Wednesday, December 27, 2006

愛国心の通知表評価

 愛国心評価というのはすでに行われているのかどうか、調べていないので不明瞭なのではあるが、私の記憶ではまだだったような気がする。

373news.com - 通知表に「愛国心」評価 薩摩川内市の2小学校

 鹿児島県の公立小学校で、通知表に愛国心の評価欄があったとのこと。1校では2003年度から行われているということなので、今年の教育基本法改正による関心の高さが伺える。そういう私もそうであるが……

 記事によると評価項目は以下である。
  1. 我が国の歴史と政治、国際社会における役割に関心を持ち、歴史と伝統を大切にし国を愛する心情を持とうとする
  2. 我が国の社会的事象に関心を持ち、意欲的に調べ、国を愛する心情と世界の国々の人々と共に生きるという自覚を持とうとする
 まぁ、「我が国」という言葉だったり、「国を愛する」という言葉だったりが愛国心と結びつくか。記事によると学校側は愛国心の評価ではないと言っている。学習指導要領の「我が国の歴史や伝統を大切にし、国を愛する心情を育てるようにする」という文言から設定した項目のように受取れる。

 そうか、学習指導要領に書いてあるのか……。それなら評価せねばならないよなぁ、普通に考えれば。しかし、教育基本法に文言を入れる入れないであれだけもめているのに、学習指導要領の方はそれほどシビアではないのね。なんか、腑に落ちないけど……

Tuesday, December 26, 2006

怪盗アンデス

 昨日、TVのニュースでも多く流れていた。しかし、面白い。

漢検 変“漢”ミスコンテスト

 大賞に選ばれた「遅れました。怪盗アンデス」は、もし、自分に送られてきた時のことを想像するとほのぼのしてしまう。なんとなくホッとしてしまうような誤変換。

 しかし、漢字変換するタイミングってのはみんなどんなかんじなんでしょうか?私は助詞の前で変換するので、結構こまめに変換するタイプのようですが……。

Monday, December 25, 2006

いじめられている君へ

 最近、初講義を行った等々、何かと話題のさかなくん。彼のいじめに対する呼びかけですが、いいこと言っております。

asahi.com :教育 - いじめられている君へ

 魚の世界にも「いじめ」と思しきモノがあるというのは以外でした。発生原因も人間のそれと変わらないように受取れます。さんざん「いじめ」に対するコメントを見聞きしてきましたが、一番こころに響きました。

この類のパズルはやや苦手

 テレビのつまらない時期になってきました。頭の体操と暇つぶしにいかがでしょうか?

ちゅるるん:ピースを組み合わせて空間を埋める 頭の体操っ

 ちょっとやってみましたが、この類のパズルはやや苦手です。幾何学とかすごい苦手でした。なんだか火照ってきました。

Monday, December 18, 2006

オーストリーは定着してない

 NHKのニュースウオッチ9で「Mozartの楽譜がWebで無料公開」を発信していた。まぁ、前に記事にしたが、そこで「オーストリアのモーツァルテウム財団……」と発せられたのを聞いてひっかかった。

 ニュースですらオーストリーと言おうとしない。大丈夫かね?

センスのいい人、悪い人

 ソフトバンクのCMを皮肉ったモノ。いいセンスしているなぁと感心した。



 私もはじめて、このソフトバンクのCMを見たときに「ん?」と感じた。昨今のいじめ報道で洗脳されてしまって、敏感になりすぎかなぁとも思っていた。

 しかし、それを差し引いてもこのソフトバンクのCMは「センスがないなぁ」って感じだ。同じ内容でも、例えば場面設定が「合コン」だったら

男:「ねぇ、電話番号おしえてよ」
女:「えっ、でも私にかけるとお金かかるし……」

 なんてのもできるのにって思う。

Friday, December 15, 2006

Mozartの全楽曲のスコアをWebで公開

 まぁ、このブログの趣向とは全く関係のない記事なのだが、使えるサービスなのでピックアップ。

Home - NEUE MOZART-AUSGABE / DIGITAL MOZART EDITION

 Mozartの全楽曲のスコアがダウンロードできるらしい。素晴らしいサービスだと思う。しかし、曲名と楽曲が一致しないので検索にするための曲名を調べるのに時間をとられそうだ。

 最近、Bachのピアノ曲のCDを友人から借りたのだが、これまたスゴイ。小学生や中学生時分の感動とは比較にならぬ高揚感が得られた。Bachのサイトはないのかい?Chopinもない?

Thursday, December 14, 2006

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因

 「わかったつもり」は、ひとつの「わかった」状態で安定状態だ。そんな言葉が本書中に何度も繰り返し出てくる。それくらい、読みに対して厄介な状態ということ。本書は、読みに対するひとつの姿勢を示してくれる。

Amazon.co.jp: わかったつもり 読解力がつかない本当の原因

 結構、読まれている本だということがGoogleの検索結果やAmazonのレビューからも分かる。それ故に、様々なレビューがあるが、私は「良書」だと思う。特に第5章の「2. 解釈の自由と制約」、「3. 試験問題を解いてみる」は良かった。まとめのページから引用。

  1. 整合的である限りにおいて、複数の想像・仮定、すなわち「解釈」を認めることになります。間違っていない限り、また間違いが露になるまで、その解釈は保持されてよいのです。
  2. ある解釈が、整合性を示しているからといって、それが唯一正しい解釈と考えることはできないのです。
  3. しかし、ある解釈がどこかの記述と不整合である場合には、その解釈は破棄されなければならないのです。

 これは、「なるほど、そういうことか」と妙に腑に落ちた。本書にもあるが、国語の試験問題で、適切なモノを選ぶより、適切でないモノを選ぶ設問の方が自信を持ってスムーズに解答できたことを思い出した。それが、上記の「整合性」に関わる記述とピッタリだ。

 これを見ると、日本の国語教育でも「論理的な考え方」が行われていたのだなぁと実感する。ただ、それを「教える側」も「教わる側」も深く考えず、なんとなくやり過ごしてしまったのだと思う。そういう私も、なんとなくやり過ごしてしまったひとりなのだが……

 読み易い本ではあるが、扱っている問題ゆえに、書かれていることが冗長になってしまっていると感じる。しかし、そのために読むのを放棄してしまうのはもったいないと思う。

Monday, December 11, 2006

THE TWELVE APOSTLES AND A BETRAYER.

 非常にむずかしいが、面白いパズル。2日ほど考えた。

THE TWELVE APOSTLES AND A BETRAYER. - R27

 答えはGoogleで検索すれば出てきます、ご安心を。どっぷりはまってみては如何でしょうか?

 先日の情熱大陸で、算数塾の講師がとりあげられていたがはやっているのかしら?コマネチ大学も面白い。

Flashがはやっている?

 KSSブログさんに「社会科で使えるFlash」というエントリがあった。先日、私も紹介した地図が含まれておったがはやりなのかしら?

KKSブログ: 社会の教育に使える、ほどほどにでっかい地図フラッシュ

 個人的に、「Imperial History」はヒットです。英語史で若干、歴史がらみの話があったので興味を惹きました。ほんとに覚えてないなぁって思います、高校の世界史って……

Thursday, December 07, 2006

2学期制で時間にゆとり

 2学期制はすでに多くのところで導入されている。というか、私はすっかり3学期制から2学期制に移行したのかと思っていたが、各自治体・学校で試験的に導入されているもよう。

asahi.com: 2学期制「時間にゆとり」、モデル校で好評 広島 - 教育

 まず、何故3学期制なのかを考えるとよく理由は分かりません。とりあえず思いつくことといえば

  1. 季節感がある
  2. 学習達成度を測るテストの回数を多くし、現状把握を正確にする

くらいしか思い浮かばない。

 記事によると、どうも2の理由が足枷となっているようだ。

同市教委指導課は「これまでも必要な授業時間は確保していたが、さらに年間30~40時間上乗せが出来た。教師が成績評価に追われる7月、12月にも、子どもと向き合う時間を確保できた」とメリットを強調する。

 まぁ、個人的な意見としては、学校になんでもかんでも持ち込んだツケのようなモノだと思う。授業時間を確保することは、義務教育にとっては早急になんとかせねばいけない問題だ。現在のプライオリティだと思う。教えねばいけないことだけがドンドン増えていく。

Tuesday, December 05, 2006

なれあい学級

 最近、児童・生徒と教師の関わり方のスタンスの違いで論じられることが多い。

なれあい学級でいじめ多発、長期被害は小学生の3.6% : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 旧来の管理型への反発・反動から「なれあい型」が生まれたと思うのだが、どうも「なれあい型」の方がいじめ発生率が高いという結果らしい。厳しくしても、緩くしてもいかんということだろう。この記事だけを読んでいると、あまり干渉しないほうがよいのかとも思ってしまう。しかし、どのグループでもいじめがゼロでないことに注目せねばなるまい。

隕石衝突の瞬間

 未だにこの類の映像だったり話の類は心が奮い立つ。

Technobahn - 写真: 月に隕石が衝突する瞬間

 画像は少し分かり難いが、確かに隕石の衝突らしき模様が確認できる。しかし、こんな計画があったのか……

NASAでは現在、月面に人間を送り込む計画を進めており、計画の一環で月面に衝突する隕石の分析を進めているとしている。果たしてこれらの隕石は有人月計画にどれだかえの影響を与えるのか?「我々も正にそのことに関して調査を進めているところです」と、NASAの小惑星環境室(Meteoroid Environment Office)のビル・コーク室長は述べている。

 隕石が降り注ぐ状態ってのは、少し想像し難いが、困難な状況であることだけは確かだろう。どう解決するのか楽しみだ。

Monday, December 04, 2006

早生まれの格差

 幼少期の早生まれに対する「不利」に関する記事。昔からいろいろと言われているが、幼少期の格差を埋める試みも行われているようだ。

早生まれは得?損? 微妙な“格差”埋める動きも|学校教育|教育・福祉|Sankei WEB

 まず、Jリーグの選手の誕生月別で「これほど、バラつきがあるのか」と言っているが、全体の誕生月別の割合が分からないので一概には格差とは言えないのではないだろうか?まぁ、絶対に出てくると思ったが、ちなみに、ヒデと宮本は早生まれである。

 さてさて、勉学面では確かに考慮する必要がある。特に低学年であればあるほど、格差は大きいであろう。公立は知らんが、私立では誕生日別にクラス編成をしたりと工夫をしている。そして、記事にもあるように配慮も必要だ。

 川口さんは、小学校時の成績の差がその後の勉学の過程に影響している可能性を示唆し、「教員などに早生まれの子供に早い時期に(できない子だという)烙印(らくいん)を押したりすることがないように注意を喚起する必要がある」と言及する。

 まぁ、この言葉に問題がないかどうかというと首を傾げるが、心構えは必要だ。

偏愛マップ

 齋藤孝氏の提案するコミュニケーション・メソッド「偏愛マップ」のHP版です。

●◎偏愛マップ◎●

 ここには、NTTでの実践例と僅かではあるが素材のダウンロードができる。

 非常に有益なメソッドだと思います。「偏愛マップ」はコミュニケーションに特化した方法論であるが、なんにでも応用できるだろう。論理は、マインドマップやフィンランドのカルタと同列である。

 相手を知るためにも有益ではあるが、自分を知るのにも有益である。

Flashを使った世界地図

 Flashを使った世界地図で、クリックすると国名が英語で表示されます。

WORLD MAP - countries of the world

 ある程度は分かるかなぁと思っていたが、散々な結果だった。特に、東欧とアフリカはほとんど不正解でした。

The miniature earth

 「世界がもし100人の村だったら」は、既に日本でもよく知られているモノだと思います。

The Miniature Earth Project ::: since 2001

 私は書籍を読んでいないので詳しいことは分からないのですが、これを見るとチョット切なくなります。

Friday, December 01, 2006

品性の問題と言ってしまったらそれまでなのだが……

 ある特定の学校だけの話なのか、それとも一般的な話なのか。

OhmyNews:公立高校教師の華麗なる生活

 記事を読むと、組合という存在が問題なのだというようにとれる。どんな組合なのか知らないが、何かに対して敵対意識を持っているような組合だと、私は感じた。どこと対立があるのか分からない。あくまで推測である。

 しかし、品性の問題と言ってしまったらそれまでなのだが、なんとも骨砕けだ。私生活がどうであろうと、教育を受けた生徒がよい教育を受けたと思ったならば、それはそれでよいだろう。共に働くのは苦痛ではあるが、どう関わろうと自己責任だと考えればよいと思う。ただそれで、被害を被るのであれば、考えなければならないが。しかし、そう思っても、私はこの記事の教員の行動に悪意を感じずにはいられない。

国大のスチューデントティーチャー

 教育実習については、いろいろと問題視されている。例えば最近では、母校での実習は採点が甘くなりがちなので止めたほうがよいなどなど。そんな教育実習に対して、国大が取組んでいる、新しい試み。

「スチューデントティーチャー」 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 名が体を表さないような安直なカタカナ表記は止めてもらいたい、というのは置いておいて、短期的な教育実習とは別に、4年間通して現場に出てもらおうという試みらしい。付属ではなく、地元の学校へ出向いているというのは素晴らしいことだと思う。正直な話、付属の実習と公立校での実習とでは質が全く違う。

 さてさて、何度か指摘しているが、この取り組みのように新しい教員候補は現職の教員により教育されている。当たり前のことなのだが、昨今の教員免許改正の経過過程を見ていると、どうも、新しい教員候補・学生に対してのみばかりに負担を負わせようとしている気がしてならない。大学ばかりでなく、現職が学生を新人教員を「教育」していることをもっと重要視・問題視してもよいのではないかと思う。