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Monday, August 13, 2007

「工学」って……

 電気や機械でしょう?ってのが、共通の認識でしょうか。

T lounge blog::東京大学工学部広報室 - 人力検索はてな

 なかなか面白いことをしているなぁというのが正直な感想。で、現場では「もしかして……」ってのがあったのだろうなぁと、推測できる。

工学 - Wikipedia

Tuesday, August 07, 2007

「学ぶ」から「使う」外国語へ―慶応義塾藤沢キャンパスの実践

 本書は『日本人はなぜ英語ができないか』(鈴木孝夫著、岩波新書、1999年)で関口一郎氏という名前を知り手にした。

Amazon.co.jp: 「学ぶ」から「使う」外国語へ―慶応義塾藤沢キャンパスの実践 (集英社新書)

 読後、本書をGoogleで検索してみた。いくつか書評があったが、否定的なものが多かった。はたしてほんとうにそうだろうか?

 本書の勉強方法、そのものは決して目新しいものではないだろう。それは、本書が発行された2000年当時であろうとも同じだろうと考える。しかし、本題はそこではない。大学の外国語課程で、SFCのような試みが行われていることに、まず、驚かなくてはいけない。

 私は大学へ行けば、中学や高校のような英語の授業を受けずに済むと思っていた。しかし、それは幻想であった。好きな授業を選べると思っていたが、はじめから受ける授業が決まっており、先生も決まっている。なんだこれはと強く憤慨した。しかもそれは、週2コマ、2年間が義務付けられている。苦痛以外の何物でもない。ささやかな抵抗として、英語母語話者の先生の授業を英語IIIで受講した。成績云々ではなかった。

「自分の専門はシェークスピアである。この分野についてのみ自分は自身を持って教えることができる。それが学者の良心ではないのか」
 と叱られた。……だが、教える相手は別にその先生を選択したわけではなく、ただ、英語を勉強したいと願っているだけの学生たちなのである。(pp.216)


 私が不満に感じたものそのものである。

 最近では、特色GPとして英語のみに焦点を当てて外国語教育を工夫している大学は多い。本書によるとSFCでは、英語、仏語、独語、西語、中国語、朝鮮語、インドネシア語の7ヶ国語である。力の入れようが根本的に違う。英語のみだと変に窮屈になってしまうような気がする。ニコニコした脅迫のようだ。

 戦後日本の新制大学の外国語教育のゆがみのひとつは、高度な外国語教育は文学部か外国語学部でしか受けられない、というところになる。…(省略)…外国語に関心がある多くの若者は、将来国際的な環境で活躍したいと思い、そのために必要な専門の学問と外国語能力を身につけたいと願っている。欧米ではむしろそのほうが一般的である。(pp.128-129)


 私は不勉強で本書にあるような主専攻、副専攻というシステムが日本の大学にあるのかどうかは知らない。それどころか、この言葉をつい最近知った。とてもよい制度だとうなだれたのを覚えている。

 経済界ではこのような人物が欲しいのであろう。そのために、小学校からの英語教育やコミュニケーション重視の英語教育を強く推し進めているものと考えている。大学が変われば、小学校から英語などという声はなくなるのかもしれない。

Monday, March 19, 2007

工学部でも国語が必須

 非常に興味深い。工学部でも国語が必須入試科目となるようだ。

09年度入試から京大が工学部を国語必須に / 教育ニュース - 教育情報サイト eduon!

 工学部の国語必須化だけでなく、経済学部の数学系の問題を必須とすることにした。経済学部は数学必須である。なぜ、数学が入試問題で必須でないのか不思議。他大学はどうなのか、調べていないのでわからないが、社会系との選択科目だったのかしら。

 受験生には負担増だと思う。なので、英語は入試科目から除外してもいいのではないでしょうか?

西本清一副学長・工学研究科長はこの決定に関して理系の総合力の必要性に国語の力が不可欠・分離融合で心材を育成すると発表し、関西の主要な大学で2次試験に国語を課している初の例となる。
経済学部では論理的表現力をみる論文入試のほかに数学的な思考をみる理系型入試を設けた。

 改革の理由が上記のようなので、英語はまったく必要ないのではないでしょうか。むしろ、英語の勉強に時間をとられてしまうので、足枷になっているという意識はあるはずだ。如何でしょうか、京大さん?

Friday, December 01, 2006

国大のスチューデントティーチャー

 教育実習については、いろいろと問題視されている。例えば最近では、母校での実習は採点が甘くなりがちなので止めたほうがよいなどなど。そんな教育実習に対して、国大が取組んでいる、新しい試み。

「スチューデントティーチャー」 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 名が体を表さないような安直なカタカナ表記は止めてもらいたい、というのは置いておいて、短期的な教育実習とは別に、4年間通して現場に出てもらおうという試みらしい。付属ではなく、地元の学校へ出向いているというのは素晴らしいことだと思う。正直な話、付属の実習と公立校での実習とでは質が全く違う。

 さてさて、何度か指摘しているが、この取り組みのように新しい教員候補は現職の教員により教育されている。当たり前のことなのだが、昨今の教員免許改正の経過過程を見ていると、どうも、新しい教員候補・学生に対してのみばかりに負担を負わせようとしている気がしてならない。大学ばかりでなく、現職が学生を新人教員を「教育」していることをもっと重要視・問題視してもよいのではないかと思う。

Thursday, October 26, 2006

工学部不人気

 工学部が存続の危機らしい。工学部出身の私としてはチョット悲しいが、分からない問題でもない。

知りたい:工学部志望、10年で半減 私学、相次ぎ再編--「資格なく不利」克服へ-大学:MSN毎日インタラクティブ

 記事によると、工学部の受験者が減少しているという事実を持ち出しているが理工系学部のもう一つの柱である理学部の動向が出ていないのがひっかかる。逆に、増加が認められているのは医学系、福祉系である。増加の理由を記事では以下のように示している。
医療系学部は理学療法士などの資格が取れるため、就職を見越した受験生が殺到する状況だ。
 ちょっと調べていないので分からないが、医療系学部で取得できる資格は実務経験は加味されないのだろうか?例えば、工学部でも資格は取得できる、電気工事士などがあるが、こいつは実務経験が必要だ。まぁ、こいつが有益な資格かどうかというのは置いておく。
 一方、工学部の不人気の理由としては、(1)就職に有利な資格取得に直接結び付かない(2)学問の内容が多岐にわたり、高校側が進路指導しにくいなどが考えられるという。
 大まかな分類は、機械、電気、電子、情報、建築、化学だろう。私が学生の頃は、経営工学や土木なんてのもあった。経営工学なんかは名前だけでは何を勉強するのかも分からない。

 資格に関しては将来の職業に見合った資格は取れると思う。先に述べた電気工事士や危険物取扱者など、まさにピンポイントの資格が取得できる。まぁ、そうは言っても志望者が減っているのは事実なので、大学側も手を打つのが普通だろう。その取り組みのひとつが再編だ。

 関西大では、
関西大(大阪府吹田市)は工学部の募集を停止し、「システム理工」「環境都市工」「化学生命工」の3学部に再編する。システム=仕組み作り▽環境都市=街づくり▽化学生命=モノ作り、というキャッチフレーズでアピールする。
 早稲田では、
 早稲田大も96年続いた理工学部を「基幹理工」「創造理工」「先進理工」の3学部に再編。大学院も併設し一貫教育を強調する。
 電機大では、
東京電機大は、これまで工学部に入っていた建築や情報の学科を集めて「未来科学部」を新設。
 武蔵工と上智は、
武蔵工業大(世田谷区)は従来の工学部に加え新たに「知識工学部」を設けて情報関連に特化した教育を目指し、上智大(新宿区)も08年度理工学部を再編する予定だ。
 で各大学の取り組みを見ていると、分かり易い名称ってのがポイントのように思える。しかし、本当に分かり易いか?関西大の「化学生命工」が「モノ作り」に高校生には結びつくと思っているのだろうか?私は結びつかぬ。まぁ、研究内容に沿った名称を付けているのだから間違いないだろう。これで。大学に入学してから「あっちの方が、自分の好みだった」なんてことになってしまわぬよう、改善する必要はあろう。これでは、高校の先生がさらに困惑しそうだ。

 このような、あっちが増え、こっちが減りってのは世の常だと思う。それで、改善・改革が行われ、よい方向へ進めば、これはこれで良いことだ。

Thursday, August 31, 2006

翻訳教室

 東大文学部の講義、翻訳演習の書籍化である。授業内容をそのまま文字化した本書であるが、授業を受けている雰囲気や臨場感が懐かしく感じた。受けてみたい授業の上位3位以内に入る好感触であった。大学入試の参考書、実況中継シリーズといえば分かり易いかしら。例えとしてはチープな感は否めないが。

Amazon.co.jp: 翻訳教室

 一気に読み干してしまった。作者の言うように、課題英文を自分で翻訳し、それから例訳を使って修正してから、疑問を持ち、講義内容を読んだほうがずっとよいと思う。が、しかし。読み出したら止まらない。そうせずとも、なぜここに「ひっかかる」のか、なぜここはすんなりいくのかということが伝わってくる。この、予定調和のないやりとり、これは先の実況中継シリーズと対比しているのだが、それがいい感じに読み手を刺激しているように思う。
 私は、翻訳業務ではないが、仕事でローカライズ業務に翻弄された時期がある。そのときの経験があるから、課題英文を翻訳せずもその雰囲気をうまく掴めたのかなと思う。多く文中に出てくる、「重い・軽い」、「リズムがいい・悪い」など、野球でいうと「キレのある球」や、サッカーなら「今のは決定的でしたね」などという分かるようで分からない言葉をすんなり受け入れることができた。これが、面白さを倍増させたのかと思う。

 この本を読んで思ったことに、著者はイメージを多用していることがある。最近、新しい英語の教授法として「コア・イメージ」や「マインド」といったものがあると思うが、この授業だとこれが効果的に使われている。英文和訳はさんざんやってきたが、訳している時に楽しさはMAX。授業自体を楽しいと思ったことは少ない、というか、ない。レビューに問題があったと思う。しかし、この本が面白いと思ったというこは、レビュー内容、つまり、授業内容が面白いということだ。
 正直、学生時分にこの授業はキツイ。でも、なんとなく授業という感覚が薄いというのも、私が感じたところだ。それは議論があったからだと思う。
 この授業の素晴らしいところは、目指す方向性がはっきりしているところだと思う。先生も、本音かどうか分からないが、生徒の意見に唸り、感服している姿はいい雰囲気作りに必要不可欠だと、私は思っている。

 これは「翻訳」だから、より強く感じることなのかもしれないが、日本語力って必要だなと、改めて思う。本中にも「漢語と大和言葉」というのが出てくるのだが、私はどのように区別するのか分からない。昔、外国人の友達に「日本人なのに知らないの?」と揶揄されたのを思い出した。ちなみに、「音読み、訓読み」も全く区別できない。はぁ~

Sunday, July 09, 2006

爆笑問題×東大

 昨日のNHK教育テレビのETV特集で、東京大学教養学部の駒場キャンパスでの、新入生歓迎シンポジウムが放送されていた。再放送で、かつ拡大版らしいが、私はオリジナルを見ていなかったのでその違いはよく分からない。でも、面白かった。

 基本、爆笑問題・太田氏を軸に話が進められているように感じたが、双方のプチ哲学を聞くことができ擦り合わせにはよい。いい言葉が多かったが、いい言葉ってのは得てして現実味が薄いものだとも思った。その中で、太田氏の言葉、これは立川談志氏の言葉になるのだが、「伝わらないのは、己の技術不足」ってのは耳が痛い言葉だ。

 「知の技法」という東大教養学部文系の必修科目のサブ・テキストがある。ブックオフなんかでは100円コーナーにあるのではないだろうか?読み物としても面白い。

 教養ってなんだろうと自分なりに考えてみた。教養ってのは、結局、結果なんだろうと思う。結果が積もり積もって、淘汰されて、現在に残っているものが教養なのだろう。各業界で、平たく言うと「おばあちゃんの知恵袋」的なことがあるだろう。それが、個人に蓄積されたのが教養人なのではないか。この番組を見て、そう感じた。YouTubeにアップされないかしら。

Monday, May 08, 2006

大学も企業も自分が生き残ることに必死

高校生青田買い:1学期で合格…面談で合格も 大学も必死-教育:MSN毎日インタラクティブ

 「AO入試」を採用する大学が国公私立を問わず急増し、いち早く高校生を囲い込もうという動きが強まっている。高校3年の1学期にあたる5月末に合格を出すことを表明したり、選抜の途中で合格の「内定」を出す私立大も現れた。急激な少子化を背景とする「青田買い」の過熱に、高校側は「生徒が学校で勉強しなくなる」と神経をとがらせている。

 AO入試は、大学が受験生の自己推薦を募り、面接や小論文で選抜する。高校長が日ごろの成績を基に生徒を推す従来の推薦入試に比べ、人物重視の選抜方式とされる。本家米国では多くの大学が早くから取り入れ、日本では慶応大が90年度初めて実施。導入する大学は増え続けている。

 推薦入試では願書の受け付けを11月1日以降とする文部科学省のルールがある。しかし、AO入試に縛りはなく、多くの大学は夏ごろから受け付けを開始する。

 昨年、福岡県太宰府市の第一経済大では、5月末に合格を出すという触れ込みでAO入試の受験生を募った。しかし、応募者はなく、今年は合格発表を7月末に設定する見通し。

 また、愛知県美浜町の日本福祉大は先月受け付けを開始(合格発表は10月)。岐阜県大垣市の岐阜経済大は今月15日から開始する(同11月)。愛知県岡崎市の愛知産業大は、出願前の面談で合格に当たる「出願許可書」(内定)を出す。

 AO入試の広がりについて、大手予備校の担当者は「中には『来れば内定、会えば内定』という大学もある」と明かす。大学見学や面談に訪れた受験生を軒並み合格させるという意味で、選抜の質を疑問視する。夏休み前に進路を決める生徒も増え、進路担当の都立高教諭(39)は「生徒が楽な方へ流れ、勉強しなくなる」と嘆く。

 推薦入試でも80年代後半、大学がいかに早く合格を出すかを競い合い、当時の文部省が95年度から「11月1日」の縛りを設けた経緯がある。【高山純二】

 ◇10年で161校も増加

 文科省によると、国公私立の大学数は05年度が計726校(国立87、公立86、私立553)。10年前の97年度は計565校(国立98、公立52、私立415)で計161校も増加した。一方、大学進学者数は95年度の59万7986人に対し、05年度が56万8336人と約3万人も減少した。07年度には大学・短大の進学希望者数と合格者数が同じ「大学全入」になるとの試算もある。

 ▽AO入試 学生の募集から入試までを担当する米国の大学の「アドミッション・オフィス」(入学事務局)が、名前の由来。大学により選抜方法は異なるが、志望理由などを記したエントリーシート(志願書)を提出させ、面接や小論文で選考するのが一般的。国立では00年度、東北大、筑波大、九州大の3校が初めて導入。文部科学省によると、05年度入試では、国立大では約3割の25校、公立大は2割弱の12校、私立大では約7割の364校が導入した。

毎日新聞 2006年5月8日 3時00分
 少し前の就職活動でも問題になった青田買い。少子化により学生確保が難しくなり、なんとしてでも学生を確保したいという思いが感じられる。

 AO入試自体が悪いわけではない。ましてや、早めに、この記事のように5月に内定を出すことも悪いことではないと思う。確かに勉強しなくなるということも真だが、その後の時間を学生は有意義に使えるメリットもある。大学の勉強の予習をするかもしれない。しかし、記事によると、学生の動向云々ではなく、結局は学生確保、経営安定といった企業経営のためというのはいささか悲しい。もし、自分なら、そのような目的でAO入試を行っているであろう大学には、進んで入学することはないだろう。この判断は難しいが……

 全入時代だからこそ、大学のブランドに価値がおかれる。これからは、今まで以上に受験は激化するだろう。そして、間違いなく大学は二極化する。就職にも影響するでしょう。

Sunday, May 07, 2006

ノートからごみ出しまでを大学で教える

 ちょっと驚いたが、必修としてやることなのだろうかと思ってしまう。もっと他にやりたいことがある学生もいるはずである。

Yahoo!ニュース - 時事通信 - ノートからごみ出しまで=基本教える必修授業-金沢大、今年度から
 「教授が繰り返す部分は重要事項。しっかりメモして」-。ノートの取り方からごみの出し方まで、大学生活の基本を教える授業が、今年度から金沢大学(金沢市)で始まった。背景には、高校までの教育で大学で学ぶための基礎が身に付いていないという実態がある。
 授業は「大学・社会生活論」で、半期の必修科目。「勉学や生活にかかわる必要な基本事項を学び、自らの将来像を考える」ことが目標で、ノートやリポートの書き方、図書館の使い方、健康づくりなどを学ぶ。
 これもゆとり教育の弊害なのか、きっと、それ以前は小学校や中学校などの初等教育で行われていたことなのだろうが、それが大学で帳尻合わせをせねばいけぬ状態になってしまったのだろうか。

Monday, May 01, 2006

耳が痛いお話しかも……

 はてなダイアリーで展開されているZ会のブログに以下のような記事があった。素直になると耳が痛いお話。

Z会 はてなダイアリーver. - 高校生と変わらない意識じゃダメ!

 まず、「教員養成セミナー」を購読していない。立ち読みで済ませてしまう。やはり、投資しなければならないと思いながらも、躊躇する。「英語教育」は時々、気になる特集が組まれているときには購入している。その前にやることがあるのだが……

Wednesday, April 19, 2006

小学校の教員採用で大学推薦

 神奈川県教育委員会が、2006年度に実施する小学校区分の教員採用選考に、全国初の大学推薦制を導入することを発表。県内の大学に限定することなく全国の大学が対象らしい。なかなか、画期的な試みです。 優秀な人材確保と、団塊世代の大量退職に備え教員を確保したいというのが目的か。(asahi.com:団塊世代引退へ大量補充 「先生」争奪戦激化)こういった試みは大抵は横浜がやるんですが、神奈川ですか、以外ですね。通教生も対象に入るのでしょうか?まぁ、日大は小学校教諭の免許状取得は不可なので関係ないですが、玉川は小学校教諭の免許状取得可能でしたよね。対象になるのでしょうか?興味あります。推薦枠は各大学1名となっているので難しいかもしれませんが、成績次第では、といったところでしょうか。

Friday, April 14, 2006

東大の授業がPodcasting

 いいですね、こういう試みは。

asahi.com: 東大の授業、手のひらに iPodに無料配信 - 教育
 東京大学は12日から、一部の授業を米アップルコンピュータのデジタル携帯音楽プレーヤー「iPod」向けに無料で配信する。ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊・特別栄誉教授らの講義を動画付きで聴ける。通勤・通学時間などでも手軽に楽しめる形で授業を公開し、開かれた大学をアピールするとともに、授業の質を向上させる狙いがあるという。

 講義はアップルの音楽配信サービス「iTunes・ミュージック・ストア」を通じ、動画機能付きのiPodにダウンロードできる。東大のウェブページでも12日から見られるようにする。

 小柴教授や小宮山宏学長らが昨年10月から今年1月にかけて東大の1、2年生を対象に講義した「物質の科学」をまず配信する。1回分を20分程度に編集した。今後も、年2回開いている一般向けの公開講座など、配信を増やす方針という。

 東大は他大学とも連携して昨年5月からインターネットを通じて一部の講義の公開を始め、非営利なら教材として使うことも認めている。古田元夫副学長は「これまで授業は講師の聖域だったが、公開することでマンネリ化しがちな授業の質も高まると期待している」と話している。
 東大以外では稚内北星学園大学で同じようなことをしています。他でもやっているかもしれないけれど、私が確認しているのはこれだけ。稚内北星学園大学のは、特別講義だと思います。企業や他大学から講師を招いて講義をするもの。学生時代は楽しみにしていたのを覚えています。

Tuesday, March 21, 2006

大学等における障害学生を支援

 障害者が大学等で勉学できるための支援事業をJASSO(独立行政法人日本学生支援機構)という機構が行っている。今までは、体系的システムが大学側になく、その都度対応していたが、近年では障害者が大学に進学する率も増えており体系的なシステムを構築する必要性を感じているらしく、普及に努めている。

KKSブログ: 大学等における障害学生を支援

 これはとても分かりやすいが、健常者に対しての障害者教育等もそろそろ必須になって良いのではないかと考えている。私が知らないだけで、もう既に、実践されているのならいいのだが、そうでなければ真剣に考えてよい分野だと思う。

 仕事が、俗に言うブルーカラーの仕事からホワイトカラーの仕事に変化している。体に不自由があろうともハンディにならない時代になった。それ以上に、障害者の特徴はマイノリティで健常者からの視点では気がつきにくい点も、新しいフィールドの開拓になるかもしれない。実際、そういうマイノリティの視点から企業家として成功している方もいる。

 つまり、労働者として稀有な素質を持つ者を手放しにするはずがなく、企業での採用は増えるのではないかと考えている。そうなった場合、一緒に働く健常者の素質が大きなポイントになると思う。具体的に、どのような教育が必要かは正直わからないが……

Thursday, March 09, 2006

「近所の子もどうぞ」宇都宮大キャンパスに保育所開設へ

 いまひとつ記事の真意を理解できていない私ですが、ひとつの新しい流れになる予感がします。

asahi.com: 「近所の子もどうぞ」宇都宮大キャンパスに保育所開設へ - 教育
 「大学のキャンパス内に保育所をつくりたい」――。宇都宮大学教授らの働きかけで、この秋、宇都宮市にある同大学内に私立の認可保育所が開園する。同大によると、医学部のある国立大学で付属病院で働く看護師らのために保育所を設ける例はあるが、周辺地域の子どもを受け入れることを設立当初から掲げているのは全国的に珍しい試みという。

 「ゆりかごから老後までみんなに使ってもらえる、そんな地域に開かれた大学になれたら素晴らしいでしょ」。中心になって活動してきた同大教育学部の金崎芙美子教授(63)は、保育所をつくる理由をこう語った。学内に保育所のない時代、働きながら子どもを育て上げた経験がある。

 国立大学の法人化で「地域貢献」がキーワードになると見込んで、03年に構想を具体化。市や大学と交渉してきた。

 近くにある市立保育園の老朽化が進んでいたこともあって移設民営化が決まり、大学からも無償で土地を借りる約束を取り付けた。学内では教職員に働きかけて設立準備委員会を設置。募金で、教授や職員、周辺の商店から計3200万円を集めた。

 保育所の名前は「宇都宮大学まなびの森保育園」。定員は90人で0~5歳児が対象。運営母体として社会福祉法人「峰陽(ほうよう)会」を立ち上げる。大学付属機関にはならないが、教育学部長が理事に就任するなど、大学との連携を図る。

 教授らは10月の開園を心待ちにしている。「保育所ができたら食育のテーマで支援したい」「留学生の利用を見込んで異文化教育をしたい」

 3月で退官する同大工学部の浅野功義教授(65)は、寄付だけではもの足りず、今後も保育所にかかわる決心をした。「4月から教育学部で勉強し直して保育士の資格を取ります」。資格取得までの2年間は「用務員のおじちゃん」になり、子どもたちと対話するのを楽しみにしている。

 金崎教授は言う。「法人名の『峰陽』はキャンパスのある峰町と陽東の住所から名付けました。抱擁、愛の意味もある。しっかりと抱きしめて保育所から愛を広げていきたい」
 職員の子ども専用というのではなく、地域に開かれた保育所が大学の敷地内にできるのが国内初ということですよね。国立大学の法人化が契機らしいが大学に作るメリットがいまひとつ掴みきれない、私です。

 「新しい流れ」と書いたのは、親が子どもと触れる時間が減ったと、行政やお偉いさんは発しているが、対策としては働く場に保育所ないしそれに準じる施設がない限り、今の仕事のスタイルからすると改善しない。一緒に出社し、一緒に退社し、一緒にお昼を食べる、などのことができるのが、今の仕事スタイルでできる最大限のことではなかろうか?ということ。

Saturday, December 31, 2005

教員採用 業績が同等なら女性優先 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 女性の割合が少ないという理由での処置だと思うが、このようなことを明言しなければならない現状に一抹の寂しさを感じつづけている。「差別はいかん」といいながら公然と差別を行っているこの矛盾はどうになならないものだろうか。

教員採用 業績が同等なら女性優先 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 名古屋大は27日、教授など教員の採用で、研究や社会貢献などの業績が同等であれば、新年からは女性を優先して採用するとの方針を発表した。4年制総合大学では初の試みという。

 同大学では、助手を含む全教員のうち女性は10・9%にとどまっており、2010年には16・2%に引き上げることを目標にしている。22のうち12の研究科・学部ですでに今回と同様の採用方針を取っているが、大学全体での取り組みに拡大する。

 国立大学協会によると、大学教授の女性割合は、米国13・8%(1998年)、フィンランド18・4%(同)、フランス13・8%(97年)の一方、日本は4・1%(98年)にとどまっている。
 「優秀な人材をとる」この一言で全てが片付くはずなのに「女性を優先」などと明言することで過ちを繰り返すようなことを、わざわざする意味が理解できない。

 世間一般、特に教育界ではこのようなアナウンスがないといけないくらい凝り固まってしまっているのかと思うと呆れてモノもいえない。

Friday, October 14, 2005

囲碁で養う考える力

 おそらく、こういった取り組みは前々から行われていたと思う。囲碁であれ、将棋であれ、チェスであれ、算盤であれ。今回注目すべきは「単位」として認定されたことだろう。自分が学生で履修する資格があるならば履修すると思う。

東大、「囲碁で養う考える力」を開講 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 東京大学は今月、日本棋院のプロ棋士を講師に招き、全学自由研究ゼミナール「囲碁で養う考える力」を開講する。対象学生は教養学部1、2年生で、原則初心者。

 授業は来年1月まで計13回行われ、2単位が認定される。同ゼミナールではこれまでも囲碁の授業が行われたことがあるが、プロ棋士による本格的な指導は初めて。

 教育現場での囲碁の普及を進めていた加藤正夫・前日本棋院理事長が東大に提案して実現した。講師は石倉昇九段、黒滝正憲七段、梅沢由香里五段の3人。授業は18日から始まり、マナーやルールの入門編から、19路盤での対局まで指導する。
 このような相手ありき、ルールありきの攻防の術は、経済には必要不可欠の要素だ。最近の株の問題などもすべてこの原則に則っている。自分としては、小学校や中学校でこのような授業をする方がよいのではないかと、密かに思った。密かにである…

 就職試験でこのようなロールプレイングを課せられたことがある。もっと単純なものだったが、その場でルールを説明されて、目的を設定され、何人かでチームを組んで行った。どこを押さえれば一番効率がよいか、相手の出方を予測し、どれだけ自分たちの望むような動きができるか、など色々な能力、すなわち考え方をこのゲームで見ることができる。このような力を新たに欲しいのか、それともこのような力を持っていないとやっていけないのか、分からないが、確実に選考の基準になっている。求められる能力・力なのである。

 私が、小中学生だった頃、OX(まるばつ)ゲームや7・5・3(しち・ご・さん)なるゲームがあった。これも、囲碁や将棋ほどではないが、考える力を養うイイ題材だと、今思った。今の小中学生はやっているのだろうか?こういったゲームを。それとも、もっとすごいのやっているのかしら?知っている人がいたら教えて頂きたい。

 低年齢で、「相手を出し抜く」「相手の裏をかく」などのネガティブな面が増長するのではないかと懸念する声も聞こえてきそうだが、モノの考え方の順列・プロセスはこの時期に確立されると思う。その確立されたプロセスを高校生ならまだしも、大学生が変える、習得するということは、かなりの労力を伴うのではないだろうか?

 語学然り、モノの考え方などは経験がモノをいうと考えている。1日2日で身につくようなものではないと。そうなると、小学校・中学校が過密になってしまうので、習得の労力などを考慮した抜本的なカリキュラム改革も検討しなければいけない時期なのかもしれない。

 今、ANNの「報道ステーション」を見ながら書いている。今話題のMACアセットマネジメント(通称:村上ファンド)の村上世彰さんが出演している。最近、露出が多く、彼の話を聞く機会が増えた。実に理路整然と、的確に、時にはぐらかしながら、冗談も交えて質問に答えている。ホリエモンや三木谷さんと比べて、個人的には好感の持てる、自分にできるなら真似したい話し方だ。正直、嫉妬する。個人的な経験からも、上記で述べたような力を、もしくはこのような力を習得できるだけの下地を義務教育で培えられたらと思う。

 如何なものでしょう?

Tuesday, October 11, 2005

工学系女子は厳しい!? プロの研究者1~2%

 理工系の学会で組織する男女共同参画学協会連絡会の調査結果らしい。学生会員と一般会員の男女比率に乖離があるとのこと。しかし、大学院に進学する者はほとんど全ての人が何らかの学会に所属するのが当たり前である。発表の機会は学会に所属していないとないためである。そのため、院生の会員率というのはほぼ100%だと思う。

工学系女子は厳しい!? プロの研究者1~2% : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 工学系の女子大学院生がプロの研究者になる道は、生物・医薬系に比べはるかに厳しい――こんな実態が、理工系の学会で組織する男女共同参画学協会連絡会による調査でわかった。43学会(会員計約40万人)を調査。大学院生などの学生会員と、大学や企業、研究所などの研究職からなる一般会員についてそれぞれ女性が占める割合を学会ごとに算出した。

 生物・医薬系では女子学生は30%、一般で10~20%が女性だった。これに対し、土木や機械系では女子学生が5~10%いるのに一般になると1~2%と極端に低く、大学院まで進んだものの、一般会員である研究職には就けない傾向がうかがえた。
 ここでの大学院とは博士課程を指すのか修士課程を指すのか分からないが、今は修士課程では研究職に就くのは難しい。これは男女を問わずである。特に工学系は大学院への進学率も高く、学部卒のほうが珍しいくらいだ。即ち、修士課程で修了する工学系の学生が一番多いということになる。一昔前は、院へ行けば研究職に就くのが当たり前のように思われてきたようだが、今は違う。深い知識をもつ者だからこそ、マーケティングや企画などで活躍する人が多い。

 長くても2年単位でものを考える会社経営では、予測する力がモノをいう。利益を上げながら研究しなければならないので、無駄な投資は絶対にできな。そういったロスを最小限に抑えるためにも技術動向を考えられる人間が企画やマーケティングで働く必要がある。そして、近年のIT化により、技術力に差がつきにくくなってきたのも理由のひとつだろう。最近、高品質という言葉をあまり聞かなくなったと思う。一昔前は、同じ製品でもランクがあり、上位ランクは高品質を売りにしていたはずだ。特筆たる技術研究・開発が会社経営を圧迫し、にもかかわらず、大きな利益や宣伝にもならない。こういった、社会構造の変化も考えられる。

 特にこの記事で取り上げられている土木・機械系となると研究職の道は狭い。本当は、男女に関わらず研究者への道は険しいと言いたいところだが、特に土木・機械系は女性を排除する体質がまだある。