Thursday, January 01, 2009

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何をするにもよりどころは必要となる。
よりどころが本物でないと、
あれやこれや、すべてが光って見える。

あの人が持っているものを
私は持っていないと落ち込み、
それを手に入れようと躍起になる。

でも簡単には手に入らない。
そして、絶対に追いつくことができない。

なぜ手に入りにくいのか?
それはふわふわしたものだから。
手ごたえがない。
そして、誰に確認をとっても、その確認がほしくなる。
第三者機関を置くと、その第三者機関が
信頼足るべきものか不安になるのと同じだ。
どうしても手に入れたいのなら、
本物に触れるしかない。

躍起になるだけマシだ。
ほとんどは、こんな簡単なことなのか
と甘く見て、もっと崇高な言葉を探すか
もっと楽な道があるはずだと探すか
とにかく、旅に出てしまうのだろう。
旅に出てしまえば、喜ぶ人は大勢いる。

Whenever people agree with me,
I always feel I must be wrong.

Oscar Wilde のこのことばが、
真実ではない関係を作りたい。
そのために、
確固たるよりどころを築きたい。

NHK 教育のクラッシックコンサートを
大晦日、元日と観ている。
ウィーン・フィルのコンサートをまじまじと観るのは
はじめてかもしれない。
ハイドンの「告別」はちょっと驚いた。
クラッシックのコンサートであんなに
笑い声がもれるのか。

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