Sunday, September 03, 2006

たばこのニコチン、タール含有量

 飲み会の席、ひとつ話題として出たことが興味深かったので調べてみた。「たばこの箱に書いてあるニコチンやタールの含有量って媒体はなに?」

 何人かたばこを吸う人がいた。そのひとりが物珍しいものを取り出した。紙巻タバコっていうのかしら?自分で紙に葉っぱを敷き、フィルタをつけるやつ。
「重さ、どのくらいなの?」って話になり
「普通のやつと変わらんよ」と軽いやりとりの後、ふと、先の疑問が湧き出た。

「一箱に含まれている量なんじゃない?」とある人。
「いや、一本に含まれている量だよ」と違うある人。ここまでは何となく想像の範囲内の回答だったのだが
「えっ、一吸いじゃないの?」という言葉で状況は一変した。

 即席アンケートだと、いい感じに3通りの答えに分かれた。

 簡単に考えると、一箱というのが一番ストレートなのかなと思った。しかし、「どうやって含有量を調べるのか、測定するのか?」という逆問題的な考え方をすると、なんかメンドクサイ。含有量を調べるにあたり、ある一本に火をつけ、フィルタ側から出てくる煙を対象に含有量を調べるのが筋だろうと考えたからだ。仮に、この方法で含有量を調べているならば「一箱に含まれている量」だとすると、煙から求められた含有量から一本の含有量を求めて、一箱に含まれる本数分の合計ということになる。だとすると、一吸い、つまり、フィルタ側から出てくる煙に含まれている量ということになる。JTのサイトにこのことについて書いてあるページがあった。

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タール/ニコチン値

たばこ1本あたりのタール量は整数値、
ニコチン量は小数点1桁までの数値で表示されています。

タール・ニコチン含有量の測定方法
「自動喫煙機」を使用し、決められた条件の下で主流煙の粒子部分を集めます。
ニコチンは、集めた粒子を溶かして測定。
タールは、その粒子の重さからニコチンと水分の重さを差し引いて測定します。
(この測定法は法令により定められています)
 含有量の測定方法はやはり、フィルタ側からの煙(主流煙)を対象にしているようだが、どうやらパッケージに記載されている値は1本あたりの含有量のようだ。

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