Saturday, January 31, 2009

矛盾とカオスと立川談志

「台風がきているんだ」といわれても
「そりゃたいへんだ!」と返事するような
激しい雨風でも過ぎ去ると物悲しい。

乱れ散った枯れ葉が彷彿させることは
「春の嵐」であったが、
本日の風はまさしく冬の嵐である。

Amazon.co.jp: 赤めだか: 立川 談春: 本立川談春氏の『赤めだか』を読む。
理由は評判がよく、売れているから。
どこの誰の紹介か失念したが、
このセリフいいなぁと思った。
どんなセリフなのか覚えていないのだが、
いいなぁという感覚だけが残っていた。
「こんなのが一杯あるのか」
という期待があった。
近ごろ、名言やらなんやらに妙に惹かれる。

読んでいたらそのセリフにひっかかった。

「お前に嫉妬とは何かを教えてやる」(pp.116)


落語にかぎらず演芸のたぐい、テレビドラマ
映画、小説など人間関係を描いたもの、
広くまとめると人文系に、自分を省いた。
秀逸だと思った。

おもしろかったよ、立川談志が。

Tuesday, January 27, 2009

無駄な出費多数

お金がない。そんな時代だ。
どこもかしこも、ぎりぎりのやりくりだろう。
なのに時代に逆行するような
はずかしいを通り越した低レベル。

教員不祥事:現場での対応検証 3月の定例会、対策案に反映--県教育長 /岩手 - 毎日jp(毎日新聞)

わいせつ・セクハラ事案や飲酒運転など県内で教員の不祥事が相次いでいる問題で、法貴敬県教育長は26日の記者会見で、「これまで通知ばかりで、どの程度現場に浸透しているのか検証が不十分だった」とし、検証結果を3月に開催予定の県教育委員会定例会で示す対策案に反映させる考えを示した。

教職員の不祥事防げ 宇都宮市教委、危機管理マニュアル作成 |下野新聞「SOON」ニュース

【宇都宮】市教委は二十六日までに、教職員の不祥事の防止を目的とした危機管理マニュアル「『頼れる教職員』『信頼される学校』を目指して」を作成した。


こんなどうしようもないことに予算を割かなければ
ならないほど低レベルなのか。

教員志望の倍率は減ったとはいえ
どこでも、4~5倍くらいあるだろう。
変えはいくらでもいるはずだ。

宇都宮の危機管理マニュアルは
誰のための何に対するものなのだろう?
注意のベクトルが真逆だ。

Monday, January 26, 2009

河合隼雄 / 茂木健一郎 『こころと脳の対話』

Amazon.co.jp: こころと脳の対話: 河合 隼雄, 茂木 健一郎: 本どこで見聞きしたか忘れたが、
「ネガティブ思考の人間とではなく
ポジティブ思考の人間とつながりを持とう」
ということばが頭にこびりついてる。
わが身を振り返るとゾッとする。
本書の登場人物である
河合隼雄氏と茂木健一郎氏は
ポジティブ思考の最たるロールモデル
ではなかろうか。

目次

本書は河合隼雄氏の専門分野
ユング心理学を軸にしてはなしが進む。
河合隼雄と聞いて、私が思い浮かぶキーワードは
「中空均衡構造」である。

河合 それがね、一神教的モデルでいくと、やっぱりセンターがほしいんですよ。僕はそうじゃなく、統合的ではなくて、バランスというかね、そういう考え方のほうが僕は好きなんですよ。
 僕は日本の神話をモデルに考えてましてね。日本の神話の場合は、簡単にいうてしまうと、三つの神様がいる中で、ふたつの神様はものすごい葛藤とか対立があるんですよ。
 で、三つ目の真ん中の神様が大事なんやけど、真ん中は何もしないんですね。たとえば天照大御神とすさのおのみことが対立する神で、つくよみの尊が真ん中の神であって、無為なんですね。
 そういうのをずっと調べていって、僕は「中空均衡構造」という呼び方にしたんです。真ん中はプリンシプル(原理)もパワーももってないんですよ。だから、全体がバランスをとれるんだと。(pp.40-41)


福田さんが総理大臣に選ばれたときに
メディアがタグづけしたリーダー像。
最近ではオバマがこれではないかという
意見をちらほら聞く。

通奏低音として流れているのは
「関係性」のジレンマ。

河合 物理学の法則はどこでも適用できるわけですね。ところが、フロイトのいっていることは、フロイトとその相手の人が「自分たちをどうしようか」というなかで考えたことであって、それは誰にでも適用できるものではないと、僕は思っているわけですね。<略>
 僕がいうのは、「私のやっていることは近代科学とは違います」と。「違うことをやってるんだけれど、意味があるんです」といういい方をしている。(pp.183)


とてもデリケートなはなしだと思う。
本書を読んでいると、臨床心理士として
切実な思いのようだ。
しかし、河合氏の考える世界は
とてもレベルの高い世界だと思える。
ある側面では高コストになるだろう。
このような世界を営むために
どのようなコンセンサスをとればよいのか
頭を悩めそうだ。
しかし、必要なパラダイムシフトだろう。

私は河合隼雄氏のエピソードで
好きなのがひとつある。
それはタクシーのはなしなのだが、
確か茂木氏経由で知った。
それの出所が本対談だったとは。
リラックスして読める一冊。

Wednesday, January 21, 2009

横浜市が全校で小中一貫教育

全小中学校で小中一貫教育を行うと
横浜市が決めたらしい。

「小中ギャップ」解消へ全校で一貫教育 横浜市決定のメリットは?!  (1/3ページ) - MSN産経ニュース

横浜市教育委員会が、新学習指導要領が完全実施される平成24年4月から、すべての市立小中学校で9年間一貫の教育を実施する方針を決めたことが19日、分かった。小中一貫教育は東京都品川区や広島県呉市などで導入されているが、横浜市のように小学校346校、中学校全145校という大規模な実施は全国初


横浜市が小中一貫教育を決めた。
理由は「勉強」と「環境」ということ。

「勉強」では、中学進学直後に勉強が急に分からなくなる「中1ギャップ」の解消が期待できる。


俗に言う「中1ギャップ」というやつで、
社会問題にもなった。

現在、同市では中1生の半数が人間関係の変化による不安などで何らかの形で不登校を経験するという。


もうひとつの「環境」も「中1ギャップ」と
いってもよいと思うが、そう書いていない。

このニュースを聞いた翌日
栃木県でも小中一貫教育が導入される
というニュースがあったが、
そこには

背景には子供たちが抱える心の問題「中1ギャップ」の解消がある。


「中1ギャップ」とは便利なことばである。
地域で問題が異なるのは当然のことだ。
しかし、それをひとつのキーワードで
丸めてしまうと、本質を見失いやすい。

栃木県の小中一貫教育は、
制度的な「ゆとり教育」とみることができる。
私はそう理解した。

小中一貫教育は、小学校6年間、中学校3年間という期間にとらわれず、子供の発達によって3段階に分けて行われる。


私の知る一貫教育とはこれだ。
品川の例もこのパターンだったと思う。
横浜の場合、この色が薄いような気がしてならない。

横浜市の小中一貫教育導入の報を受けて
文科省次官のコメントがすばらしい。

文部科学省の銭谷真美事務次官は19日、横浜市の取り組みについて「小中、中高、高大といった学校間の接続は大きな課題。小中学校の9年間を一期間ととらえ、どのようなカリキュラムを作るべきかという試みは評価し、応援したい」とエールを送った。


すべてにおいて、温かく見守り、
応援だけにとどめてほしいものである。

see also
KOYASUamBLOG2 | 小中一貫とはなんだろう

Sunday, January 18, 2009

入試いろいろ

センター試験が終わった。

明日センター受ける奴は絶対見ろ!:アルファルファモザイク

以外に見ている人が多いので驚く。
そういうものなのか。
まぁ、悪くはない。
しかし、これは如何なものだろう…

468 大学への名無しさん[ ] :2009/01/17(土) 23:20:27 ID:JkjSQj7w0
 308 名前: すずめちゃん(石川県) 投稿日:2009/01/11(日) 17:35:28.71 ID:esQmBVza
 ここで良いことを教えてやろう

 マークシートは「解答の欄に光を当てて、黒ければ○、塗ってなければ×」
 と判定する「OMR」という仕組みをとっている。
 つまり、「解答が黒ければ○」ということだ。

 すなわち、0~9まですべて塗っておけば、無条件で解答が黒と判定され
 満点を取ることができるぞ!

 2chを見ている君だけに教える秘訣だ、口外は控えるように!


大きな混乱はなかったのだろう。
新聞には英語リスニングのレコーダ
の不具合で200人くらいが再試験
とあった。

時事ドットコム:リスニング、今年もトラブル=249人が再テスト-センター試験、初日終了

4回目となった英語のリスニングでは、180会場の249人が機器の不具合などを申し出て、機器を交換して行う「再開テスト」を受けた。ほかに4人が対象となったが受験を辞退した。


「今年『も』トラブル」というのがイヤな感じだ。
前日に機材の確認は行わないのか?
それとも機材にはノータッチなのか?
後者かな。


同じ入試でも、こちらはちと事情が変わる。

asahi.com:知的障害者も普通高へ-マイタウン愛媛

同会は「知的障害者に中学時代の仲間がいる地元の普通高校へ通わせてあげたい」として、入試の際は、筆記試験の内容を記述式から選択式にしたり、課題を与えられて書く作文に自分の受験に対する思いを書いてもよいようにしたりするなどの特別措置を求めている。


正直言って、理解に苦しむ文言だ。
なぜ普通高校へ通わせたいのか?
普通高校へ通わせて、
どのような結果を望むのか?
この記事からはこのような長期的展望が
見えてこない。


Amazon.co.jp: 竹中式マトリクス勉強法: 竹中 平蔵: 本竹中平蔵氏の『竹中式 マトリクス勉強法』
を読む。

勉強方法のハウツウというよりも
竹中氏の勉強録という目線で読む。
小泉さんのはなしなども興味をひく。

誰もが見られる公開情報だけで、十分(pp.175)


楽をしてはいけない、いや、
楽をしなければいけないのか。


先ほどの記事の疑問も情報源の本家本元を
たどれば解せるかもしれない。

1月15日県教委高校教育課へ 特別措置について要望しました

残念ながら答えにはたどり着けなかった。
今現在でも障害児への門戸は開いている。

県教委によると、知的障害者も県立の普通高校を受験できるが、現在は入試の筆記試験の得点への配慮はしていない。ただし、知的障害者の受験者は「特別措置願」を提出し、別室での受験や中学校の教師が介助者として入試に同席することなどは出来る。


それに対して、

知的な障害を持つ子どもたちであっても、県立普通高校で学びたい希望を持つ者については、受け入れて教育をするつもりで県立普通高校の門戸を開けてください。


上記のような要望ではなく、
ここでこそ、受験に対する思いを
伝えるのが効果的ではなかろうか。

Tuesday, January 13, 2009

バカと科学は使いよう

ガザでの緊迫した状況はメディアで知っている。
今日もクローズアップ現代でやっていた。

今日、キムタツ先生のブログで
ひっかることばあった。

戦争反対! | キムタツブログ | 灘高キムタツ 木村達哉 オフィシャルサイト

DIMEという兵器についての引用文である。
そのなかの説明で「非人道的兵器」という
ことばが異彩を放って見えた。

かつて聞いたことがあることばだと気がついた。

人道的な兵器 非人道的な兵器|森達也 リアル共同幻想論|ダイヤモンド・オンライン

今年の5月30日、「クラスター弾に関する外交会議」がダブリンで開催され、非人道的兵器と言われるクラスター爆弾を全面的に廃止することと、既存の貯蔵分については8年以内に廃棄することが、参加国約110ヵ国の全会一致で採択された。



何の因果かわからんがこんな記事もみつかる。

TOSSランド「懇談会で保護者が真剣に聞いた短い語り」(小学校英語について) - 女教師ブログ

むかし「馬鹿とはさみは使いよう」といわれた。
はさみを比喩にし、バカも適当な使い方を
すれば、けっこう役に立つという意味だ。

「バカと科学は使いよう」
意味は変わってしまうが、語感が好きだ。

國弘正雄 『國弘流 英語の話しかた』

Amazon.co.jp: 國弘流英語の話しかた: 國弘 正雄: 本正直なところ今更感、バリバリであるが、
よい本なので書く。

私は著者の國弘正雄氏のことを知らない。
見たこともないし、聞いたこともない。
なのでネット界隈でよい本だと言われても
読む気になれなかった。
本書の分厚さに威圧されたのも理由だ。

しかし、重い腰を上げて読んでみた。
英語学習理論本はお腹一杯であったが、
もっとはやく読んでおけばよかったと
後悔した。

目次
第1部 只管朗読編
私の只管朗読
繰り返すということ
只管朗読にはどんな功徳があるか ほか
第2部 英文法編
私と英文法
文法を知っているということ
文法をめぐるいろいろな主張 ほか
第3部 活用自在編
英会話と活用自在
只管朗読と活用自在
主題レベルの活用自在 ほか
第4部 日本と世界と英語編

英語で考えるとはどういうことか。
通訳するときはどんな頭の使い方
なのか。などは安心できる返答だった。
これだけでも学習のイメージは膨らむ。

正しい英語学習方法はあるのか?
むずかしい問いだと思う。

しかし、私が中学高校のときにやってきた
予習として教科書の英文を訳し、
授業で正しい訳と正誤確認し、
復習でもう一度自力で訳すのは、
効果も効率も悪いやりかただと思う。

これは教員にとって効率的なやりかたである。
けっして、生徒のためではない。

最近では訳先渡しで授業が行われている
らしい。私が受けてきた授業とは正反対の
スタイルである。
しかし、本書を読むと「あぁなるほど」と
腑に落ちると思う。

Coming of Age Ceremony

1月15日が成人式でなくなってから
何年経ったのだろ。そして、
成人式というと記録的な豪雪という
イメージもいつからのものなのだろう。

あいもかわらず、奇行する新成人を
メディアはおもしろおかしく報道する。
(テレビは見ていないので推測)
アレを見ると、18歳で成人とする
法改正に慎重になりたくなるが、
現状は逆なのかもしれない。
15歳か16歳で成人としてもよいのでは?

今日も冷たい風とともに風花が舞った。

Thursday, January 08, 2009

教育と競争の愚

教育と競争の関係は悩ましい。

【正論】社会学者・加藤秀俊 「競争」なくして何の教育か - MSN産経ニュース

上述リンクのような主張が「正論」として
まかり通ることに危機感を感じる。

受験や就職、昇進は確かに競争だろう。
椅子取りゲームだからだ。
養老孟司氏が本に書いている。
「名刺には、所属と役職をデカデカと書き、
名前はゴム判ででも押しておけ」と。
上述リンクの競争とはこのようなものだ。
教育における競争は、一体どこで
教育を受けるのかということだけである。

なので、教育というか学習の場に、
競争が必要かどうか考える必要がある。

椅子取りゲームにおいて、
80点と79点は致命的な差である。
しかし、学習の場においては、どうであろう?
学習の場においては100点が求められるのが
ほとんどだと思う。
80点と79点というのは100点までの距離
でしかない。

そして、教育というのは100点から
はじまるのである。
本来ならこうであろうが、我々は
年齢でものごとを考える。
これも悪しき習慣だと思うのだが、
変わる気配はない。

see also
必要のない競争をさせることのどこが教育なのか - 今日行く審議会@はてな

Tuesday, January 06, 2009

英単語、こんなところが間違いやすい

アルクがスペリングミスが多い単語を発表と、
ライフハッカー[日本版] さん経由で知る。

英辞郎 on the Web - 【Memo】スペリングミスの多い単語トップ 25:スペースアルク

ペンで書くのと、キーボードによる打鍵では
違いがあるのかどうなのか、知りたいところ。

それはそうと、やっぱりなという間違いが多い。
ざっと見たところ、いくつかのパターンに分類できそうです。
  • 子音の連続:appreciate、accommodate など
  • L / R の混同:available、relevant など
  • -tion / -sion などの名詞化の接尾辞の混同:dimension など
  • -se / -ce などで終わる名詞形の混同:response、inconvenience など
  • ie / ei の混同:achieve、receive など
  • in- / im- などの否定の意味を表す接頭辞の混同:inconvenience など

子音の連続は厄介だな。

response と inconvenience は、
こうやって並べられると、ああなるほどな
と思う私は抜けすぎだろうか。

ものごとを対比させて覚える方法は
王道であるが、どっちがどっちか
わからなくなる可能性は大きい。
雑多な知識を整理するにはよいが、
新しく覚える方法としては如何なものか。

発音とシラブルに注意しながら、
地道に覚えていくのがいいでしょう。

via
スペルミスの多い英単語、TOP25 : ライフハッカー[日本版], 仕事も生活も上手くこなすライフハック情報満載のブログ・メディア

Monday, January 05, 2009

review the お正月

なんてことはないのだが書いてみたい。

先ほど NHK で、『もっと知りたーい!ノーベル賞』という
番組が放送されていた。
この字面からもわかるように、
バラエティー番組である。

毎度毎度の、難しい理論をわかりやすく
説明する、アンド、ノーベル賞までの
苦難を道徳的に振り返る番組である。

で、お正月レビューが絡む。

お正月のテレビ番組というと
「演芸」、「お笑い」、「スポーツ」
だろうか。

お正月は家で過ごす習慣である私は
この数日はテレビっ子になる。
確かにテレビっ子なのだが、いざ何を見たのか
思い出そうと思っても思い出せない。

元日
笑点(少々)
※鶴瓶の家族に乾杯(少々)
ウィーンフィルのニューイヤーコンサート
二日
箱根駅伝往路
さんまのまんま
※ぐるナイ
三日
箱根駅伝復路
※めちゃイケ
知を楽しむ 瀬戸内寂聴

大まかにはこんな感じです。
※印は思い出せずに、カンニングしました。

で、ノーベル賞につながります。

他にまともな番組もあったのかもしれない。
たしか、経済会議みたいなのはあったような
記憶がある。
でも、科学番組はひとつもなかったと思う。
超ひも理論の3時間特別講義
なんていうのも今年は
アリなのではないかと思った。

しかし、年末から正月にかけての
1週間は体調がよろしくなくまいった。
今も、ちょっと寒い。
貧血っぽい感じもする。
もう寝よう。

Thursday, January 01, 2009

HOME

何をするにもよりどころは必要となる。
よりどころが本物でないと、
あれやこれや、すべてが光って見える。

あの人が持っているものを
私は持っていないと落ち込み、
それを手に入れようと躍起になる。

でも簡単には手に入らない。
そして、絶対に追いつくことができない。

なぜ手に入りにくいのか?
それはふわふわしたものだから。
手ごたえがない。
そして、誰に確認をとっても、その確認がほしくなる。
第三者機関を置くと、その第三者機関が
信頼足るべきものか不安になるのと同じだ。
どうしても手に入れたいのなら、
本物に触れるしかない。

躍起になるだけマシだ。
ほとんどは、こんな簡単なことなのか
と甘く見て、もっと崇高な言葉を探すか
もっと楽な道があるはずだと探すか
とにかく、旅に出てしまうのだろう。
旅に出てしまえば、喜ぶ人は大勢いる。

Whenever people agree with me,
I always feel I must be wrong.

Oscar Wilde のこのことばが、
真実ではない関係を作りたい。
そのために、
確固たるよりどころを築きたい。

NHK 教育のクラッシックコンサートを
大晦日、元日と観ている。
ウィーン・フィルのコンサートをまじまじと観るのは
はじめてかもしれない。
ハイドンの「告別」はちょっと驚いた。
クラッシックのコンサートであんなに
笑い声がもれるのか。