Saturday, January 31, 2009

矛盾とカオスと立川談志

「台風がきているんだ」といわれても
「そりゃたいへんだ!」と返事するような
激しい雨風でも過ぎ去ると物悲しい。

乱れ散った枯れ葉が彷彿させることは
「春の嵐」であったが、
本日の風はまさしく冬の嵐である。

Amazon.co.jp: 赤めだか: 立川 談春: 本立川談春氏の『赤めだか』を読む。
理由は評判がよく、売れているから。
どこの誰の紹介か失念したが、
このセリフいいなぁと思った。
どんなセリフなのか覚えていないのだが、
いいなぁという感覚だけが残っていた。
「こんなのが一杯あるのか」
という期待があった。
近ごろ、名言やらなんやらに妙に惹かれる。

読んでいたらそのセリフにひっかかった。

「お前に嫉妬とは何かを教えてやる」(pp.116)


落語にかぎらず演芸のたぐい、テレビドラマ
映画、小説など人間関係を描いたもの、
広くまとめると人文系に、自分を省いた。
秀逸だと思った。

おもしろかったよ、立川談志が。

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