Wednesday, August 29, 2007

妖しい赤茶

 涼しい。長袖のシャツを出した。秋の虫の声が聞こえる。昨日の皆既月食は見ることができなかった。とても残念だ。しかし、あの雨のおかげで暑さから離れることができた。複雑な気持ちだ。

 昨日のニュースでは、北海道ではキレイに見ることができらしい。とてもはっきりと見えることに、チョット感動した。私は自分の目で見たことがない。知識としては知っているが、実際の様子も記憶にない。

2007年8月28日 皆既月食 ギャラリー

 あんなに妖しい赤茶色になるなんて。

 しかし、季節がガラッと変わってしまった。まぁ、また暑くなるだろう。

英語は「やさしく、たくさん」―中学レベルから始める「英語脳」の育て方

 やり直すのなら、とことん基礎から。

Amazon.co.jp: 英語は「やさしく、たくさん」―中学レベルから始める「英語脳」の育て方 (講談社パワー・イングリッシュ)

 著者の伊藤サム氏はジャパンタイムズ編集局次長、『週間ST』編集長という肩書きである(ソースは本書)。新人記者研修で行っている教育がベースとなっている学習法である。

 野口悠紀雄氏の「パラシュート勉強法」(『「超」勉強法』、講談社文庫、2000年)の視点から考える。野口氏のこれは分からないところは、とりあえず飛ばして、先へ進めといっている。そうすれば、基礎的なことへの「気づき」の視点が生まれるというもので、ひとつのトリガーを提供する自己学習法である。

 この「やさしく、たくさん」にも、この基礎への気づきという視点が含まれているように思われる。理由は新人記者が英語ネイティブであるということだ。基礎は難しい。それは、概念の理解になるのだから。抽象を具体へという変換作業をするためには知識が必要であるからだ。経験がなければ気づくことは難しいと思う。しかし、初学者には絶対的にそれが不足している。だから「たくさん」なのだ。

 「やさしく」の定義は難しい。本書では、はじめは、中学英語からと書いてあるが、自分が感じる「やさしい」を早く見つけることが必要だ。それはなにか?本書では「i + 1」と示している。iは自分の英語思考可能レベルとある。英語思考可能レベルとは、日本語を介さず英語で考えるということだろう。多くの人にとっては、これが中学レベルということらしい。

 さて、本書の内容は氏のホームページを基としている。

伊藤サム 英語の世界

 なので、それを読めば本書を手に取る必要はない。しかし、氏のサイトはお世辞にも読みやすいとはいえない。むしろ、本気で氏の教えを請うモノしか受け付けぬというメッセージのように思える。

Tuesday, August 28, 2007

言語の脳科学―脳はどのようにことばを生みだすか

 肉厚な内容。

Amazon.co.jp: 言語の脳科学―脳はどのようにことばを生みだすか (中公新書)

 「言語をサイエンスに」という酒井邦嘉氏の思いが色濃い。もちろん、その部分は賛成であり、情報工学での活用も考えられるので、丹念に研究がなされてほしいと思う。しかし、本書を見ると、翻訳ソフトはまだまだだなぁと改めて思う。

 この手のはなしは、分野別ではなく、時系列で述べてもらえると、私はすんなり理解できることが多い。分野ごとで述べられているのであるが、2章を読んでいるのに、7章に詳しいとか書かれていると「なんだかなぁ」となってしまう。まぁ、これは私の嗜好である。

 チョムスキーの言語生得説を仮定して論じてあるので、現在の言語学、認知言語学、応用言語学の問題点を知るのによい。本書では、今までの論文を言語生得説の立場から批判している。しかし、紙面の関係上、とてもあっさりした批判に終始している感が否めない。然るに、その妥当性を解決するためには、他の書籍を見ながら、「ふむふむ」などとしなければならないだろう。そんな書籍も、時間もないので私はやっていないが、精読するならば、参考文献を手元におく必要がある。

 以下のサイトに、本書のためのチェックポイントのようなものがある。

英語教師のための認知科学・認知哲学

 「現在、常識・定説として何があるのか」ということをこのリストから考えることができる。読む際の助けとなるだろうと思う。私は読み終わってから知ったのだが……

Monday, August 27, 2007

知的複眼思考法

 量子力学ですな、こりゃ。

Amazon.co.jp: 知的複眼思考法

 社会学でも、社会現象の一般化というのであれば、その基礎・基本は科学と同じか。本書を読むにあたり、いくつかのレビューを見た。その中には「クリティカル・シンキング」であるとするモノがいくつかあった。私はクリティカル・シンキングに疎い。しかし、科学となれば違う。

 もし、私が本書から受けた印象、量子力学というものと、いくつか言及のあるクリティカル・シンキングというものが合致するのなら、理系人間はニュートン力学から量子力学へ移った理由を自分なりに理解できた、その感覚を再利用できる。

 思考法そのものの理解は困難ではない。しかし、これを利用するとなるとどうしても知識が鍵となる。知識がなければ、複眼的に問いを立てることができないだろう。そして、論理的一貫性を確保する力、それを批判する力。もっとも大切だと思われるのは、己の価値観や感情、情緒などの主観の扱い方だ。

 久しぶりに時間を忘れて読んだ。何度も読み直したほうがよい1冊だ。先日書いた、『英語教育7つの誤解』は英語教育に対する複眼思考法を実施している書籍だと思う。

Sunday, August 26, 2007

出席番号

 ほうほう。

ねたミシュラン 千葉県マジで?!

 マジらしい。まぁ、五十音順ってのもなんでかなぁって考えれば謎だ。

 小学校低学年では、早生まれに関することがあるので、把握し易いってのが理由として考えられる。その後は、それほど意味はないのだが、一貫性として公教育ではってところだろう。

 男女別で番号があてられていたのが、混合でとなった。変えようと思えば、いかようにも変えられるということだろう。

英語学習7つの誤解

 英語科教育法の授業でとりあげられた議題が散見する。そこでも意見が分かれることが多かったが、英語教育に携わる者としては常識的なことばかりである。

Amazon.co.jp: 英語学習7つの誤解 (生活人新書 229)

 まず、本書に示されている英語学習の誤解は以下
  1. 英語学習に英文法は不要である
  2. 英語学習は早く始めるほどよい
  3. 留学すれば英語は確実に身につく
  4. 英語学習は母語を身につけるのと同じ手順で進めるのが効果的である
  5. 英語はネイティブから習うのが効果的である
  6. 英語は外国語の中でもとくに習得しやすい言語である
  7. 英語学習には理想的な、万人に通用する科学的方法がある
 「7つで足りるのかなぁ?」と思っていたが、外国語教育に携わるものと学習者の間の壁としては十分だろう。それは、上記の7つに付け加えて、母語・外国語・第二言語、臨界期、英語で考える、などなど、分かるようで分からないことばについて解説してくれているからである。

 大津氏も平たく言ってしまえば脳科学者である。なので、脳科学についても言及がある。この部分を読むと残念な気持ちなる読者もあろうが、現状をきちんと説明しなくては脳科学の発達も停滞してしまうだろう。8月19日にフジテレビの「ボクらの時代」で川島隆太氏以下、脳科学者3人が出演していた。そこでも、脳科学をとりまく物事に憤りがあるような発言があった。一語一句覚えているわけではないので、脳内ソースから咀嚼。
「右脳幼児教育を全否定しない。そこには、経験的な何かに基づいて、ある程度の効果があるのかもしれない。しかし、その効果が脳科学や右脳により説明できているとは思えない。」

 こうなってくると、科学というものをどのようにとらえるかという問題になってしまう。科学的に証明されたなどと言われると、飛びつきたくなる気持ちは理解できる。しかし、「科学的とはどういうことなのか?」と考えると語学に関することほとんどは根拠が薄い。だから「リテラシーなのだ」となる。

 最近は「右脳」という冠のついた書籍はめっきり見なくなった。右脳と英語。これもよくよく考えると矛盾する。英語は論理的な言語といわれている。日本語は論理的でない。ならば、日本語こそ右脳の特徴をもった言語ではないだろうか?どちらが正しいか、間違っているのか、それは分からないが、これだけでも矛盾している。だから「英語脳」なのだろう。隙がない。流行廃りがあるもんだというのがよくわかる。

 さて、英語学習とは関係のないことを書いてきたが、本書の核はこれだと私は感じた。科学的という表現はいただけないが、効果のある人には効果のある学習法は存在するということだ。これは、現状の英語学習をとりまく環境には希望的な考え方ができると思う。

 なぜ希望的な考え方ができるのか。それは、とにかく色々な学習法が作り出されているということに尽きる。参考書にしても、一体、何種類あるのか分からないくらい世には存在する。その中にはひとつくらい、自分に合ったモノがあるのではないだろうか、そういう希望である。それゆえに、本書での最終章「あとは動機づけと目標設定」に続く。

 本書は、英語教員が怠っていたことを穴埋めするモノだと、私は思う。

 英語教員にしてみれば、「こんな本が、なぜ必要なの?」と思うのかもしれない。当たり前すぎるからだ。保護者や生徒から「あのね……」と問われて、はじめて、はっとするのかもしれない。教師側としては「言ったじゃない…、もう…」とも思うかもしれない。信用されてないのか、説明を怠ってきたのか、それは分からない。しかし、「じゃぁ、先生、どうすればいいの?」と問われたら、それはまた別の問題である。

Wednesday, August 15, 2007

だから、僕は学校へ行く!

「そういえば、乙武くんが教員免許とっているんだって」
「ん?それどんなイベント?」
 小学校の教諭をしている友人からの一言。

Amazon.co.jp: だから、僕は学校へ行く!

 私は乙武氏が教育界に踏み込んでくれたことに喜んだ。友人もゲストティーチャーとしてなら大歓迎だと言っていた。しかし、自分たちと同じ仕事をすることができるのかどうか、という点で疑問を持っていた。

 私は、現状の小学校の現場は皆目検討もつかない。しかし、友人のことばからは、かなりの困難があるだろうというのは容易に予測できる。もちろん、当の本人がそのことをよく理解しているということは本書を読めば分かる。

 私は本書をエッセイとして読んだ。なかには教育問題といわれるものに対して、氏なりに調べ解釈述べているものもあり、参考になることもある。そのなかで、特に響いた部分がある。pp.118にある「北の大地に見つけた『僕の過去』」という部分だ。

 この部分は教育とはあまり関係がない、と私は思っている。どちらかというと、大人としての心得というものだろうか。形は違えど、学校現場ではないにしろ、はっと気がつくことがある。それが、「北の大地に見つけた『僕の過去』」には端的に表現されている。

Monday, August 13, 2007

「工学」って……

 電気や機械でしょう?ってのが、共通の認識でしょうか。

T lounge blog::東京大学工学部広報室 - 人力検索はてな

 なかなか面白いことをしているなぁというのが正直な感想。で、現場では「もしかして……」ってのがあったのだろうなぁと、推測できる。

工学 - Wikipedia

エアコンなしで、この夏をのりきる

 私はエアコンが嫌いで、なるべく使わないようにしている。今年もこれのお世話になったことはない。あっ、家での話です。オフィスはガンガンです。

 コンピュータばかりのオフィスですからねぇ、エアコンがないと死んでしまいます。しかし、あの二酸化炭素が充満していそうな空間は、正直、耐えられません。あっ、飽くまで「気がする」だけです。実際は違います。

 サーバー室なんてサウナです。管理人はMy 扇風機を持参していましたが、気休めにしかなりません。部屋をでると森林に来たかのよう、錯覚を覚えます。そうそう、昔、学生実験で学生さんがコンピュータ実習の際に、エプロンを着用していたのを思い出しました。オフィスにも何人かいます。エプロンしている人。電磁波防護のやつです。でも、普通にケータイは耳に当てて使っています。

 さて、学校は図書室やコンピュータ室以外にはまず、冷房はないでしょう。あっ、私立は分かりません。なんだから、冷房なしで体を冷やすトリビアを教えてあげてもよさような気がするのですが、そこまでしていないようです。私もそのようなトリビアを教えてもらったことはありません。

夏休み特集 (1) エアコンなしに涼しく過ごす方法 | Lifehacking.jp

 いくつか、私も実践していることがありました。体幹温度を下げるってのは効果大です。私の理解では、血液を冷やすと思っているのですが、間違いないでしょうか?昔、熱中症の応急処置で、脇の下を冷やすと効率よく体温を下げことができるってなことを見聞きした記憶があります。「これ、使えるなぁ」ってので実践しだしました。

 消灯ってのも気持ちの問題かなぁと思っていたのですが、よくよく考えると、私の部屋は白熱球なので、効果大です。最近は、蛍光灯より白熱球のほうが明りとりのためには多いような気がしています。

 あとは、手っ取り早く清涼感を味わいたいときは汗を出すことでしょうか。そして、扇ぐ、扇ぐ、扇ぐ。社会人になってはじめて、「扇子って使えるなぁ」と、隣に座っている同僚を見て思いました。

LEFTEOUS

 本日、8月13日が「左利きの日」とは知りませんでした。

8月13日は「左利きの日」! 左利きのキモチになる | エキサイトニュース

 なにをするのか、あまりピンときませんが、記事によると

当日は趣旨に賛同した「DexeeDiner 渋谷店」、「ura.」など4つのカフェで、箸がいつもと逆向きに置かれます。


 ささやかな抵抗ですなぁ。私は反射的に反対にするクセがあるので、「あれ?」ってなりそうで逆に混乱しそうな気がする。まぁ、もれなく楽しめるイベントかもしれん。

 やるならもっと大胆にやってほしいなぁ。例えば、自動改札口の切符いれるところを左右逆転するとか。これは問題か……