Friday, December 01, 2006

国大のスチューデントティーチャー

 教育実習については、いろいろと問題視されている。例えば最近では、母校での実習は採点が甘くなりがちなので止めたほうがよいなどなど。そんな教育実習に対して、国大が取組んでいる、新しい試み。

「スチューデントティーチャー」 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 名が体を表さないような安直なカタカナ表記は止めてもらいたい、というのは置いておいて、短期的な教育実習とは別に、4年間通して現場に出てもらおうという試みらしい。付属ではなく、地元の学校へ出向いているというのは素晴らしいことだと思う。正直な話、付属の実習と公立校での実習とでは質が全く違う。

 さてさて、何度か指摘しているが、この取り組みのように新しい教員候補は現職の教員により教育されている。当たり前のことなのだが、昨今の教員免許改正の経過過程を見ていると、どうも、新しい教員候補・学生に対してのみばかりに負担を負わせようとしている気がしてならない。大学ばかりでなく、現職が学生を新人教員を「教育」していることをもっと重要視・問題視してもよいのではないかと思う。

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