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Saturday, December 06, 2008

喫緊より保険が大事

好きなのに指導が苦手とは
これいったい、どういうことでしょう?

理科、好きだけど「指導苦手」 公立小の学級担任 - 47NEWS(よんななニュース)

この記事でわかることは、
教員の9割は理科が好きで
教員の半数は理科の指導が苦手だと
思い込んでいる
、ということである。

指導の善し悪しを自分のものさしで
よいものかどうか?

100人に1人いるかいないかの
不適切教員のあぶりだしと、
二人に一人が不安に思っている
小学校理科の教科指導、
どちらに力を入れているかは一目瞭然。

同じようなパワーバランスに
小学生のケータイ所持のはなしがあった。

あるかないかわからない不測の事態への備え
として所持させたい親もいれば、
眼前のネットいじめ、ネット犯罪を避ける対策
を考える親もいる。

保険会社がウハウハになり、
年金がガタガタになるのも
きれいにつながるもんだ。

Sunday, May 04, 2008

数学教育へ一石か

 個人的にショッキングな記事である。

薬のことなら薬事日報ウェブサイト - 【ヘルスハイライト】身近な具体例の利用は数学学習の助けにならない

生徒が数学を学ぶときに、「現実世界」の具体的な例を用いることは有用でないことが米オハイオ州立大学の研究によって示され、米科学誌「Science」4月25日号で報告された。具体例を用いて数学的概念を学んだ大学生は新しい状況にその知識を応用することができなかったのに対し、抽象的な例で同じ概念を学んだ学生は、異なる状況に応用できることが多いことがわかったという。

 なんとまぁ。かなり意外である。この認識は、教育界では暗黙知の部類に入るらしい。記事でもふれられている。

この論文の著者の一人、同大学認知科学センター教授のVladimir Sloutsky氏は「この知見は、教育界で長い間信じられてきたことに疑問を投げかけるもの。具体例の利用が有効であるとの信念は深く浸透しており、これまで疑問視されることも、検証されることもなかった」と述べている。

 まず、注意するポイントは「算数」でなく「数学」である。が、記事を読んでいるとどうも違うらしい。

よく出題される文章題としては、2つの列車が別の町を互いに向かい合って出発し、異なる速度で走るといったものがあるが、

 これは数学か?一次方程式で考えるほうが確かにはやいが、日本では小学校4年か5年くらいの算数の領域でないか。

 英語で算数は arithmetic と書くこともあるが、calculation が妥当だと思う。上記引用のよくある文章題は、考え方は数学であろう。ということは、日本の理数教育がずれているのか?まぁ、こんなことはどうでもよい。

 抽象的概念を異なる状況に応用することができるかどうかということは、心理学の講義でやった記憶がある。どのような実験だったか、実験名や誰が行ったかということがすっぽり抜けている。

 まぁ、日本では分かりやすいが神である。そのためには具体であるほうが、近づきやすい。

See also
身近な具体例の利用は数学学習の助けにならない - ミカ教授の特別支援教育情報

Monday, August 13, 2007

「工学」って……

 電気や機械でしょう?ってのが、共通の認識でしょうか。

T lounge blog::東京大学工学部広報室 - 人力検索はてな

 なかなか面白いことをしているなぁというのが正直な感想。で、現場では「もしかして……」ってのがあったのだろうなぁと、推測できる。

工学 - Wikipedia

Friday, August 10, 2007

宇宙教育

 暑い、暑すぎる。とろけそうだ……m(_ _;m)

 期待できる科学教育が昨日(8月8日)の読売新聞・朝刊に載っていた。同じようなことを考えている人が、世の中には必ずいるものだと、改めて思った次第であります、はい。

無重力、人工衛星…謎に迫る : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 「宇宙に関することなんて、何も役に立たないのではないか?」という声が聞こえてきそうだ。実際、私も実社会でどう役に立つのか、うまく説明できる自信はない。しかし、「これはよい」と思ったので、そのことを述べたい。

 「科学とは何ぞや?」ということが子どもたちに伝わるのではないか。なぜ理学博士がPh.D.なのかということも伝えられることができると思う。

Ph.D. - Wikipedia

 そして、宇宙のこととなると、アインシュタインは外せないと思う。アインシュタインの理解は、古典力学の理解、そして、直感的な宇宙の理解の助けとなると、私は考えている。これは、野口悠紀雄氏の言葉を借りると「パラシュート学習法」の効果があるのではないかということである。

 本日(8月9日)、Endeavour号が打ち上げられた。私は知らなかった。読売の記事もこれに合わせたのかもしれんけど、まぁ、それはいい。

スペースシャトル「エンデバー号」、打ち上げ成功

 搭乗員には現役教諭のBarbara Morgan氏が搭乗している。上記の記事にもあるが、1984年に「Teacher in Space」というプロジェクトが立ち上げられたが、86年のChallenger号の惨事があり延び延びになっていた。この授業を受けられる子どもたちは幸せモノである。羨ましいなぁと思うと同時に、私がこのように羨ましがられることはあるのだろうか?と鬱になってみる。

Monday, March 19, 2007

工学部でも国語が必須

 非常に興味深い。工学部でも国語が必須入試科目となるようだ。

09年度入試から京大が工学部を国語必須に / 教育ニュース - 教育情報サイト eduon!

 工学部の国語必須化だけでなく、経済学部の数学系の問題を必須とすることにした。経済学部は数学必須である。なぜ、数学が入試問題で必須でないのか不思議。他大学はどうなのか、調べていないのでわからないが、社会系との選択科目だったのかしら。

 受験生には負担増だと思う。なので、英語は入試科目から除外してもいいのではないでしょうか?

西本清一副学長・工学研究科長はこの決定に関して理系の総合力の必要性に国語の力が不可欠・分離融合で心材を育成すると発表し、関西の主要な大学で2次試験に国語を課している初の例となる。
経済学部では論理的表現力をみる論文入試のほかに数学的な思考をみる理系型入試を設けた。

 改革の理由が上記のようなので、英語はまったく必要ないのではないでしょうか。むしろ、英語の勉強に時間をとられてしまうので、足枷になっているという意識はあるはずだ。如何でしょうか、京大さん?

Thursday, October 26, 2006

工学部不人気

 工学部が存続の危機らしい。工学部出身の私としてはチョット悲しいが、分からない問題でもない。

知りたい:工学部志望、10年で半減 私学、相次ぎ再編--「資格なく不利」克服へ-大学:MSN毎日インタラクティブ

 記事によると、工学部の受験者が減少しているという事実を持ち出しているが理工系学部のもう一つの柱である理学部の動向が出ていないのがひっかかる。逆に、増加が認められているのは医学系、福祉系である。増加の理由を記事では以下のように示している。
医療系学部は理学療法士などの資格が取れるため、就職を見越した受験生が殺到する状況だ。
 ちょっと調べていないので分からないが、医療系学部で取得できる資格は実務経験は加味されないのだろうか?例えば、工学部でも資格は取得できる、電気工事士などがあるが、こいつは実務経験が必要だ。まぁ、こいつが有益な資格かどうかというのは置いておく。
 一方、工学部の不人気の理由としては、(1)就職に有利な資格取得に直接結び付かない(2)学問の内容が多岐にわたり、高校側が進路指導しにくいなどが考えられるという。
 大まかな分類は、機械、電気、電子、情報、建築、化学だろう。私が学生の頃は、経営工学や土木なんてのもあった。経営工学なんかは名前だけでは何を勉強するのかも分からない。

 資格に関しては将来の職業に見合った資格は取れると思う。先に述べた電気工事士や危険物取扱者など、まさにピンポイントの資格が取得できる。まぁ、そうは言っても志望者が減っているのは事実なので、大学側も手を打つのが普通だろう。その取り組みのひとつが再編だ。

 関西大では、
関西大(大阪府吹田市)は工学部の募集を停止し、「システム理工」「環境都市工」「化学生命工」の3学部に再編する。システム=仕組み作り▽環境都市=街づくり▽化学生命=モノ作り、というキャッチフレーズでアピールする。
 早稲田では、
 早稲田大も96年続いた理工学部を「基幹理工」「創造理工」「先進理工」の3学部に再編。大学院も併設し一貫教育を強調する。
 電機大では、
東京電機大は、これまで工学部に入っていた建築や情報の学科を集めて「未来科学部」を新設。
 武蔵工と上智は、
武蔵工業大(世田谷区)は従来の工学部に加え新たに「知識工学部」を設けて情報関連に特化した教育を目指し、上智大(新宿区)も08年度理工学部を再編する予定だ。
 で各大学の取り組みを見ていると、分かり易い名称ってのがポイントのように思える。しかし、本当に分かり易いか?関西大の「化学生命工」が「モノ作り」に高校生には結びつくと思っているのだろうか?私は結びつかぬ。まぁ、研究内容に沿った名称を付けているのだから間違いないだろう。これで。大学に入学してから「あっちの方が、自分の好みだった」なんてことになってしまわぬよう、改善する必要はあろう。これでは、高校の先生がさらに困惑しそうだ。

 このような、あっちが増え、こっちが減りってのは世の常だと思う。それで、改善・改革が行われ、よい方向へ進めば、これはこれで良いことだ。

Friday, October 13, 2006

RiSuPia

 昨日のNHK首都圏ネットワークで「文化流行最前線 ~化学の魅力~」として興味深い施設が紹介されていた。

リスーピア RiSuPia パナソニックセンター東京

 素数ホッケーがとても印象に残っている。個人的にこういう類のモノがスキなのでいろいろな場所にできて欲しいなと思う次第です。ここにレビューがあります。

isologue: RiSuPiaに行ってきた(+日本の理数系人材戦略の未来)

楽しそう。

Tuesday, April 18, 2006

経産省が教育活動へ

 「理系離れ」といわれるようになり長いが、そんなにひどいのかと再確認するような行動です。

経産省も理科離れ対策 理系の人材授業へ派遣 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 経済産業省は来年度から、理科教育に意欲のある技術者や研究者を「モノ作り博士」として地域ごとに登録し、小中学校の理科の授業に派遣する人材バンク作りに乗り出すことを決めた。子供たちの理科離れを食い止め、日本の産業技術を支える人材を育成する狙いがある。

 ◆文科省とは別事業で

 バンクは都道府県ごとに一つ以上を設置。研修を経て「モノ作り博士」に認定したうえで、小中学校などの求めに応じて教育現場に送り込む。

 経産省はすでに、科学教育関係のNPOや理工系学生が起業したベンチャー企業、科学技術系の博物館など、人材バンクになりうる組織のリストアップに着手した。今年度中に数か所で試行したうえで、来年度から全国的に本格稼働させたい考えだ。来年度予算の概算要求には約10億円を盛り込み、バンク作りを財政支援する。謝礼を出すかどうかの判断は、各バンクに委ねる予定だ。経産省は当初、文部科学省の理科教育支援策の一部として、産業界の人材を学校現場に派遣しようとしていた。しかし、「自らは予算を取らず、他省の施策に口だけ出すつもりか」(文科省基盤政策課)と難色を示されたため、独自に事業展開することにした。
 やることは「でんじろう先生を増やそう」ってな感じでしょうか?

 しかし、記事にある文科省とは別でってのが、いかにもって感じでイヤです。「自らは予算を取らず、他省の施策に口だけ出すつもりか」って聴く耳は持ちましょうよ……

Monday, November 14, 2005

工業高校生、久しぶりに「金の卵」

2007年問題に備えて、各企業が技術者の卵を欲しがっているというのが根底らしい

河北新報の記事より。以下、引用
大量定年目前 工業高校生、久しぶりに「金の卵」 仙台

 仙台市内の工業高校に、関東や東海地方の大手メーカーからバブル期に迫る求人が押し寄せている。業績回復に加え、団塊世代の大量定年が目前に迫り、製造業各社が人集めに走っている。来春卒業予定の3年生は久しぶりに「金の卵」扱いを受けるが、生徒側は地元志向が強く、求人・求職のミスマッチも目立ってきた。

 宮城工業高(青葉区)では、県外企業への就職希望者39人に対し、292社から求人があり、求人倍率は7.5倍。県内企業を希望する生徒の求人倍率2倍を大きく上回る。県外希望の就職内定者は1日現在ですでに31人に上り、前年実績と並んだ。

 内定先は、トヨタ自動車やホンダなど日本を支える大企業が中心。進路指導部長の鈴木康弘教諭は「東海や首都圏などの自動車が好調。団塊世代が大量に退職し始める2007年問題に備え、各社が技術者の卵を大量に欲しがっている」と説明する。

 仙台工業高(宮城野区)でも、県外就職希望者の求人倍率は8倍。内定者は22人(10月20日現在)で、すでに今春実績を6人上回った。「担当者が直接学校を訪れ、ぜひうちに来てほしいと生徒に頼み込む企業もある」(進路指導部)という。

 県内就職を希望する生徒が多い普通高校でも、県外企業から求人が相次ぐ。明成高(青葉区)では、7日現在の内定者33人のうち県外が10人を占め、地元希望者より早く内定する傾向が見られる。

 都道府県別の高卒予定者求人倍率をみると、7月末現在、東京3.65倍、愛知2.05倍に対し、宮城は改善はしているものの0.76倍と低い。地元企業の業績回復の遅れが影響している。

 特に仙台の場合は、東北各県からも就職希望者が集まるため、数字以上に厳しい状況だが、就職希望者の9割は地元志向だ。
 企業の就職試験は1次募集が終わり、2次募集に入っているが、この時期でも地元志向の生徒が多いという。県外企業からの求人は2次募集に入っても好調だが、各高校では「県外からの豊富な求人が無駄に終わる可能性もある」とみている。

2005年11月14日月曜日
 いつもながら、社会は、特に企業は「その場しのぎ」の対策しかしないなぁという印象だ。地震と違って十分に対策を練れる問題なのに、また、同じような問題を繰り返そうとしている。なぜ、計画的な雇用ができないのだろうか?それほど、社会とは激流なのか?いつも疑問に思う。計画的な雇用は、働いている人、これから働く人の心の安定に大きく関わってくる。

 ニートやフリーターを突く社会の流れだが、企業の雇用体制を突くのが本論ではなかろうか?

 今回の仙台の事例でも、需要と供給のミスマッチが既に現われているようだ。倍率だけ見たら、バブル時期のそれと同じ数字かもしれないが、ナカミは違う。特に地方からの求人だと、高校生はなかなか具体的なビジョンを想像できないし、ためらうのではないだろうか。社会人になれば、それこそ、いつ地方に飛ばされるか分からない。きちんと学生に伝わっているだろうか?就職場所は、ほんとうは誰にも分からない。これが事実だと思っている。

 実際に、私の身近にもこれがある。採用は関西でも勤務地は東京。地元で就職して10年働いたが、合併で東京へ単身赴任。これが、現実である。ならば、東京や大都市の会社に就職し、ある程度安定した勤務地を保証してもらったほうが、精神的に楽ではなかろうか?大都市なら、働きながら大学にも通える、他の道も見ることができる。これをよい機会だと考えられる、考えさせることが学校には必要ではなかろうか。

 工業高校の生徒が来年も、金の卵としてもてはやされる保障はない。働きながら考えるのも、悪くはない。

Thursday, November 03, 2005

脱「算数嫌い」注目の教科書

産経新聞の記事より。以下、引用
「繰り返し」「面白く」重点 大学教授ら編集
 算数がわからない-。そんな子供たちのための心強い「教科書」が誕生した。「自分で学べる」ことに重点を置いた『学ぼう!算数』(数研出版)。大学生の学力低下の原因が小学校教育、とくに教科書にあるとする大学教授らが今春から順次、発行にこぎつけた。学習指導要領にとらわれない編集で検定を受けていないが、試用した学級では、平均点が12点以上アップ。副教材として採用する私立小学校もあり、評価が高まっている。(安本寿久)
 編著者は京都大経済研究所の西村和雄教授(58)と埼玉大経済学部の岡部恒治教授(59)。西村教授らは、大学生の学力低下の実態を明らかにした『分数ができない大学生』『小数ができない大学生』の編著でも知られる。
 大学生なのに中学二年レベルの連立一次方程式が解けない、マイナスの入った四則演算ができない、異分母の分数の引き算がわからない…。「その原因を探っていくと、不合理なカリキュラムの教科書が問題だとわかった。数学(算数)はある程度、繰り返しで学習していくものだから、自学自習できる良い教科書が必要だと訴えてきたが、だれもつくらないので三年半前、自分たちでつくろうと考えた」と西村教授は言う。
+-×÷
 『学ぼう…』の最大の特徴は、小学一年から六年までの内容がらせん階段のように繰り返し出てくることだ。例えば三年用では割り算を学んだ後、比と分数に進み、小数へとつながっていく。現行の教科書では小数は四年で、比は六年で学ぶが、「割り算と分数、分数と比は一体で考えた方が理解しやすいし、早く学んで繰り返し考えていくことが大切」という判断だ。
 こうした学習進度は一九七〇年代の日本では当たり前のことだったが、ゆとり教育の推進で他国より遅くなった。日本では現在、二けたまでの足し算・引き算を二年で学ぶが、インド、韓国では一年で教える。五年で学ぶ同分母の分数の足し算・引き算は、韓国では四年、インドでは三年。大学生が苦手とする異分母の分数の足し算・引き算はインドでは四年で学習するにもかかわらず、日本ではようやく六年で学ぶ。現行の教科書は減量化とともに教える順序に合理性がなくなった、と西村教授は指摘する。
 「その上、演習問題は平成十四年度の学習指導要領で三分の一に減らされた。それ以前も減らし続けており、五〇年代と比べれば、子供がこなす(勉強)量は四分の一しかない」
+-×÷
 『学ぼう…』は「考えてみよう」で絵を交えて丁寧に説明した後、例題と解き方にページを割き、練習問題と解答を手厚く載せている。子供に親切な編集が大方針。表現と文章の長さをめぐって、大学教授と小学校教諭が激論し、六回も書き直した単元もある。
 岡部教授は「小学生がわかりやすく、面白く、と考えて編集した。たとえ教師の説明がなくても、塾に行かなくても、算数がわかる内容になっている。今の薄っぺらな教科書を見直すきっかけにもなれば、と期待している」。西村教授は「算数嫌いをなくすことは勉強嫌いをなくすことだし、子供に自信を持たせることにつながる」と話す。

 『学ぼう…』に執筆協力した東京都杉並区の小学校教諭が一昨年、原稿の段階で三年生に小数単元を学ばせた後、業者テストを受けさせると平均点は89点で、全国平均(78点)を上回った。そのまま一学級(二十六人)で学習を続け、今年二月に同区の学力調査を受けたところ、平均点は区平均73・9点に対し、86・31点。学習目標への達成率は92・3%に上った。
 京都市左京区のノートルダム学院小学校では今年の夏休み、『学ぼう…』を六年生と四年生の一部が副教材に使い、来年度から全学年で使用することを決めた。
 同校の算数研究部長、六車陽一教諭(32)は「学習指導要領より早く出てくる単元もあるので、難しすぎるのではないかと校内で議論したが、使ってみると、文章題が多く、難しい『割合』の単元でも子供がスムーズに入っていけた。子供がイメージをわかせやすい記述で想像力も養われる。一つの単元が何度も出てくるので、その都度、知識や理解度をチェックできるのもいい」と話す。
 京都府精華町のNPO国際教育開発機構は、『学ぼう…』を英訳して開発途上国などに贈ることを計画している。
 「この本は、日本の教科書が削減したものを体系的に扱っているほか、子供が自分で解き方を学べる内容になっている。これからの世界では『自ら学ぶ力』が大切なスキルになる。世界のスタンダードな教科書になれる内容になっている」
 今年三月まで聖母学院小学校(京都市伏見区)で校長を務めていた楠井昭生代表(62)はそう評価している。
 数学に限らず、教科書はもっと楽しく書けるし、面白いものになり得ると思う。私は常々「教科書はなぜ小難しく書かれるのだろうか」と思っていた。参考書然り、如何にも教科書というものは多い。「やさしい…」などの参考書と書いてあること、つまり、情報は変わりないのに読み易さは雲泥の差がある。今回の記事は、数学のカリキュラムを段階的・螺旋的に繰り返し学べるよう工夫したもので、私が言う「読み易さ」とは違うが、教科書の変化には敏感になっている。

 今後、教える内容も増え、複雑化するのは目に見えている。カリキュラム、教科書の役割は大きく変わらなければ対応しきれないだろう。

Tuesday, October 11, 2005

工学系女子は厳しい!? プロの研究者1~2%

 理工系の学会で組織する男女共同参画学協会連絡会の調査結果らしい。学生会員と一般会員の男女比率に乖離があるとのこと。しかし、大学院に進学する者はほとんど全ての人が何らかの学会に所属するのが当たり前である。発表の機会は学会に所属していないとないためである。そのため、院生の会員率というのはほぼ100%だと思う。

工学系女子は厳しい!? プロの研究者1~2% : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 工学系の女子大学院生がプロの研究者になる道は、生物・医薬系に比べはるかに厳しい――こんな実態が、理工系の学会で組織する男女共同参画学協会連絡会による調査でわかった。43学会(会員計約40万人)を調査。大学院生などの学生会員と、大学や企業、研究所などの研究職からなる一般会員についてそれぞれ女性が占める割合を学会ごとに算出した。

 生物・医薬系では女子学生は30%、一般で10~20%が女性だった。これに対し、土木や機械系では女子学生が5~10%いるのに一般になると1~2%と極端に低く、大学院まで進んだものの、一般会員である研究職には就けない傾向がうかがえた。
 ここでの大学院とは博士課程を指すのか修士課程を指すのか分からないが、今は修士課程では研究職に就くのは難しい。これは男女を問わずである。特に工学系は大学院への進学率も高く、学部卒のほうが珍しいくらいだ。即ち、修士課程で修了する工学系の学生が一番多いということになる。一昔前は、院へ行けば研究職に就くのが当たり前のように思われてきたようだが、今は違う。深い知識をもつ者だからこそ、マーケティングや企画などで活躍する人が多い。

 長くても2年単位でものを考える会社経営では、予測する力がモノをいう。利益を上げながら研究しなければならないので、無駄な投資は絶対にできな。そういったロスを最小限に抑えるためにも技術動向を考えられる人間が企画やマーケティングで働く必要がある。そして、近年のIT化により、技術力に差がつきにくくなってきたのも理由のひとつだろう。最近、高品質という言葉をあまり聞かなくなったと思う。一昔前は、同じ製品でもランクがあり、上位ランクは高品質を売りにしていたはずだ。特筆たる技術研究・開発が会社経営を圧迫し、にもかかわらず、大きな利益や宣伝にもならない。こういった、社会構造の変化も考えられる。

 特にこの記事で取り上げられている土木・機械系となると研究職の道は狭い。本当は、男女に関わらず研究者への道は険しいと言いたいところだが、特に土木・機械系は女性を排除する体質がまだある。