稚園・保育園の幼保一元化などがテーマとなる。

 同委員会は5月中に提言をまとめ、今年の「経済財政運営と構造改革に関する基本方針(骨太の方針)」に反映させる方針だ。

(2006年2月8日 読売新聞)
 義務教育のあり方としては、小・中学校の連携をもっと密にしなければいけないと思っている。幼児教育も義務化されれば、より密に連携をとるべきだろう。

 幼児は成長差が顕著にでるので、そこら辺をどのように評価に反映させていくのか興味がある。これは、小学校低学年にも言えることでなかなか難しい問題のようだ。

 義務教育でも場合により単位制のような評価を用いてもよいのではないかと、最近おもう。

らくがき

 レポート提出後、通教のお勉強はお休みしていたが明日から18期レポート提出期間に向けてがんばりたいと思います、はい。で、今日本屋をフラフラ物色していたら派手な表紙で面白そうなタイトルの本を発見。

Amazon.co.jp: 説明上手になれる「らくがき」の技術

 まぁ、期待していた内容の本で、リンクしたAmazonのカスタマーレビューとほとんど同じ印象を受けた。マインドマップもそうだが、視覚に訴えることは、自分の脳にも相手の脳にもよい影響を与えるのは理解できる。

  脱「算数嫌い」注目の教科書でも少し書いたが、分かり易さは人それぞれ。私はいかにも教科書・参考書といった類のモノが苦手なので、この本の内容には惹かれる。

 しかし、視覚ばかりで慣れてしまうと読解力が伸びないのも事実。私は、学生時代、本は全く読まなかった。マンガですらほとんど読んでいない。読解力や表現力の乏しさを知るのは早かった。そんな私にマニュアルの仕事などできるはずがない。マニュアルの仕事はきつかった。

 やっぱり、バランスが大切。どちらに偏ってもいけない。各々の成長に合わせチョイスする力が必要かもしれない。

マイナーアップデート

 なんだかんだ、テンプレートをいじっています。とりあえず、アーカイブページの上部にタイトル一覧を表示させてみました。ポスト表示の日付を移動させてみました。配色も変えたいのだが、時間がかかりそうなので気が向いたら。

 それと、今日夕方頃、紀子さまのご懐妊の一報があった。

 正直、驚いたが、なんか幸せな気持ちになった。いろいろ雑音が絶えないが、目の前の事実を喜ぶこと、これが一番。

Monday, February 06, 2006

テンプレート変更、その他いろいろ

 タグをつけて、テンプレートを変更して、いろいろしています。まだ当分続きそうです。古い記事につけたタグがTechnoratiに拾ってもらえていないので、しばらく、表示投稿件数を100件にします。読み込みに時間が掛かってしまいますがよろしくお願いします。

 レポート提出期限の締切も迫っています。今のうちに出せるレポートは出しておきましょう。言ってる本人ができないでいるのは、内緒です。

Sunday, February 05, 2006

衝動

 タグをつけてみた。

 Blogger.comの泣き所であるカテゴリー機能が実装されていない点をカバーすべく、Technoratiのタグをつけてみた。けど、タグ検索でひっかからない。なぜだろうか?Technoratiが気づくまでの時間が必要なのだろうか?

Wednesday, February 01, 2006

株の売買でズル休みする先生が続出 | Excite エキサイト : ニュース

 どこでも同じような社会なんですね。この記事を見るとそう感じます。

株の売買でズル休みする先生が続出 | Excite エキサイト : ニュース
[リヤド 26日 ロイター] 学校をさぼる若者に頭を悩ませる国もあるが、サウジアラビアは別のズル休みに気をもんでいる。教師が、株価が高騰する株式市場での売買のために授業をさぼってしまうのだ。

アラブ世界最大の株式市場で取引するのはサウジの国民的趣味だが、教育省は26日、各学校の校長に、勤務時間内の株取引禁止を徹底するよう通達した。

同省の報道官は「リヤドとジェッダに集中しているのですが……昨年から、株式市場が活況を呈しています。株取引などまっとうでない理由で欠勤する教師がいるのです」と語った。

記録的な原油収入も手伝って、サウジの株価は昨年、104%の伸びを示した。専門家によると、全人口1800万の約半分が上場企業の株を持っており、約300万人が定期的に売買を行っているという。
 文面から判断すると、先生は学校に来ているみたいですね?授業をさぼって株取引に熱中しているって感じですね。とりあえず、学校のネットワークからデンジャラス指定してしまえばいいのに、と思うのですが… ネットオークションと同じ位置になってしまいましたね。日本の企業・公共団体はどうなのでしょう?企業はかなり厳しくしていますからね。そのうち、対象になるんじゃないかしら。すでになっていますか?公共団体等は… あえてコメントしません。

 しかし、株がいつの間にか「ギャンブル」になってしまいました。確かに、昔からこの要素は強かった感じはしますが、最近では株 = 公共ギャンブル的な方程式が完璧に出来上がったように思います。ギャンブルよりリスクは少なく、リターンも望めるとあれば、金利の低い銀行に預けるよりは運用という名のギャンブルに投資するのは賢い選択だと思います。