Saturday, December 31, 2005

教員採用 業績が同等なら女性優先 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 女性の割合が少ないという理由での処置だと思うが、このようなことを明言しなければならない現状に一抹の寂しさを感じつづけている。「差別はいかん」といいながら公然と差別を行っているこの矛盾はどうになならないものだろうか。

教員採用 業績が同等なら女性優先 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 名古屋大は27日、教授など教員の採用で、研究や社会貢献などの業績が同等であれば、新年からは女性を優先して採用するとの方針を発表した。4年制総合大学では初の試みという。

 同大学では、助手を含む全教員のうち女性は10・9%にとどまっており、2010年には16・2%に引き上げることを目標にしている。22のうち12の研究科・学部ですでに今回と同様の採用方針を取っているが、大学全体での取り組みに拡大する。

 国立大学協会によると、大学教授の女性割合は、米国13・8%(1998年)、フィンランド18・4%(同)、フランス13・8%(97年)の一方、日本は4・1%(98年)にとどまっている。
 「優秀な人材をとる」この一言で全てが片付くはずなのに「女性を優先」などと明言することで過ちを繰り返すようなことを、わざわざする意味が理解できない。

 世間一般、特に教育界ではこのようなアナウンスがないといけないくらい凝り固まってしまっているのかと思うと呆れてモノもいえない。

Thursday, December 15, 2005

先生の「心の病」、過去最多3559人

 教員全体の約0.3%がうつ病だということ。私の会社では約2.0%がうつ病である。この数字が多いのか少ないのか、比べようがないが年々増えているという事実は分かる。

“心の病”深まる先生 休職、最多3559人…昨年度文科省調べ : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
“心の病”深まる先生 休職、最多3559人…昨年度文科省調べ


 昨年度に精神性疾患で休職扱いとなった公立小中高校などの教員は前年度より365人増え、過去最多の3559人に上ったことが14日、文部科学省の調査で分かった。

 ◆10年前の約3倍

 調査によると、全国の教員92万1600人のうち、病気休職者は過去最多の6308人(前年度比291人増)。このうち56・4%がうつ病などの精神性疾患で、教員全体に占める割合は、10年前の約3倍にあたる0・39%に達した。

 原因について文科省が各都道府県教委などに問い合わせたところ、「分からない」という回答が多かったが、ベテラン教員が学級崩壊など最近の子どもの変化に対応できなかったり、若手が職場のコミュニケーションに苦労したりするケースが報告された。このほか「多忙化」を挙げたところもあった。

 文科省によると、教員の病気休職は他の地方公務員に比べ、0・1%程度高い傾向があるという。

 一方、昨年度に懲戒処分を受けた教員は前年度より133人少ない1226人で、4年ぶりに減少した。内訳は交通事故が585人(前年度比51人減)、体罰が143人(同30人減)、わいせつ行為が141人(同14人減)など。体罰は児童生徒に骨折や鼓膜損傷などのけがを負わせたケースも目立ち、20人が停職、66人が減給の処分を受けた。また、わいせつ行為では、全体の7割近い95人が免職になっている。

(2005年12月15日 読売新聞)
 これは何が問題なのだろうか?今は一般的にストレス社会だということは、老若男女問わず承知の事実だと確信している。そのような社会風潮の中で、教員にもその「風潮」が影響していると考えれば、これは驚く数字ではない。むしろ、現代社会で生きるだけのノウハウ、術の欠如と考えるのが筋なのではないだろうか?

 今週末に、斎藤茂太氏のなぜか「一緒にいてほっとする人」のこころの習慣という本を読んだ。ここに書いてある言葉を借りると、常に100点満点を目指す人ほどうつになりやすい。あえて、80点~70点を目指し、残りの20~30%の余力をストレス解消に使うのが良いとしている。

 これが下手なのだろう。もしくは、このような考えすら学校の中には、先生同士の会話にはないのかもしれない。学校とは閉鎖的な社会だ。そう考えるのも理解できるだろう。多忙化なども原因として挙げられていたが、多忙化は仕事量の多さなのではなく、これに割ける時間が少ないのだ。仕事量の比較ならば、私達の方が絶対多いはずだ。

 ゆとり教育も終わり、また、週6日が復活されれば、職員の仕事に割ける時間が増えて少しは多忙化は防げるのではないだろうか。これは推測だが、仕事が終わらないのを理由に、残業時間が月25時間を上限とされているのに、会社や自宅で仕事をする我々と同じ努力をした結果が、うつ病の増加ではないだろう。

 うまくいかなくなった学級運営、同僚とのコミュニケーション、要は職員のスキル不足が問題の根本なのではないだろうか?

 今審議されている、教員免許更新制は彼らには適用されない。本当にいいのだろうか?これは、子どもたちに影響がでるばかりでなく、教員のスキルアップにも役立つ。不慣れなものを重点的に再教育して「もらえる」のだ。教員のストレスになっている学級運営や社会の動きもこの機会に、徹底的に教育してもらえるのだ。このように教員にとってはかなり有益な制度をなぜ拒むのか、もう一度、この記事を切欠に考え直してもらいたい。

エンジニアに贈るエール、「理系思考」

 @ITの記事より

エンジニアに贈るエール、「理系思考」とは? - @IT自分戦略研究所
 理系であること、またエンジニアであることの尊さを再認識できる本がある。著者は生粋の理系出身でエンジニア経験もある。いわばエンジニアの大先輩だ。本書は随所にエンジニアへの激励が込められており、読めばエンジニアとして働くことに誇りを見いだせるだろう。また、積極的にキャリアを考えるきっかけになるに違いない。
 これは、「理系思考 エンジニアだからできること」という一冊の本が切欠で書かれた記事だ。私も、タイトルにビビッときて立ち読みだが読んでみた。この記事を見て、じっくり読んでみたいと思った。

「公文式」インドで大繁盛

asahi.comの記事より

以下、引用
「公文式」インドで大繁盛 受験準備の子どもたち通う

2005年12月06日16時11分


 「数学に強い国」と言われるインドのニューデリーで、公文教育研究会(本社・大阪市)が今春開いた3教室に、所得上昇で月謝を払うゆとりができた親たちが子どもを熱心に通わせている。インド各地からの「塾を開かせて」という問い合わせが計400件近くあり、2年後には70教室まで増やす方針という。

 市南部の住宅街の教室では算数と英語の2教科を教え、1教科週2回の月謝が900ルピー(約2500円)。インドの物価水準では高いが、「お受験」準備の幼児から中学生までが通う。

 都市部では中・高所得層の子どもの多くは私立校に通い、厳しい進級試験がある。親の教育熱も高まり、暗算教室や中国式ソロバン塾もにぎわっている。

 公文の進出先はインドで44カ国・地域目。現地法人の小林裕幸社長は「ゼロを発見したとされるインドで算数を教えるのは大変かと思ったが、海外在住者からの口コミによる知名度があった」と話す。
 記事にもあるように、私のインドに対する印象として「ゼロを発見した国」というものがあった。それだけ、数学に対してはプライドもあるだろうと考えている。インドに限らないが、掛け算も日本のように9×9までではなく、99×99と2桁の掛け算まで暗記すると聞いている。その中で、公文式が流行るのには訳があるのではないだろうか?

 「ゼロを発見した国」だからこそ、既成概念にとらわれず、公文式に限らず、算盤など算数・数学に対して貪欲なのかもしれない。良いモノは取り入れて、自分たちの物とする強かさを感じる。

Tuesday, December 13, 2005

京都学習塾小6女児殺害事件

 広島・栃木の小1女児殺害事件に引き続き、どうしようもない事件が起きてしまった。広島・栃木のそれとは毛色が違うが、我々のように教員を志すモノにとっては胸が痛む事件だ。

 通教生、特に教職課程を履修している生徒は塾講師をしている方が非常に多い。色々と思うことがあるのではなかろうか。本事件の犯人であるアルバイト塾講師は教職課程を履修していたようだ。おそらく、何年後かには教職履修のあり方そのものに手を入れなければならないといったことが議論の中核になるであろう。それでは遅いのだが行政のやることはいつもゴテゴテだから諦めるしかない。

 さて、今回の事件はなにが問題なのだろう?アルバイト塾講師の資質か?塾の体制か?

 アルバイト塾講師について、いくつか問題点が指摘されている。起伏が激しい性格といった印象は文面から受取れないが、人により見せる顔が違うといった印象は受けた。要は感情のコントロールが未成熟なのではないだろうかと思う。思い通りにことが運ばないと精神的にやられてしまうタイプの人間だと感じた。

 生徒と同僚講師の印象に差があることにも注目したい。塾講師をしているのではなく、近所のお兄さん的存在で振舞っていたような感じがしてならない。そうでなければ、「殺さなければ生きていけない」などと思うだろうか?それほどまでに、この塾に固執する必要があるのだろうか?と私は考えてしまう。つまり、アルバイト塾講師はここにいることが生きがいになっていたのだと思う。この場所を完璧に自分の城にしたいと思ったのではないだろうか。しかし、そのために、しかも塾の教室で殺害してしまうことは理解できない。どう考えても飛躍しすぎである。

 塾の管理体制も問われているようだ。塾も企業なのだから危機管理はやらなければいけない。しかも、子どもをお客様としているのだから、その責任は重い。保護者の中には、安全のために塾に通わせるケースもあるみたいだ。これらの保護者の思いを塾は分かっていると思う。そして、塾も外からの攻撃にはそれなりの対策を練っていただろう。まさか、講師がとは私も考えていない。このような考えは冗長になって、管理体制からは確実に除外されるだろう。それが企業でもある。

 今回の事件で一番疑問に思うことは、アルバイト塾講師と被害者はうまくいっていないと誰もが理解していたのにも関わらず、なぜ処置をしなかったのかだ。これは塾側の責任だ。塾が何をするところなのか、少し履き違えていたのではないかと思ってならない。

Tuesday, December 06, 2005

教員免許の更新制導入など提言 中央教育審議会中間報告

asahi.comの記事より

以下、引用
教員免許の更新制導入など提言 中央教育審議会中間報告


 中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)は5日、教員養成をめぐって今後の教員免許のあり方に関する中間報告をまとめた。大きな柱として、教員免許更新制の導入と、教員養成のための専門職大学院「教職大学院」の創設を提言した。更新制については、当初の論議では現職教員に適用しないとしていたが、「さらに検討が必要」と含みを持たせた。

 子供とうまく接することができず、きちんと授業ができない指導力不足教員が年々増加するなど、教師への信頼回復が課題となっていることを背景に審議が進められてきた。

 中間報告は、教員免許については有効期限を10年に区切り、所定の講習を受けないと更新されない制度にすることが適当だとしている。講習は、更新期限の1~2年前に、計20~30時間程度の受講を義務づける方向だ。

 現職教員については、現行法のもとで免許を取った者に適用することは難しいとの見方が強まっていたが、保護者らの要望を踏まえ、法制度上の可能性を探る。

 また、児童へのわいせつ行為などが原因で分限免職処分を受けた者が教壇に戻ることがないよう、免許状の取り上げについても検討すべきだとした。

 一方、免許状を授与する仕組みについても改革を提言した。

 まず、大学の教職課程については「教員として必要な資質能力を確実に身につけさせる」ことが必要と指摘。実践的な力を習得させるため、演習を中心とした「教職実践演習」を必修科目として新設すべきだとした。

 また、教職大学院については、学部の卒業生のほか、学校での中核的な役割を担えるよう現職教員も受け入れて高度な専門性を身につけてもらうことにする。修了者に対しては専修免許状を与える方向だ。
 今回は免許の更新制度がメインとのこと。相変わらず、現職への対応姿勢は弱い。

 文中にも「きちんと授業ができない指導力不足教員が年々増加する」とあるのだから、現職へ適用しなければ意味ないのではないでしょうか?前にもこれに触れたが改めて言いたい、「現職へ適用しなくてどうする!」

 これから起こりそうなことへの予防策ではなく、現に起きている問題に対しての改革のはずだ。現場の教員も理解しているだろう。それを法的上などと言っていていいのだろうか?

 現教員に投げられている問題、そして、その人たちを教育したであろう教員への問題のはずだ。問題は長く、そして重い。そこら辺を分かっているのだろうか?現職を野放しにしたらこのような教員が増えるだけじゃないだろうか?まず変わらなければいけないのは誰なのか、再確認していただきたい。

 すこし厳しい言葉だが、これでも伝わらないと思うと情けなくなってくる。現場からも「それでは問題の先送りだ。私たちにも適用しろ!」ってな声はあがらないものか…

 そして、児童わいせつの話があったが、これはやらなければならないだろう。情けない話だが… 最近の広島県や栃木県の児童殺傷事件を見ていると根本的な問題は違うところにあると思うが、抑止力にはなるだろう。学校も通学路も危険がいっぱいなのだなぁ、今の小学生は……

Friday, November 25, 2005

盲・ろう・養護学校を一元化=障害児教育で答申案-中教審

11月21日の時事通信の記事。以下、引用
盲・ろう・養護学校を一元化=障害児教育で答申案-中教審

 今後の障害児教育について検討していた中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の特別委員会は21日、盲・ろう・養護学校制度の一元化などを盛り込んだ答申案をまとめた。これを受け、文部科学省は次期通常国会に学校教育法などの改正案を提出したい考え。
 答申案は(1)盲・ろう・養護学校制度を「特別支援学校」(仮称)に一元化(2)小中学校で学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)を抱える子どもへの個別指導機会の増加(3)障害児教育に対応した教員免許制度の改革-などが柱。 
(時事通信) - 11月21日21時1分更新
 障害児教育というのは特殊学校のみならずの問題だと考えています。将来的には、公立学校でも障害児を受け入れなければならないときがくると考えています。

 LDやADHDなどが養護学校の範囲かと問われたら、ほとんどの人が「No」だと思います。しかし、私は「Yes」だと考えています。これからは盲・ろう・養護の区別、特に養護の区別が難しくなるので一元化しようとしているように感じる。

 教員免許制度の改革も盛り込まれているようですが必要だと思います。と、同時に保護者や子どもたちへの教育も行うべきでしょう。そのような方向性でなければ、うまく機能しないように思えます。これからは、一緒の空間・時間を共有させることが求められてくるのではないでしょうか?そのために、特殊学校以外の教員にも教育が必要で、これから教員になろうとしている人たちへの制度の改革は納得がいく。

 社会へ出れば障害を持った人たちと仕事をする機会が必ずあります。特にホワイトカラーでは、その割合が高いです。そして、これからはほとんどがホワイトカラーの仕事となるでしょう。私の世代は、全く隔離されていました。社会へ出るまで接触がありませんでした。互いにうまく混ざり合うことができずに、歯がゆい思いをしたことがあります。

 これは私の経験です。効率よく仕事を進めるためのグループには、「和」が求められます。これを作るためには、コミュニケーションがとれなければなりません。外国人相手ならは外国語を習うでしょう。それと同じように聾だったら、手話といったことがなされていません。コミュニケーションにイライラするようになる。「和」を保つために関わりを減らす。こうなってしまってはいけません。

 イライラしないためにも、家庭教育・学校教育共に次のステップに進むときなのかもしれません。

Thursday, November 24, 2005

楽天出身の校長に減給処分 修学旅行中の飲酒で

共同通信の記事より。以下、引用
 横浜市教育委員会は24日、修学旅行の引率中に飲酒したとして、市立東山田中学校の本城慎之介校長(33)を減給10分の1、6カ月とし、一緒に飲酒した男性教諭3人も減給処分にした。
 本城校長は情報技術(IT)企業「楽天」の元副社長で、市の民間人校長公募で採用され、4月に就任した。
 市教委によると、本城校長は6月5日午前3時半ごろから約40分間、宿泊した京都市のホテルの部屋で、3年生の学年主任の男性教諭(53)に誘われ計4人で飲酒。校長は350ミリリットルの缶ビールを2本飲んだ。
 本城校長は「職員間のコミュニケーションが不足しているという焦りの中で飲酒の誘いをきっぱりと断れなかった。誤った判断と猛省している」とのコメントを出した。
 しっかりしてくれ、頼むよ… 民間人校長として期待しているのにこんなどうしようもないことでピックアップされて。

 しかし、修学旅行の飲酒ってのは本当に禁止事項なのだろうか?前にも同じような記事を書いた記憶があったけど。どうも氷山の一角でしかないような気がしてならない。今回も「誘われた」とあるので先生方としてはひとつの「イベント」だったのではないでしょうか?そう考えるのが自然だと思う。

 本城校長の「職員間のコミュニケーション不足」ってのも一企業と教員とでは共有する時間が圧倒的に違うので質の問題が問われるのではないだろうか。企業だと、「仕事 = 会議」みたいなところもあるが、学校ではそうはいかないだろう。

 本当にこんなことで評判を下げられてはかなわない……

Monday, November 21, 2005

指導要領に「部活」復活? 中学現場「明確にして」

共同通信の記事。以下引用
指導要領に「部活」復活? 中学現場「明確にして」

 次期学習指導要領の改定をめぐり、中学の部活動の扱いに関心が高まっている。2002年実施の現行指導要領で「特別活動」の項目から削除され“中ぶらりん”の状態になっているためだ。現場には「位置付けを明確にしてほしい」と、指導要領への「復活」を求める声も出ている。
 「部活動は教員にとってボランティア。指導要領に明記し条件整備を」。7日の中教審教育課程部会で全日本中学校長会の大橋久芳会長が訴えた。委員からは「再び明記すれば教員の重荷にならないか」との質問も出たが「現状でも十分重荷だ」と大橋会長は答えた。
中学時代、最も打ち込んだことに「部活動」を挙げる生徒は少なくない。都内の中学校長は「放課後に教員の違う面に触れることが教育に厚みを加えている」と話す。
 しかし、多くの教員は教科指導で忙しい中、顧問を引き受けているのが実情。土日に出勤しても手当は千―二千円程度で、振り替え休日を取ることもままならない。
 部活動は「特別活動」に包括されていると認識していました。勉強不足ヾ(_ _。)

 ってか、おかしいな。この間、「特別活動の研究」のスクで部活動もやったような記憶がおぼろげながらあるのですけれど。実質、特別活動の領域で行っているってことだったのかしら。

Thursday, November 17, 2005

なぜフィンランドの子どもたちは「学力」が高いか

 こんなタイトルの本の宣伝が新聞にあった。

Amazon.co.jp: なぜフィンランドの子どもたちは「学力」が高いか

 先日、フィンランドの教育について記事を書いたが気持ちが悪いくらいタイムリーだと、ひとりで思っていた。

 まだ、読んでいないのでなんとも言えないのですが… とりあえず、覚書程度に… レビューするだけの内容であればしたいと思います。まずは、私自身、フィンランド教育に対しての知識や見識がないのでお勉強したいと思います。西洋かぶれなどと言われぬよう、自分なりに咀嚼してモノにしたいと思います。

教員免許更新制 中間報告

 「現職に検討必要」と大きな見出し。厳しいことをいうようだが、この教員免許更新制が必要になった根本原因は現職なのではないでしょうか?なので、現職に適用されなければ、問題は最低でも40年先送りですよね?って思っているのですが。しかも、新人の教育は現職が行われるでしょうから、堂々巡りのスパイラルなのではないでしょうか?

教員免許更新制 現職に「検討必要」 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
教員免許更新制 現職に「検討必要」

 文部科学相の諮問機関・中央教育審議会の部会は16日、今後の教員養成や免許制度に関する中間報告をまとめた。

 教員免許更新制を現職教員に適用するかどうかについて、「さらに検討が必要」と含みを持たせた点が特徴で、大学の教職課程に新たな必修科目「教職実践演習」(仮称)を設けることも盛り込んだ。部会は中間報告への国民の意見を募り、年明けにも答申をまとめる方針。

 ◆中教審中間報告、見送りの方針修正

 教員免許更新制は昨年10月、中山前文科相が中教審に導入を諮問した。中教審は当初、現職教員を対象にすることは「不利益変更になる」として、見送る方向で議論を進めてきた。しかし、最近は教師の資質が厳しく問われ、メンバーからも「保護者や国民の期待に応えるには、現職教員にも実効ある取り組みが不可欠」などの意見が出たため、中間報告では「現職教員を含む免許保有者への適用が可能かどうか、法制度上や実施上の課題などをさらに検討する必要がある」として、結論を先送りした。

 また、免許の有効期限は10年を基本とし、最初の更新を5年後とするか、10年後とするか、さらに検討することにした。
 「不利益変更になる」として当初は現職に対して配慮していたが、なぜ「不利益」になるのか全く理解できない。「不利益になる」と考えていることが、既に問題だと思っている。確かに、今までの流れから考えればかなり大きな変更となり精神的にも厳しい状況への変革だというのは理解できる。しかし、これが不利益かといわれれば疑問だ。

 教員としては喜ぶべき制度だと思ってもよいと思っている。「学校の常識は、世間の非常識」などと不名誉なことが一般的になっている。この更新制度を利用し、子ども達を社会人として教育する立場にある教員の常識を、世間と整合をとる機会としても非常に重要なのではないだろうか。そのためには、更新の年に「なにをするのか」というのが重要だ。一体、何をするのか今回の記事には書かれていなかったが興味がある。整体師的な役割をもったモノになってほしいと、個人的には思う。

 最近思うことは、免許のありかたより、学校と保護者との柔軟なネットワークの構築が必要なのではと思う。大抵の意見は学校や国の機関から出るものではなく、保護者だ。保護者の意見が学校へうまく反映できない、現場が保護者の声を汲み取れないのが、意見や不満の根本原因だと考える。柔軟なネットワークを作ることで、小さなコミュニティを作ることができるのではないだろうか。風通しのよさは、何事においてもうまくいく要因になる。基本的なことに対しての配慮が、公教育には足りない気がしてならない。

Monday, November 14, 2005

教員の社会的地位が高いフィンランド

 私もフィンランドの教育は注視しているので目に止まった記事でした。タイトルの「教員の社会的地位が高い」ってのは、今の日本にとっては耳が痛い言葉だと思います。いつから、日本の教員の社会的地位は低くなってしまったのでしょう。

MSN-Mainichi INTERACTIVE 学力とは何か

 この記事にあった話からひとつ。教員になるためのハードルが高いのがひとつの要因ではないだろうか。教育実習が1年ってのは、日本では考えられませんよね?日本では3~4週間でしょ?途中でリタイアする学生もいるっては分かりますね。それだけ、教員になるには厳しい教育を受けなければならないということ。そして、学力だけではなく、この教育実習の間で適正を判断していること。日本は適正は面接と検査。正直申しますと、教員になりたいと考えている今の私にとっては、後者、つまり、日本でよかったなと思ってしまう。とにかく、免許だけはゲットできると。

 でも、こんな考えだからつまづくのかもしれない。フィンランドの教員は、厳しい訓練を受けて、幾重ものふるいにかけられ残ったエリート。そう考えれば、親にはっきりとモノを言えるってのも分かります。今は、正直、教員よりも親のほうが高学歴だったりします。特に私学を断念せざるを得ない子どもの親だったりすると、きっと、先生ははっきりモノを言えないのでしょう。恨めしいキモチがあるから。いつの間にか、教員の社会的地位が低くなってしまったのです。

 「学力なら塾」という調査結果もあることから、公教育は何をすればよいのか見えてくるはずです。そして、公教育だからやらなければいけないことも見えてくるはずです。これを明確にしなければ、現場の先生はいつまでたっても社会的地位の低いまま、いち公務員として罵声を浴びせられるでしょう。

 フィンランドに限らず、北欧は、日本とよく似た経済背景があると、私は考えています。それらを、恥ずかしがらず参考にし、日本の風土に合うよう取込めば、と考えています。難しいですけれどもね……

工業高校生、久しぶりに「金の卵」

2007年問題に備えて、各企業が技術者の卵を欲しがっているというのが根底らしい

河北新報の記事より。以下、引用
大量定年目前 工業高校生、久しぶりに「金の卵」 仙台

 仙台市内の工業高校に、関東や東海地方の大手メーカーからバブル期に迫る求人が押し寄せている。業績回復に加え、団塊世代の大量定年が目前に迫り、製造業各社が人集めに走っている。来春卒業予定の3年生は久しぶりに「金の卵」扱いを受けるが、生徒側は地元志向が強く、求人・求職のミスマッチも目立ってきた。

 宮城工業高(青葉区)では、県外企業への就職希望者39人に対し、292社から求人があり、求人倍率は7.5倍。県内企業を希望する生徒の求人倍率2倍を大きく上回る。県外希望の就職内定者は1日現在ですでに31人に上り、前年実績と並んだ。

 内定先は、トヨタ自動車やホンダなど日本を支える大企業が中心。進路指導部長の鈴木康弘教諭は「東海や首都圏などの自動車が好調。団塊世代が大量に退職し始める2007年問題に備え、各社が技術者の卵を大量に欲しがっている」と説明する。

 仙台工業高(宮城野区)でも、県外就職希望者の求人倍率は8倍。内定者は22人(10月20日現在)で、すでに今春実績を6人上回った。「担当者が直接学校を訪れ、ぜひうちに来てほしいと生徒に頼み込む企業もある」(進路指導部)という。

 県内就職を希望する生徒が多い普通高校でも、県外企業から求人が相次ぐ。明成高(青葉区)では、7日現在の内定者33人のうち県外が10人を占め、地元希望者より早く内定する傾向が見られる。

 都道府県別の高卒予定者求人倍率をみると、7月末現在、東京3.65倍、愛知2.05倍に対し、宮城は改善はしているものの0.76倍と低い。地元企業の業績回復の遅れが影響している。

 特に仙台の場合は、東北各県からも就職希望者が集まるため、数字以上に厳しい状況だが、就職希望者の9割は地元志向だ。
 企業の就職試験は1次募集が終わり、2次募集に入っているが、この時期でも地元志向の生徒が多いという。県外企業からの求人は2次募集に入っても好調だが、各高校では「県外からの豊富な求人が無駄に終わる可能性もある」とみている。

2005年11月14日月曜日
 いつもながら、社会は、特に企業は「その場しのぎ」の対策しかしないなぁという印象だ。地震と違って十分に対策を練れる問題なのに、また、同じような問題を繰り返そうとしている。なぜ、計画的な雇用ができないのだろうか?それほど、社会とは激流なのか?いつも疑問に思う。計画的な雇用は、働いている人、これから働く人の心の安定に大きく関わってくる。

 ニートやフリーターを突く社会の流れだが、企業の雇用体制を突くのが本論ではなかろうか?

 今回の仙台の事例でも、需要と供給のミスマッチが既に現われているようだ。倍率だけ見たら、バブル時期のそれと同じ数字かもしれないが、ナカミは違う。特に地方からの求人だと、高校生はなかなか具体的なビジョンを想像できないし、ためらうのではないだろうか。社会人になれば、それこそ、いつ地方に飛ばされるか分からない。きちんと学生に伝わっているだろうか?就職場所は、ほんとうは誰にも分からない。これが事実だと思っている。

 実際に、私の身近にもこれがある。採用は関西でも勤務地は東京。地元で就職して10年働いたが、合併で東京へ単身赴任。これが、現実である。ならば、東京や大都市の会社に就職し、ある程度安定した勤務地を保証してもらったほうが、精神的に楽ではなかろうか?大都市なら、働きながら大学にも通える、他の道も見ることができる。これをよい機会だと考えられる、考えさせることが学校には必要ではなかろうか。

 工業高校の生徒が来年も、金の卵としてもてはやされる保障はない。働きながら考えるのも、悪くはない。

Thursday, November 10, 2005

禁煙指導に保険適用へって…

読売新聞の記事より、以下引用
「禁断症状」一種の病気、禁煙指導に保険適用へ

 厚生労働省は9日の中央社会保険医療協議会(中医協)で、医師による禁煙指導を公的医療保険の対象とする方針を示した。2006年度の実施を目指す。

 厚労省はこれまで、禁煙は個人の意思の問題と位置づけてきたため、禁煙指導は全額が自己負担だった。しかし、喫煙による体調不良や肺がんなどが医療費増加の一因となっているとみて、医療費抑制のため、禁煙指導を積極的に促すこととした。「ニコチンの禁断症状」を一種の病気ととらえ、公的医療保険の対象とする。

 初診でニコチンへの依存度を医師が評価、一定期間後に禁煙状況の確認や、ニコチン摂取量の測定などを行う。

 財団法人医療経済研究機構の調査では、喫煙による超過医療費(1999年度現在)は1・3兆円、労働力の損失(同)を5・8兆円と推計している。
(2005年11月10日0時12分 読売新聞)
 いっそ、「たばこ作るのやめたら」と思ってしまう。極端すぎるかしら?友達の教師から聞く話しでは、小・中学生の喫煙は多いらしい。「食後の一服」などとオヤジのそれとほとんど変わらないくらいたばこを吸うらしい。これを病気としてしまうのも「どうかなぁ?」と思う。

 JTは保険適用、つまり喫煙を病気とすることにひどく反対している。これもどうかなぁと思う。

Monday, November 07, 2005

イサムノグチから見える子ども教育

 去る11月6日、東京都現代美術館で開催されている「イサムノグチ展」に足を運んだ。イサムノグチで私が思い出すものは、「あかり」と「プレイグラウンド」だ。

 インテリアに凝った時期があり、そのときにはじめてイサムノグチの名前を知った。なので、私の中で彼は「デザイナー」という認識だった。チョット前に北海道に彼の最後の作品「モエレ沼公園」が完成したというTV番組を観て、彼が世界的な芸術家だと知った。

 彼の催しを見に行こうと思ったきっかけは、子ども向けのプログラムを用意していることだった。私は常々、芸術は直に見てこそ価値があると考えている。自分の目で、自分の見たい角度から、余計なうんちくも聞かずに観てこそ価値があると。

 が、今回、共感したのはこれとは別のコト。

 最近は私が子どもだった頃と比べても、外で遊べる場所が減っているし、遊んでいる子ども達を見ることも減ったと思っている。そんな時代の流れの中で、彼の「モエレ沼公園」はひとつの希望だと思っている。

 大人も子どもも楽しめる場所は少ない。今は細分化されてしまっていて、異なる世代が関わりにくくなっているのは事実だ。

 これを発端に各地に芸術家がプランナーの公園や広場、遊び場が増えれば、とてもよいことだと思う。それに刺激されて公園などにも芸術家やデザイナーが関わった公共公園なんてのも出てくれれば、イイんだけどなぁ。

Thursday, November 03, 2005

脱「算数嫌い」注目の教科書

産経新聞の記事より。以下、引用
「繰り返し」「面白く」重点 大学教授ら編集
 算数がわからない-。そんな子供たちのための心強い「教科書」が誕生した。「自分で学べる」ことに重点を置いた『学ぼう!算数』(数研出版)。大学生の学力低下の原因が小学校教育、とくに教科書にあるとする大学教授らが今春から順次、発行にこぎつけた。学習指導要領にとらわれない編集で検定を受けていないが、試用した学級では、平均点が12点以上アップ。副教材として採用する私立小学校もあり、評価が高まっている。(安本寿久)
 編著者は京都大経済研究所の西村和雄教授(58)と埼玉大経済学部の岡部恒治教授(59)。西村教授らは、大学生の学力低下の実態を明らかにした『分数ができない大学生』『小数ができない大学生』の編著でも知られる。
 大学生なのに中学二年レベルの連立一次方程式が解けない、マイナスの入った四則演算ができない、異分母の分数の引き算がわからない…。「その原因を探っていくと、不合理なカリキュラムの教科書が問題だとわかった。数学(算数)はある程度、繰り返しで学習していくものだから、自学自習できる良い教科書が必要だと訴えてきたが、だれもつくらないので三年半前、自分たちでつくろうと考えた」と西村教授は言う。
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 『学ぼう…』の最大の特徴は、小学一年から六年までの内容がらせん階段のように繰り返し出てくることだ。例えば三年用では割り算を学んだ後、比と分数に進み、小数へとつながっていく。現行の教科書では小数は四年で、比は六年で学ぶが、「割り算と分数、分数と比は一体で考えた方が理解しやすいし、早く学んで繰り返し考えていくことが大切」という判断だ。
 こうした学習進度は一九七〇年代の日本では当たり前のことだったが、ゆとり教育の推進で他国より遅くなった。日本では現在、二けたまでの足し算・引き算を二年で学ぶが、インド、韓国では一年で教える。五年で学ぶ同分母の分数の足し算・引き算は、韓国では四年、インドでは三年。大学生が苦手とする異分母の分数の足し算・引き算はインドでは四年で学習するにもかかわらず、日本ではようやく六年で学ぶ。現行の教科書は減量化とともに教える順序に合理性がなくなった、と西村教授は指摘する。
 「その上、演習問題は平成十四年度の学習指導要領で三分の一に減らされた。それ以前も減らし続けており、五〇年代と比べれば、子供がこなす(勉強)量は四分の一しかない」
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 『学ぼう…』は「考えてみよう」で絵を交えて丁寧に説明した後、例題と解き方にページを割き、練習問題と解答を手厚く載せている。子供に親切な編集が大方針。表現と文章の長さをめぐって、大学教授と小学校教諭が激論し、六回も書き直した単元もある。
 岡部教授は「小学生がわかりやすく、面白く、と考えて編集した。たとえ教師の説明がなくても、塾に行かなくても、算数がわかる内容になっている。今の薄っぺらな教科書を見直すきっかけにもなれば、と期待している」。西村教授は「算数嫌いをなくすことは勉強嫌いをなくすことだし、子供に自信を持たせることにつながる」と話す。

 『学ぼう…』に執筆協力した東京都杉並区の小学校教諭が一昨年、原稿の段階で三年生に小数単元を学ばせた後、業者テストを受けさせると平均点は89点で、全国平均(78点)を上回った。そのまま一学級(二十六人)で学習を続け、今年二月に同区の学力調査を受けたところ、平均点は区平均73・9点に対し、86・31点。学習目標への達成率は92・3%に上った。
 京都市左京区のノートルダム学院小学校では今年の夏休み、『学ぼう…』を六年生と四年生の一部が副教材に使い、来年度から全学年で使用することを決めた。
 同校の算数研究部長、六車陽一教諭(32)は「学習指導要領より早く出てくる単元もあるので、難しすぎるのではないかと校内で議論したが、使ってみると、文章題が多く、難しい『割合』の単元でも子供がスムーズに入っていけた。子供がイメージをわかせやすい記述で想像力も養われる。一つの単元が何度も出てくるので、その都度、知識や理解度をチェックできるのもいい」と話す。
 京都府精華町のNPO国際教育開発機構は、『学ぼう…』を英訳して開発途上国などに贈ることを計画している。
 「この本は、日本の教科書が削減したものを体系的に扱っているほか、子供が自分で解き方を学べる内容になっている。これからの世界では『自ら学ぶ力』が大切なスキルになる。世界のスタンダードな教科書になれる内容になっている」
 今年三月まで聖母学院小学校(京都市伏見区)で校長を務めていた楠井昭生代表(62)はそう評価している。
 数学に限らず、教科書はもっと楽しく書けるし、面白いものになり得ると思う。私は常々「教科書はなぜ小難しく書かれるのだろうか」と思っていた。参考書然り、如何にも教科書というものは多い。「やさしい…」などの参考書と書いてあること、つまり、情報は変わりないのに読み易さは雲泥の差がある。今回の記事は、数学のカリキュラムを段階的・螺旋的に繰り返し学べるよう工夫したもので、私が言う「読み易さ」とは違うが、教科書の変化には敏感になっている。

 今後、教える内容も増え、複雑化するのは目に見えている。カリキュラム、教科書の役割は大きく変わらなければ対応しきれないだろう。

Tuesday, November 01, 2005

いまどきの子ども?

 最近というか、私が現役の頃も問題というか、「へぇ~」って思っていたことです。最近立て続けに目撃したのでチコッと書きたいと思います。
  1. 夜・深夜にウロウロしている子どもたち
     夜・深夜といってもだいたい21時以降ですか、それくらいにウロウロしている子どもたちを最近見ました。しかし、まぁ、一人でウロウロしているわけでないのでヨシとしようと… ん!イヤイヤ、それはないでしょう。
     そうです。親御さんが子どもを連れてウロウロしているのです。子どもの年齢はだいたい年長から小学校低学年くらいでしょうか。コンビニやら居酒屋やらよく見かけます。どうなんでしょうね、これって?子どもの睡眠に関して色々な研究会も作られている時代です。親御さんはもっとデリケートになるべき問題なのではないだろうか。
  2. お散歩ですか?
     ようやく歩き出した子どもでしょうか。犬のように首輪というか手綱をくくりつけている子どもを見ました。驚きました。まぁ、とりあえず笑っとけってことで笑っておきましたが。方向転換は手綱を強く引く、そんな操作でした。こんなことしている人は多いのでしょうか、現在では?
 タイトルを「いまどきの子ども?」としたのには理由があります。「子どもを見て親を知れ」ということです。正直、私には理解が難しいふたつの事例ですが、これが「いまどきの親」なのでしょうか?それとも、かなり例外ですか?

Saturday, October 29, 2005

外人と外国人

 「今更なに?」と思われるかもしれませんが、少し引っかかるコトがあったので書きたいと思います。先日、受講した教職課題演習の中で「おや?」と感じたのがきっかけです。

 先日の教職課題演習では英文科の学生が多く、英語教育やら異文化間コミュニケーションをテーマにしたものが多くありました。その中で、発表者のほとんどが「外人」という言葉を使っていました。

 私は、「外人」は差別用語だと信じきっておりましたので、これほど、しかも、英文科で、教員免許を取得しようとしている人達が「外人」と発言することに驚きました。私が「外人」を差別用語だと認識したきっかけは、確か、TVで放送されていたのを聞いたものだと思います。情報源は何か、すっかり覚えていませんが、確か、TVです。

 実際、コレが差別用語かどうかを確認したわけではありませんので、私自身がコレを指摘することはしませんでしたが、一人の女性が手を挙げました。

 彼女は自身の経験から、「イヤな顔をされた」と話をし、外国人にとっては「イヤな言葉」なのだということを話してくれました。この記事を書くに当り、ネットで「外人と外国人」を検索し、差別用語なのか、どのように嫌がられているのかをわずかながら見ることができました。ほとんどは彼女が話した内容に沿ったもので「イヤな言葉」、「疎外感」、「aline」の意味合いが強いようです。

 発表者のひとりが「foreigner」を引き合いに出して説明しましたが、コレは全く的外れな返答だと思いました。確かに、単語の意味としては間違っていないし、それなら「aline」はどうですか?と質問したかったが、火に油を注ぎそうなので止めました。ここでの問題は受け取る側の気持ちなのです。

 受け取る側の気持ちと単語の意味は必ずしも一致しないことは、あの場にいたほとんどの人が理解しているはずです。しかも、英語教育に携わろうと考えている人間なら敏感にならなければいけないコトなのではないでしょうか。ほとんどの人が定期的に外国人とコンタクトをとっているはずです。英語でコミュニケーションをとっているので見えにくいのかもしれませんが、子どもたちに教える場合は日本語も多少なりとも含まれるはずです。どうも教授法や教え方等のスキルの部分ばかりに目がいってしまっているような気がしてなりません。確かにスキルは大切な武器なのは理解していますが、「外人と外国人」はそれ以前の問題だと思っています。

 では、なぜ「外人」がダメなのか、それはイヤな顔をした当事者に尋ねるのが一番よいのでしょうが、少し調べた結果、こういうコトもひとつの回答ではないのかというものがありましたので書きたいと思います。

 恥かしながら、はじめて辞書で「外人」を調べました。(調べ先:Yahoo!辞書-大辞泉-)
 1. 外国人。特に、欧米人をいう。 2. 仲間以外の人。他人。
 おそらく、2の意味がイヤな顔をさせる原因ではないかと思いました。なぜこんな意味を知っているのかと疑問もありますが、頻繁に聞く、自分を指す言葉を調べるのは自然なことでないでしょうか?ほとんどの日本人は1の意味で使っているのにも関わらず、辞書を見るとそれだけでない。これを見て、知って少し不安になったのではないでしょうか?おそらく2の意味を知っている日本人は少ないのではないでしょうか。私は今回はじめて知りました。因みに「外国人」は、"その国の国籍を持たない人。外人。法律用語としては、外国の国籍を持つ者と無国籍の者をいう。"。

 これならば「外国人にしましょう」と考えるのも頷けます。

 少なくとも、あの場にいた人たちは問題意識を持つことができたことでしょう。私のように調べて、自分なりにでも答えを見つけようとしている人もいるでしょう。「他人のフリ見て、我がフリ直せ」ですね。

Friday, October 28, 2005

Re: 呼び出し…

 先日、お世話になった前の大学の教授に呼び出しをくらったと書きましたが、今週の月曜日に研究室に行ってきました。私が恐れていたことはなく、近状等を報告し、雑談して帰ってきました。

 私はとてもよい先生にめぐり合えたと思います。卒業しても、連絡をくれたり、話を聞いてくれたり、ゴハンをおごってもらったりと… それだけじゃないですけれどもね。

 とにかく、ありがと、先生。

Thursday, October 27, 2005

山口県防府市の多々良学園が経営破綻 負債総額71億円

朝日新聞の記事。以下、引用
山口県防府市の多々良学園が経営破綻 負債総額71億円

2005年10月26日20時41分

 山口県防府市の私立多々良学園高校などを経営する学校法人多々良学園(中村見自(けんじ)理事長)は26日、民事再生法の適用を東京地裁に申請し、保全命令を受けたと発表した。負債総額は約71億円(3月末現在)。文部科学省によると、高校を経営する学校法人への同法適用は、把握している限り全国初という。

 同法人によると、同校では少子化で89年をピークに生徒数が減り、授業料などの収入が減少。旧校舎の老朽化で99年に移転計画を立て、04年4月に全面移転したが、多額の有利子負債の返済で資金繰りが悪化した。

 03~04年に金融機関から約73億円の融資を受け、総額約85億円の移転工事に取り組んだ。野球場や人工芝のサッカー場を備えた新校舎が完成したが、30億円を予定した寄付金が3億円しか集まらなかったという。

 同校は今後も通常通り授業を続け、来年度の募集も例年通りという。中村理事長は「相当の額を寄付に頼る計画に無理があった。生徒や保護者に心配をかけ、深くおわびする」と陳謝した。

 代理人の弁護士によると、債権者は約50社で、27日に同校で債権者説明会を予定。今後は他の学校法人をスポンサーとして募る。「旧経営陣に対し、損害賠償など法的責任を問う必要があるか調査する」と話した。

 同校は普通科と総合学科に計約800人の生徒が在籍中。教職員は94人。スポーツが盛んで、特にサッカー部は前回の全国高校選手権で8強入りしている。同法人は同市内で付属幼稚園も経営している。
 多々良学園って聞いたことがあるなと思っていたら、サッカーが強いところなのですね。高校を経営する学校法人への、民事再生法の適応は初らしいです。少子化、スポーツへの傾斜、経営プランの見積もりの甘さが重なっての事態だと思っています。

 怖い時代ですね。

Friday, October 14, 2005

囲碁で養う考える力

 おそらく、こういった取り組みは前々から行われていたと思う。囲碁であれ、将棋であれ、チェスであれ、算盤であれ。今回注目すべきは「単位」として認定されたことだろう。自分が学生で履修する資格があるならば履修すると思う。

東大、「囲碁で養う考える力」を開講 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 東京大学は今月、日本棋院のプロ棋士を講師に招き、全学自由研究ゼミナール「囲碁で養う考える力」を開講する。対象学生は教養学部1、2年生で、原則初心者。

 授業は来年1月まで計13回行われ、2単位が認定される。同ゼミナールではこれまでも囲碁の授業が行われたことがあるが、プロ棋士による本格的な指導は初めて。

 教育現場での囲碁の普及を進めていた加藤正夫・前日本棋院理事長が東大に提案して実現した。講師は石倉昇九段、黒滝正憲七段、梅沢由香里五段の3人。授業は18日から始まり、マナーやルールの入門編から、19路盤での対局まで指導する。
 このような相手ありき、ルールありきの攻防の術は、経済には必要不可欠の要素だ。最近の株の問題などもすべてこの原則に則っている。自分としては、小学校や中学校でこのような授業をする方がよいのではないかと、密かに思った。密かにである…

 就職試験でこのようなロールプレイングを課せられたことがある。もっと単純なものだったが、その場でルールを説明されて、目的を設定され、何人かでチームを組んで行った。どこを押さえれば一番効率がよいか、相手の出方を予測し、どれだけ自分たちの望むような動きができるか、など色々な能力、すなわち考え方をこのゲームで見ることができる。このような力を新たに欲しいのか、それともこのような力を持っていないとやっていけないのか、分からないが、確実に選考の基準になっている。求められる能力・力なのである。

 私が、小中学生だった頃、OX(まるばつ)ゲームや7・5・3(しち・ご・さん)なるゲームがあった。これも、囲碁や将棋ほどではないが、考える力を養うイイ題材だと、今思った。今の小中学生はやっているのだろうか?こういったゲームを。それとも、もっとすごいのやっているのかしら?知っている人がいたら教えて頂きたい。

 低年齢で、「相手を出し抜く」「相手の裏をかく」などのネガティブな面が増長するのではないかと懸念する声も聞こえてきそうだが、モノの考え方の順列・プロセスはこの時期に確立されると思う。その確立されたプロセスを高校生ならまだしも、大学生が変える、習得するということは、かなりの労力を伴うのではないだろうか?

 語学然り、モノの考え方などは経験がモノをいうと考えている。1日2日で身につくようなものではないと。そうなると、小学校・中学校が過密になってしまうので、習得の労力などを考慮した抜本的なカリキュラム改革も検討しなければいけない時期なのかもしれない。

 今、ANNの「報道ステーション」を見ながら書いている。今話題のMACアセットマネジメント(通称:村上ファンド)の村上世彰さんが出演している。最近、露出が多く、彼の話を聞く機会が増えた。実に理路整然と、的確に、時にはぐらかしながら、冗談も交えて質問に答えている。ホリエモンや三木谷さんと比べて、個人的には好感の持てる、自分にできるなら真似したい話し方だ。正直、嫉妬する。個人的な経験からも、上記で述べたような力を、もしくはこのような力を習得できるだけの下地を義務教育で培えられたらと思う。

 如何なものでしょう?

Thursday, October 13, 2005

連帯責任で丸刈り

毎日新聞の記事より。以下、引用
校則違反:テニス部員が連帯責任で丸刈り 福岡の中学

 福岡県宮田町の町立宮田中(山本俊一校長、生徒280人)で、男子テニス部員が校則違反した連帯責任を取り、1、2年の部員7人全員が頭髪を丸刈りにしたことが分かった。連帯責任を指導しバリカンで7人の頭を刈った顧問の男性教諭(27)は保護者の抗議を受け「行き過ぎた指導だった」と謝罪した。

 山本校長によると、9月26日、部員の1人が校則で持ち込みを禁止されている携帯電話を学校に持参し、担任から注意された。部員は顧問に「校則違反の責任を取って丸刈りにする」と申し出た。日ごろ部員に連帯責任を説いている顧問が「みんなでどうするか」と聞き、7人は話し合って丸刈りにすることを決めた。顧問が念押しすると、2人が嫌がったが、再び7人で話し合って丸刈りを決めた。27日の放課後に学校内で顧問が7人を集め、バリカンでそれぞれ希望の厚さに調節して丸刈りにした。

 その際、女性講師(24)が髪を刈られる部員たちをデジタルカメラで撮影した。女性講師は学校行事などの写真担当をしていて、事情を知らずに撮影したという。

 28日朝、保護者の1人が顧問に「連帯責任で丸刈りは行きすぎだ」と抗議した。報告を受けた山本校長が行きすぎた指導を注意し、講師にも軽率な行為を注意した。同日夜に顧問は一人で保護者宅を回り謝罪した。

 山本校長は「校則違反は1人に指導すれば済むこと。連帯責任を問わないように徹底する」と話した。
 福岡の中学での話らしい。いくつか理解し難いことがある。まず、携帯電話持ち込み禁止という校則。最近では小学校や中学校では子どもに発信機を取り付けて安全管理を行うことろもある。携帯電話はその前の手段として効果があると思うのだが、おそらく、「生徒が授業中などに使用し進捗の妨げになる」との理由で持ち込み事体を禁止しているのだろう。そろそろ、規制ばかりでなく、どれだけ許すかといった考え方を持ち込まないと時代遅れになってしまうと危惧している。どこかの小学校でDocomoの社員が携帯電話の使い方なる講習を学校で行っていたと思う。もはや、「携帯を使うな」は無理な話になってきている。どこかで、変な「バクハツ」が起きる前に前者の考えを導入したほうがよいのではないだろうか。

 そして、連帯責任。この顧問の男性教諭は日頃から連帯責任をしいているらしい。仲間内で規律を作れということだと思う。今回は対象の部員が自ら丸刈りを申し出たらしい。それに対して「みんなでどうするか?」と聞いたようだ。連帯責任を説いているのならば、なぜ「みんなでどうするか?」と生徒に問うのだろう?自発的に言葉が出てくるのを待つ時間を作らせることも必要だったのではないか?丸刈りは翌日実行されている。生徒だけで話をする時間を持つことができたと思う。そして、連帯責任を問うなら監督する立場にある男性教諭も何らかの罰則を受けなければならないと思う。この場合だったら、一緒に丸刈りになるべきだ。それができないなら中途半端な連帯責任を問うべきでない。

 一番訳が分からないのは、髪を刈られる部員達をデジカメで撮っていた女性教諭。部活の行事か何かと勘違いしていたのだと思う、そうであると信じたい。しかし、男性教諭はなぜ何も言わなかったのだろう?その場にいなかったのだろうか?それとも許容範囲だと思ったのだろうか?感じからすると笑い声のあるなかで丸刈りの儀式が行われたのではないかと想像できなくもない。

Tuesday, October 11, 2005

工学系女子は厳しい!? プロの研究者1~2%

 理工系の学会で組織する男女共同参画学協会連絡会の調査結果らしい。学生会員と一般会員の男女比率に乖離があるとのこと。しかし、大学院に進学する者はほとんど全ての人が何らかの学会に所属するのが当たり前である。発表の機会は学会に所属していないとないためである。そのため、院生の会員率というのはほぼ100%だと思う。

工学系女子は厳しい!? プロの研究者1~2% : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 工学系の女子大学院生がプロの研究者になる道は、生物・医薬系に比べはるかに厳しい――こんな実態が、理工系の学会で組織する男女共同参画学協会連絡会による調査でわかった。43学会(会員計約40万人)を調査。大学院生などの学生会員と、大学や企業、研究所などの研究職からなる一般会員についてそれぞれ女性が占める割合を学会ごとに算出した。

 生物・医薬系では女子学生は30%、一般で10~20%が女性だった。これに対し、土木や機械系では女子学生が5~10%いるのに一般になると1~2%と極端に低く、大学院まで進んだものの、一般会員である研究職には就けない傾向がうかがえた。
 ここでの大学院とは博士課程を指すのか修士課程を指すのか分からないが、今は修士課程では研究職に就くのは難しい。これは男女を問わずである。特に工学系は大学院への進学率も高く、学部卒のほうが珍しいくらいだ。即ち、修士課程で修了する工学系の学生が一番多いということになる。一昔前は、院へ行けば研究職に就くのが当たり前のように思われてきたようだが、今は違う。深い知識をもつ者だからこそ、マーケティングや企画などで活躍する人が多い。

 長くても2年単位でものを考える会社経営では、予測する力がモノをいう。利益を上げながら研究しなければならないので、無駄な投資は絶対にできな。そういったロスを最小限に抑えるためにも技術動向を考えられる人間が企画やマーケティングで働く必要がある。そして、近年のIT化により、技術力に差がつきにくくなってきたのも理由のひとつだろう。最近、高品質という言葉をあまり聞かなくなったと思う。一昔前は、同じ製品でもランクがあり、上位ランクは高品質を売りにしていたはずだ。特筆たる技術研究・開発が会社経営を圧迫し、にもかかわらず、大きな利益や宣伝にもならない。こういった、社会構造の変化も考えられる。

 特にこの記事で取り上げられている土木・機械系となると研究職の道は狭い。本当は、男女に関わらず研究者への道は険しいと言いたいところだが、特に土木・機械系は女性を排除する体質がまだある。

Monday, October 10, 2005

呼び出し… Part II

 普通に使っている「呼び出し」とは違ったニュアンスなのですが、土曜日に友達の結婚式がありました。こんなビックイベントでもない限り、学生時分の仲間が集まることはなくりました。

 ちょっと、寂しいですが生活環境がホントに違う仲間達なので、久しぶりにいっぱいおしゃべりしました。近くの友達は、全くの異業種なのですが、友達の友達は同業者だったりして、互いにどれだけ忙しいか、変な競い合いをしていました。学生時分は全くつながりがなかったのに、こうして盛り上がって話しができるのは変な気分ですね。地元の友達ってのは、案外、そうなのかもね。

 年末か年始辺りに、また、「呼び出し」がありそうなので楽しみです。しかし、ご祝儀貧乏だなぁ…ε-(ーдー)

呼び出し…

 前の大学の教授に呼び出しをくらった…… 久しぶりだね、こんな感覚。期待半分、不安半分です。何のはなしだろう?来週末にでも研究室に顔を出してみるか。

Friday, October 07, 2005

小規模特認校

 「小規模特認校」なんてのがあるんですね。はじめて知りました。

「小規模特認校、高まる人気 都会に住み自然の中で学ぶ」
 都市で働きたい、だけど子どもは自然の中で学ばせたい――。そんな保護者の願いを、引っ越し不要でかなえてくれる小学校がある。校区外からの通学を認める「小規模特認校」。近年、東京や関西など大都市圏でも広がりつつある。市街地は緑が乏しく、少子化で家族間の触れあいも少ない。そんな「都会派」の欠点を補う学校に注目が集まっている。

◇バス30分、半数が「街の子」大阪府高槻市

 JRを利用すれば、大阪、京都両駅まで15分以内。大阪府高槻市はサラリーマン世帯を中心に人気が高いベッドタウンだ。

 泉あけみさん(46)は毎朝、出勤前に6年の昂基(こうき)君(11)を車で近くのバス停に送る。バスは30分余り走ると、京都府境に近い山あいに着いた。

 市立樫田小学校。03年度、市教委から小規模特認校の指定を受けた。全校児童は45人のうち23人が「街の子」だ。昂基君は4年生の時に転入してきた。「学校の近くで、図鑑でしか見たことのなかった昆虫を捕ったよ」と笑顔で話す。

 自宅は新興住宅地にあり、以前の小学校は市内有数の大規模校だった。あけみさんは「学習塾に習い事と、子どもに過度なストレスを与えたくない。自然の中で、のびのびと育てたかった」。

 夫婦共働き。「引っ越しも、転職もしなくて済む」のが、転入の決め手の一つになったという。

 年間に約5万円かかるバス代を除けば、特別な出費はない。「私学と異なり、お金をかけずに特別な授業を受けられるのでお得です」。バスやマイカーなど保護者の責任で送迎できることが、入学の条件だ。

 同小の売り物は、「縦割り編成」。総合学習では、3~6年生を3グループに分けている。田畑、河川、山林を「教室の一つ」ととらえた授業を進める。

 その一つの稲作は、地元農家から無償で借り受けた水田で、卒業まで毎年、田植えから稲刈りまで取り組む。赤松清校長(57)は「1年前と比べることで、天候の違いも分かるし、生物への関心も高まる」。お米は1年分の給食に回る。この秋は105キロを収穫した。

 毎秋に開く説明会では、小規模校だと競争が少なく、学力レベルが下がらないかと心配する保護者が多いという。

 同小は、全学年で外国人講師による英語授業を展開。毎週1回、「がんばりタイム」という時間を設け、児童の習熟度に応じて個別指導もする。

 子どもが少ないメリットについて、6年生10人を受け持つ担任の武藤亮教諭(29)は「どの授業も一度は質問が当たるので、個々の理解の程度が分かる」と話す。

 一方、1年生の担任の中川るり教諭(52)は「目が行き渡り、ついつい手助けしてしまう。自立心がなくなってはいけないので、過度の指導はしない」と心がける。

 特認校になる前の02年度の全校児童数は28人。人気は高まる。市教委は「教室も狭く、児童の受け入れは1学年10人が限度。それを超えると、小規模校の利点も薄れるので難しい」と話す。

◇福岡・神戸など、100万都市でも続々

 「特認校」は100万都市でも相次いで誕生している。

 福岡市・博多湾に浮かぶ(のこの)能古(のこの)島(西区)。この春、市立能古小学校は「海っ子スクール」の愛称で特認校になった。5人の児童が新しく仲間入りした。

 新興住宅地の対岸までフェリーで約10分。最寄りの地下鉄の駅から、九州最大の繁華街・天神まで15分ほどで着く。在校生の保護者も対岸に通う会社員が大半だ。

 島の自然を生かした授業が特色だ。地元漁師の漁船に乗って海の汚染を調べたり、魚介類をとったりする。近くの果樹園でミカンの栽培も手がける。

 志賀康弘教頭(50)は「保護者は40人学級よりも、少人数のほうが個別の指導を受けられると期待しているようだ」。

 神戸市は02年度に、北九州市は99年度に、広島市は98年度から特認校制度を導入した。

 神戸市灘区の六甲山小学校は全校児童35人のうち、27人は校区外の子どもたちだ。ケーブルカーやバスを利用して通学する。特認校になる前年の01年度の児童数は11人に過ぎなかった。

 「山の子タイム」と題し、近くの池でザリガニや小魚をとり、ジャガイモを植えることも。南馬進教頭(48)は「住まいを変えずに、ひと味違った教育を受けさせられるのが人気の秘密ではないか」と話す。

 東京都八王子市の恩方第二小学校は特認校の指定を受けた97年度の児童数は39人。今年度は52人と増えている。

 大阪府内では、河内長野市で00年度に始まり、来年度は和泉、柏原両市でも始まる。和泉市が9月に開いた体験学習会には、約50人の児童が参加した。同市教委は「予想以上の注目。家庭的な雰囲気の中で特色ある教育を打ち出したい」と意気込む。

 文部科学省教育制度改革室は「これまでは学校の統廃合や複式学級を防ぐ意味合いで取り入れる地方都市が多かったが、近年は『学校選択の自由化』の流れで、都市部でも選択肢のメニューに取り入れる自治体が増えている」と話している。



 《小規模特認校》 97年の文部省(当時)通知「通学区域制度の弾力的運用」に基づき、学校選択制の一つとして広がった。学校選択制は特色ある教育が進む長所と、学校の序列化が進み地域との連携が希薄になる短所が指摘される。市区町村教委は従来、地理的、身体的理由や、いじめなどの「相当の理由」がないと校区外への入学は原則として認めていなかった。
 この記事中にあるように、親御さんにとってはよい試みだと思います。都会に暮らしながらも、「子どもに自然を感じながら生活してもらいたい」という贅沢な悩みを解消する術のひとつです。子どもとしては、おそらくはじめは嫌がるでしょうね。私ならイヤがると思います。でも、きっと自然の中で生活する「良さ」を実感するでしょう。ギャップを一番、肌で感じているのは子どもたちなんですから……

学力向上は学校より塾・予備校

読売新聞の記事より。以下、引用
学力向上は学校より塾・予備校、親へのアンケで大差 読売新聞

 内閣府のアンケート調査で、「学力向上の面で、学校と学習塾・予備校のどちらが優れているか」を親に聞いたところ、学習塾・予備校を挙げた人が70.1%に上り、学校はわずか4.3%にとどまったことが6日、分かった。

 「学習塾・予備校」を選んだ理由(複数回答)は、「教え方がうまい」が64.6%、「受験に役立つ」が62.6%、「学習進度に応じた指導」が62.4%だった。ゆとり教育については、「見直すべきだ」が61.6%にのぼり、「継続すべきだ」は5.0%だった。

 調査は、内閣府が野村総合研究所に委託した。同研究所のインターネット調査のモニターのうち、小中高に通う子供を持つ親2万7306人の中から3620人を無作為に抽出し、1270人から回答を得た。
 学校の先生が、塾講師に「教え方」を学びに行く時代です。なにも不思議なことではないと思う。学習塾と学校の役割の差を考えれば、今の学校の問題が見えてくるのではないでしょうか?

Tuesday, October 04, 2005

教育ルネサンス:「教師力」セミナーの概要

 去る9/17に行われた「教師力」セミナーの記事が読売新聞にありました。その概要が教育ルネサンス:読売新聞で見ることができます。

 私は朝刊で見たのですが、乙武くんがこれに参加していてコメントを載せています。そして、驚いたのが小学校の免許を取得しようとしていること。「小学校教師目指し勉強中」ちょっと前に「教育に興味がある」ってなことを何かで読んだか、聞いたかした記憶が蘇りました。まさか、小学校教師を目指しているとは思ってもいませんでした。既に新宿区の教育アドバイザーとして活躍しているとのこと。乙武くんの視線で情報を発信し続けて欲しいです。

指導力不足:男性教諭を隔離部屋で研修

MSN-Mainichiの記事より。以下、引用
【教員】指導力不足の男性教諭を隔離部屋で研修 北海道

 北海道上川支庁管内の道立高の校長ら管理職3人が、「指導力不足」と認定した男性教諭(52)に対し、今春以降、生徒や同僚から隔離した部屋で研修を課したうえ、退職を促す発言を繰り返していたことが分かった。教諭は4日、札幌法務局と札幌弁護士会に人権救済の申し立てを行う。道教委は「研修の方法は学校の裁量に任せている」と話しているが、指導力不足教諭の再教育のあり方について議論を呼びそうだ。

 教諭は大阪府出身で、38歳で道の教員採用試験に合格し、2003年4月に同校に着任。同校は04年9月、指導力が不足しているとして英語担当と1年の副担任を外し、道教委は今年3月、指導力対象制度の対象教員に認定した。

 教諭によると、研修は指導力向上と職場復帰を目的に4月から始まった。研修部屋は同校1階の約10畳の書道準備室で、日中でもカーテンは閉じられたまま。外部との接触はほとんどなく、教諭は連日午前7時55分~午後4時40分、デスクで研修日誌を書く。課題は教師の心構えや生徒の指導方法などで、その都度、学校側が与えた。

 教頭と事務長はほぼ毎日、研修部屋を訪ねている。教頭らは7月下旬~9月上旬、教諭に「人間のカス。ゴロツキだ」と中傷する発言をしたほか、「最初からやめさせたいとみんな思っている。先生もPTAも」「転職先とか考えているか。不安じゃないか」などの発言を繰り返した。教諭はこれらの発言を録音していた。

 教諭は過去に勤務した学校で生徒に体罰を与えたとして処分を受けているが、校長は3月上旬、教諭に対し、「(次に問題を起こせば)懲戒免職だ。依願退職すれば退職金は出る」と述べたという。教諭は「職場復帰を目指してきたのに、どうしてその逆のことをしようとするのか」と憤る。

 研修は現在も続いている。管理職3人の発言は不当労働行為の疑いがあるが、この校長は「守秘義務を定めた地方公務員法に基づき、何も話をすることはできない」と言う。道教委教職員課の日下孝主幹は「管理職による中傷や退職強要発言については、何も聞いてはいない」と話している。
 JRの日勤教育を思い出した。目的も一緒だろうか?考えさせられる。

 前に北欧(スウェーデンかノルウェー)の教育現場のドキュメントを見たことがある。ここでは、先生はなりたい職業1位(確か)であり、志願者のモチベーションも高い。即ち、志として教育力・指導力を高めたいと思っている。先生同士で毎日のように教育について議論・討論しているようだ。こういった形は望ましいが、仕事量が多い日本の教師には負担にしかならないのだろう。先生に求めることは何か?ということを再確認しないと改善しないだろうなぁ……

Saturday, October 01, 2005

夜更かし…

 5時くらいに外へ出てみた。

 息が白い…、寒いわけだ。
 とりあえず、軽くストレッチ。
 あちこち、(― o ̄)コキッ( ̄o ―)コキッ
 やばいな、軽く腰イタイや(-"-;)

 なんか、花火があがっていたなぁ、体育祭か…
 なんて中途半端なときにやるんでしょう。
 来週は体育の日なのにさぁ。

 う~ん、今から寝るべきか、起きているべきか。
 12時くらいに起きられるなら、少しでも寝たほうがいいと思うんだけど…
 起きる自信はない。
 そうすると明日は地獄だなぁ。
 暗記もしなきゃいけんし、悩むなぁ…

 悩む…

 (_ _).。o○

 寝よう…

Friday, September 30, 2005

宮城・東北高校が教職員の早期退職者を募集

asahi.comからの記事です。以下、引用
宮城・東北高校が教職員の早期退職者を募集

2005年09月16日20時38分

 高校野球などで知られる東北高校を経営する南光学園(仙台市、五十嵐迪雄理事長)は16日、同校の40~59歳の教職員約110人を対象に希望退職者を募ることを明らかにした。募集人員は15人程度。私立学校の経営は少子化の影響で厳しさを増しており、有名校もリストラを迫られた形だ。

 南光学園によると、東北高校の生徒数は現在2076人で5年前より約4割少ない。入学者数は03年度から定員割れが続き、今年度は定員840人を約15%割り込んだ。

 学園は昨年度から本格的な財政再建に乗り出した。今年度は教職員へのボーナス支給を取りやめ、定期昇給も停止。経費節減のため、最近は野球部の遠征試合を以前より減らすなどしていたという。

 希望退職者の募集期間は10月3日から同31日まで。通常の選択定年制度で定められた退職金に2割加算して支給する。

 全国私立学校教職員組合連合によると、この3、4年、生徒数が減り、経営の厳しい学校が増加。一部私学ではリストラが始まっている。
 教職員もオチオチしてはいられない時代になりました。特に私立は経営があるから顕著ですね。生徒=お客様ですからね。経営論理と教育論理を全うするのは並大抵のことではないと思います。特に現場で働いている先生にとってはこの上ないストレスでしょうね。生徒を集めるためには… こうなってくると、私立の場合は学習塾との区別がドンドンなくなっていきそうな予感がしますね。それか、スポーツや文化活動にシフトするか、かなぁ…「学校法人」っていう考え方事体が大きく見直されそうな感じがしますね。

 生徒数減少に伴うリストラは分かるけれど、私学ならばもう少し考えられるコトがあるんじゃないかなぁ?って思う、今日この頃……

Thursday, September 29, 2005

今年の紅葉は遅い

 毎年楽しみにしているコトのひとつです、紅葉。今年は例年と比べて1週間くらい見頃が遅れるとか。まぁ、例年がよく分からないので実感がないのですが、鎌倉辺りで11月下旬から12月上旬とのこと。きっとこの頃はクリスマスの雰囲気一杯なんだろうなぁ。

 しかし、紅葉といえば、去年は酷い目に遭いました。目的地に着いたのが18時です。真っ暗で何がナンやら。とりあえず、近くの滝にでも行ってみますかってことで行ってみても、ライトアップもなく、分かるのは水の落ちる音と水辺の涼しさ。そのまま帰宅です。寂しかったなぁ(/_<。)

 今年はそんなことにならないように、よく計画したいと思います。今年は京都に行きたいなぁ…、無理かな…

Monday, September 26, 2005

天然のプラネタリウムがある幸せ…

 家庭用プラネタリウムが人気らしい。なぜこんなニュースに注目したかというと、昨晩とてもキレイな夜空だったからである。自分的にタイムリーな話題だっただけに引用してみた。

 しかし、昨晩はホントにキレイな夜空だった。あれだけの星が見えたのは久しぶりだ。写真を載せたかったが、自分のデジカメでは夜空はまとも撮れないので断念。プラネタリウムで見る星たちより、近くに見えるのは不思議ね。

 昨日は台風一過で、かつ一日中風が強かったから塵も埃もどっかへいってしまったのだろう。実に透明感のある空だった。近くに線路もなければ、幹線道路もなく、この時期はエアコンの室外機の音もない。聞こえてくるのは月の動く音だけだった。とりわけ、星座に詳しいわけでもない。知っているのはオリオン座くらいだが、眺めているだけで幸せなキモチになれる。すこし、昔も思い出す。

 いつもは温かい缶コーヒーを相棒にするのだが、まだ、自販機には冷たいヤツしかない。今日は「辛さ」しか分からない。

Thursday, September 22, 2005

修学旅行中に飲食接待

以下、毎日新聞の記事から引用
 大阪府教委は21日、修学旅行の引率中に旅行業者などから飲酒の接待を受けたとして、東大阪市立中学校の男性教諭(61)を懲戒免職処分にした。酒席に同席していた女性校長(59)も停職3カ月の懲戒処分とし、校長は同日、依願退職した。
 府教委によると、教諭は今年5月、3年生を引率して長崎県に修学旅行に行った際、白昼、校長が制止するのを聞かず、ハウステンボスで添乗員が購入したビールをコップ4杯飲んだ。また、2日間にわたって宿泊したホテルの社長の誘いを受け、ラウンジやスナックをはしごして飲食の接待を受けた。校長も同行していた。
 教諭は体育教諭として88年から同中学校で勤務し、定年退職後の昨春、養護学級の補助教諭として再任用された。昨年度の修学旅行でもスナックで飲食接待を受けていた。また、校長は昨年7月の臨海学校で教員13人が宿舎から提供されたビールを飲んでいたのに、東大阪市教委の調査に「飲酒の事実はない」と虚偽の報告をしていた。校長は「生徒を混乱させ、保護者や地域の信頼を失うことになり反省している」と話しているという。
 府教委は、修学旅行業者の選定で不正行為の疑いを抱かれないよう、近く、市町村教委や旅行業者に公正を期すよう文書で通知する。
 「まぁ、こんなのは日常茶飯事でしょ?大部分は表沙汰になっていないだけ」と、一般人には思わせてしまうのがホントのところだと思う。学校側の思惑としては、長年利用していれば融通が利くこれが一番の理由ではないであろうか。子どもが伴うので臨機応変に、そして、ある程度の無理も利いてくれるとあれば、付合いを深めるしか現時点では方法がないのだろう。旅行会社やホテル・旅館とすれば、ろくに金の計算もしないカモなわけだ。少しでも相手の要求を満たす、それ以上のサービスを与え、ちょっと唾でもつけておけば毎年ねぎを運んでくれるわけだ。まぁ、ここではそんなことは問題でなくて校長(59)の言うことを聞かない男性教諭(61)について言いたい。

 日本の悪しき習慣である「年長者の功」というものが関係していると思う。校長と補助職員という肩書きの差以上に強い序列関係を持っているものである。ましてや、体育会系とくれば当然のことなんだろう。

 なぜ彼らはもっと広い目で利害関係の計算ができなかったんだろう?「学校以外知らないからじゃん」と言われてしまうのも無理ない。

Friday, September 16, 2005

Re: タイトルとデザインを変更しました

スタイルシートの「+」機能について調べてみました。

 どうやら、こいつは「隣接セレクタ」と呼ばれているらしいことが分かった。この機能はIE(Win)では実装されていないもよう。仕方がないなぁ…、さて、IEでどのように実装するか……、他の手段を考えるか……、悩むところである。

 現状はIE(Win)では、Read Moreは機能しません。
追記
IEで見ると結構やばいです(-_-;)
でも、しばらくはコレで行きます。
誰か、Mainページで過去に投稿した全ての記事のタイトルを取得する術を教えてください。Helpに書かれているのは、私が望むものとは違う……

Thursday, September 15, 2005

道徳題材100以上開発

 2005/9/15付の読売新聞の教育ルネサンスにあった記事だ。道徳教育の研究のレポートも書かねばと思っていたのでメモることに。中学の教員免許を取得する人は必須科目。そして、教育実習でも道徳の授業をやらなければならない。

 何が道徳で、何がそれでないのかも判断できない自分に授業などできるのかと不安になったのを思い出した。

タイトルとデザインを変更しました

 デザインを変更しました。理由は読み易さです。タイトルも「亮庵」だと何のBlogだか分かり難いので変更。デザインを変更したときにタイトルのところが非常に寂しかったのも理由としてあります(^^;;

 で、 今回は、Read More機能の実装もしました。色々、試行錯誤しましたが、コレに落ち着けようと思っています。このRead More機能はIEでは機能しません。残念!当方IEとFirefoxで動作確認をしておりますが、どうにもこうにもなりませんでした。原因はスタイル シートの「+」機能だと考えています。「>」はきちんとIEでも機能するのにねぇ…

 なんか勘違いしているかもしれないので、もう少しいじってみます。が、今日のところはこれでおしまい…

Tuesday, September 13, 2005

Blogデザインと投稿の仕方について

 Bloggerにはカテゴリ機能がありません。なんとか、そのような機能を実装したいと考えています。そのために、デザイン等々が度々変更されると思いますのでご了承ください。

 投稿の仕方もまだ考えがまとまっていません。なるだけ、科目ごとにまとまって見ることができるようにしたいと考えています。投稿済みのコラムを編集していくか、新しく投稿するかどうか、これから決めます。とにかく、見易さ重視で考えています。

 今後の予定として、既に単位修得した科目についても、随時、投稿していきたいと思います。

Monday, September 05, 2005

日大通教英文科

 タイトルのとおり、私は日大通教英文科に属しています。通教はレポートと試験で単位が取得できる。なので、基本的にひとりで勉強を進め、自由な時間で勉強する、とても便利な学び場だと思います。しかし、そういった特色故に、
  1. 一緒に勉強したり悩んだりする友達が出来にくい。
  2. 資格取得の条件を誤解している。
などの弊害も多々あります。自分も最近まで誤解していたコトがありました。かなり凹みましたよ。時間軸が変わっちゃいますからね……

 今はインターネットが、そういった垣根を取り払う最も身近で手軽な術になっていると思います。入学前でも在学中でも、きっと、卒業しても……

 検索すればそれなりの数がヒットし、それらのサイトはどれも素晴らしいものばかりです。それらに少しでも足しになるようなモノを提供することができたらいいなぁという思いでBlogを設けました。途中で挫折しないためにもね。
「分っかんねぇ(ノ_-;) 教えて…」
「ちょっと、ノート見せてくれ(;人;) 」
的な通学生の雰囲気でやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。