Monday, October 30, 2006

必修科目逃れ - 高校リスト

 相変わらずニュースではトップ項目。時間が経つにつれて波紋は広くなり、歪んでいくような感じです。そんな中、こんなwikiがありました。

"必修科目逃れ"wiki - 高校リスト

 興味のある人はどうぞ。

 今、報道ステーションで高校の校長が自殺したとあった。その高校でも例外なく、必修科目未履修だったようだ。なんだかなぁ……

Sunday, October 29, 2006

無試験入社、定年なしで世界レベルの「匠」を育てた

 先日のカンブリア宮殿で放送されていた樹研工業社長の松浦元男氏の著書だ。放送を見てとても感銘を受けたので読んでみた。

Amazon.co.jp: 無試験入社、定年なしで世界レベルの「匠」を育てた

 読んでみた思ったことは、「信頼」という言葉が多く出てくることだ。理屈は分かるのだが、この「信頼」を築くのに苦労しているのが、ほとんどなのではないだろうか?まぁ、そこがこの社長のスゴイところではあるのだが、もし、自分が経営者だったら…… 果たして同じことができるかといわれたら、できないだろうかぁ……

 しかし、この「信頼」がこの社長の信念のコアである。これがなければ、「伝統的師弟関係からコートと選手へ」ということもできないだろうし、「反論を許さない徹底的な基礎訓練」なんてこともできないだろう。仲良しクラブではないが、仲がよく、組織としての機能も向上し、個々人のスキルも上がるってのは、理想意外の何物でもない。

 以前も同じように感銘した経営者がいる。星野佳路だ。NHKのプロフェッショナルで知ったのだが同じように「社員を信頼し、任せる」というスタイルだ。経営者のみならず上に立つ人間のスタンスというものを考えさせられる。

什の掟

 ソースが日刊スポーツというのがいささか心許無いが、遅かれ早かれ採り上げられるだろうと思っていた。

いじめ問題に「什の掟」問い合わせ続々 - 社会ニュース : nikkansports.com

 「国家の品格」が発行された当初もなんやかんや言われたが、教育現場が積極的に取り入れたいと動いているという。

 現在は博物館となっている会津藩校日新館には、全国の教育関係者から問い合わせが相次いでいる。同館によると「九州、四国を含め、全国の小学校の校長先生から『現代風に変えて子供たちに教えたい』という声が多い」という。

 まぁ、変えずに教えても困るけれど……、どう変えられて子どもたちに教えられるのか、いささかの心配はある。しかし、なぜコレが今に生きていないのかをよくよく考えてもらいたい。

Saturday, October 28, 2006

「アナタ」にこめられた想い

 10月27日付の読売新聞朝刊の編集手帳を見て思い出した。

10月27日付・編集手帳 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 それは、ある南極越冬隊のエピソードである。編集手帳ではこう書かれている。
その昔、日本から届いた電報が南極の昭和基地で読み上げられたとき、一同の胸に深くしみ入ったのは、ある隊員に夫人があてた三文字の電文であったという。「アナタ」。
 今見てもこれは強烈だなぁと思う。いつまでも強烈な言葉として受け継がれてもらいたい。というか、強烈な言葉として受取れる感受性が受け継がれてもらいたい。

Friday, October 27, 2006

横浜にもインド人学校

 プレジデントFamilyの記事を受けてかどうかさておき。横浜にもインド人学校が開校とのこと。

横浜にインディアンスクール、インド系企業誘致に弾み - ヨコハマ経済新聞 - 横浜都心臨海部のビジネス&カルチャーニュース

 どこにできるんだろう?

競争やめたら学力世界一 - フィンランド教育の成功

 斜め読みでざっと読んだ。それでも、ページをめくる度に「はぁ~」と溜息がもれる。脱力感と希望と、相反するものが同時に襲ってくる不思議な感覚に陥った。

Amazon.co.jp: 競争やめたら学力世界一―フィンランド教育の成功

 ひとつ気になったのは、「情操教育はどうしているのだろうか?」ということだった。日本と違い「宗教/倫理」があるから問題ないのだろうと、勝手に解釈している。このことをふまえると、日本の「教育」という言葉とフィンランドの「教育」という言葉に包括されているキーワードがそもそも違うということ、それが、日本の教育とは似ても似つかぬ状況だと思う。

 しかし、フィンランドの教育様式を日本に持ち込むのは時期尚早であろう。とても合理的なシステムであるのにも関わらず、だ。

 まず、強烈な言葉があった。咀嚼して示すがこんな感じである。「できる・できない、それは全て本人(生徒)の責任」日本じゃこんなこと口が裂けても言えないと思う。日本とフィンランドでは、義務教育課程の子どもの捉え方がまるで違っている。これは学校だけでなく、行政も社会も一致した見識だ。これには驚いた。時期尚早と考える理由はこのこと。このような考えがある社会では機能しても、現在の日本ではおそらく無理だろう。何から何まで、責任は教師・学校・行政にある。

 そうではなく、本人なんだとなぜ言えない。こう言えたときはじめてフィンランドの教育様式はフィットするのではないだろうか。そのためには社会と教師が変わらなければいけない。そう思った。

講義ノートの取り方と復習のコツ

 最近、個人的に興味あること、ノート術。巷には様々なノート術があるがこれは良さげだ。

ITmedia Biz.ID:講義ノートの取り方と復習のコツ

 まだまともに読んでいないのでコメントできないが、しっかりとマインドマップのような特別な記述法ではないようだ。従来のノート記述の発展と考えられそう。

 そういえば、まだ自分が中学生のころ、数学の時間に「故に」を「∴」と書く人はオヤジだといったことが常識となっていた。今思うとウソね、あれ。まだ、しっかりと使われているし、推奨されている。ちょっと、思い出した……

適切な睡眠時間

 10万人規模の調査で、適切な睡眠時間が7~9時間だとするデータが得られたとのコト。

睡眠:7~9時間が適切 10万人規模の調査で判明-科学:MSN毎日インタラクティブ

 記事によると調査の対象は中学生と高校生。過去1ヶ月の睡眠状態や精神的健康度に関して質問し、その回答を解析して求められた結果のようだ。ひとつ興味を惹いたのは寝つきに関すること。
 また、寝付きの悪さと健康度には大きな関連があり、「常に悪い」と答えた子どもの74.7%が不健康で、逆に「全くない」と答えた子どもでは31.5%だった。
 健康度とは精神的な健康度のこと。寝つきが悪さと関連があるとのこと。となると、私も精神的に不健康なのかしら?ちょっと、不安……

 これから発表されるとのことなので、議論されるでしょう。まぁ、参考程度に。

Thursday, October 26, 2006

工学部不人気

 工学部が存続の危機らしい。工学部出身の私としてはチョット悲しいが、分からない問題でもない。

知りたい:工学部志望、10年で半減 私学、相次ぎ再編--「資格なく不利」克服へ-大学:MSN毎日インタラクティブ

 記事によると、工学部の受験者が減少しているという事実を持ち出しているが理工系学部のもう一つの柱である理学部の動向が出ていないのがひっかかる。逆に、増加が認められているのは医学系、福祉系である。増加の理由を記事では以下のように示している。
医療系学部は理学療法士などの資格が取れるため、就職を見越した受験生が殺到する状況だ。
 ちょっと調べていないので分からないが、医療系学部で取得できる資格は実務経験は加味されないのだろうか?例えば、工学部でも資格は取得できる、電気工事士などがあるが、こいつは実務経験が必要だ。まぁ、こいつが有益な資格かどうかというのは置いておく。
 一方、工学部の不人気の理由としては、(1)就職に有利な資格取得に直接結び付かない(2)学問の内容が多岐にわたり、高校側が進路指導しにくいなどが考えられるという。
 大まかな分類は、機械、電気、電子、情報、建築、化学だろう。私が学生の頃は、経営工学や土木なんてのもあった。経営工学なんかは名前だけでは何を勉強するのかも分からない。

 資格に関しては将来の職業に見合った資格は取れると思う。先に述べた電気工事士や危険物取扱者など、まさにピンポイントの資格が取得できる。まぁ、そうは言っても志望者が減っているのは事実なので、大学側も手を打つのが普通だろう。その取り組みのひとつが再編だ。

 関西大では、
関西大(大阪府吹田市)は工学部の募集を停止し、「システム理工」「環境都市工」「化学生命工」の3学部に再編する。システム=仕組み作り▽環境都市=街づくり▽化学生命=モノ作り、というキャッチフレーズでアピールする。
 早稲田では、
 早稲田大も96年続いた理工学部を「基幹理工」「創造理工」「先進理工」の3学部に再編。大学院も併設し一貫教育を強調する。
 電機大では、
東京電機大は、これまで工学部に入っていた建築や情報の学科を集めて「未来科学部」を新設。
 武蔵工と上智は、
武蔵工業大(世田谷区)は従来の工学部に加え新たに「知識工学部」を設けて情報関連に特化した教育を目指し、上智大(新宿区)も08年度理工学部を再編する予定だ。
 で各大学の取り組みを見ていると、分かり易い名称ってのがポイントのように思える。しかし、本当に分かり易いか?関西大の「化学生命工」が「モノ作り」に高校生には結びつくと思っているのだろうか?私は結びつかぬ。まぁ、研究内容に沿った名称を付けているのだから間違いないだろう。これで。大学に入学してから「あっちの方が、自分の好みだった」なんてことになってしまわぬよう、改善する必要はあろう。これでは、高校の先生がさらに困惑しそうだ。

 このような、あっちが増え、こっちが減りってのは世の常だと思う。それで、改善・改革が行われ、よい方向へ進めば、これはこれで良いことだ。

で、結局どうなる - 必修科目未履修

 昨日の富山県での必修科目未履修発覚がきっかけで、文科省が調査した結果、現在のところ11県66校らしい。

Sankei Web > 社会 > 11県66校に 高校の必修科目未履修

 こうなると、自分はきちんと要件を満たしているのかしら?と不安になる。しかし、過去に遡った処置は行われておらず、卒業は認められたという前例があるようだ。

 地理歴史の不足が大半だが、中には公民、情報、理科、芸術で不足している高校も。卒業生の一部が卒業資格を満たしていない可能性もあるという。ただ、過去に卒業生を含む同様の未履修が発覚した広島県などは、さかのぼった措置はとっておらず、そのまま卒業が認められる見通しだ。

 隠し通したモン勝ちですか…… 今年の学生は災難だね。

Wednesday, October 25, 2006

誰にでも新人のときがある

 非常にショッキングな内容の記事。これは教師の育成にも関することなので見過ごすことはできない。

保護者から批判『結婚、子育てしてないから』 『ストレスで教諭自殺』

 見出しが呷っているような気もするが、東京新聞の記事によると教員の自殺の原因である、精神疾患の引き金として以下のことが書かれている。
 教諭は着任後、連日授業の準備に追われ、一カ月の超過勤務時間は百時間を超えた。また、保護者からの連絡帳には指導への疑問や批判が繰り返し記され、「結婚や子育てをしていないので経験が乏しいのではないか」と人格を侵害するような内容もあったという。
 残業100時間/月というと、それほど異常な時間ではないと思ってしまう、私も私だが、堪えられない時間ではないと思う。残業の内容が問題だろう。もうひとつの「結婚や子育てをしていないので経験が乏しいのではないか」という批判が如何ともし難い。おそらく本人もこんなことは笑い飛ばしているであろう。こんなことで悩んでも仕方ない。

 問題は記事にも書いてあるように新人へのサポートの脆弱さだろう。
 同校は一学年一学級編成で、教諭は友人に「相談する人がいない」と漏らしていた。[中略]

 記者会見した代理人の川人博弁護士は「新任教諭への学校のサポート体制が脆弱(ぜいじゃく)だった。保護者にも新任教諭を育てる姿勢が必要だ」と指摘している。
 弁護士は保護者にも新人へのサポートを求めているがこれはお門違いだと思う。保護者にとってはそんなことは関係なく一律で先生だ。保護者に同一校内の教師による格差を認めさせることになる。ならば、先生を選ばせてくれとなるだろう。

 小学校ではひとりで国語、算数、理科、社会などなど授業をこなさなければいけない。就業時間中はほとんど教室にいて授業をしているはずだ。本当に厳しいと小学校の先生をしている友達が言っているのを聞いたことがある。ノウハウがあるはずなのだが、文書としてでなく、ほとんどが各教員の脳内ソースにある。これが文書としてあるだけでも、新人にはありがたいことだと思う。これがあれば、この教員の残業100時間/月の内容も、指導方法の改善などの発展的なものに費やすことができただろう。

 とにかく、教員はスタイルさえ確立してしまえばなんとなるものだ。これがいいのか、悪のかはさておき、基準となるスタイルがなければ発展も改善もないと思っている。誰にでも新人のときがあることを、一番よく知っているはずの学校で軽視されているのは如何なものか……

Tuesday, October 24, 2006

滝川市教委のいじめ隠し

 非常にショッキングなタイトルのYOMIURI ONLINEの記事。

滝川市教委のいじめ隠し : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 この記事のポイントは、「いじめを隠したのは同級生へのケアのため」ということだ。
 確かに同級生への配慮は必要だった。少女は昨年9月、教室で自殺を図り、意識不明のまま今年1月に亡くなった。同級生の精神的なショックは大きかった。

 学校では、カウンセラーを常駐させ、教員同士が様子のおかしい子供がいないか、情報を交換し合った。市教委は、報道機関に子供たちや近所への取材自粛を強く要請した。子供のケアのためという理由だった。

 「悲しい出来事からよくここまで立ち直ってくれた」。今、中学に通うかつての同級生を見て、そう校長は語った。
 一方では、この校長の処置は正しい。しかし、問題視されているのは「死人に口なし」的な行動をとってしまったことだろう。
 その一方で、「人から『キモイ』(気持ち悪いの意)と言われてとてもつらい」と記した少女の遺書は、公表されなかった。「悲しい出来事」に最も傷ついている遺族が置き去りにされた。市教委や校長は、アンケート調査などしか行わず、真相解明を事実上、放棄した。「いじめ認定」は、同級生の心のケアを阻害する、とされた。
 平等・公平な態度ではなく、残された方に振り子が大きく振られてしまった。誠実な対応ではないと写ってしまった。

 いじめを公表しようが、隠そうが起きてしまったことに変わりはない。誠実な対応ってなんだろう。犯人探しか?それとも、学校の非を認めることか?その前に、学校の非ってなんだ?いじめを止めさせることができなかったことか?それとも、自殺まで追い込んでしまったことか?いじめを隠したことか?

世界史って必修だったのね……

 珍事というか、なんというか。富山県の高校で、必修科目を履修せずに197人の卒業がピンチらしい。

asahi.com:必修履修せず197人卒業ピンチ 富山・高岡南高 - 社会

 世界史って必須だったのね。はじめて知りました。そういえば、世界史やっていたなぁ、確か…… この記事の生徒の気持ちはよく分かる。
 同校や県教委によると、学習指導要領では世界史、日本史、地理の3教科から2教科を選ぶことになっていて、世界史は必修となっている。しかし、同校では昨年春ごろ生徒から「受験に必要な教科だけにしたい」との声が上がり、昨年度は3教科から1教科だけの選択でも可能とするようにした。
 「した」って、さすがに教員は知っているんじゃないの?世界史が必須だってことを。それとも知らなかったのかなぁ?
その結果、世界史を履修していないなど、3年生全員が卒業資格を取得していなかったという。
 って、誰も世界史を履修しなかったってコトですか?人気ないねェ、世界史。

 私も内容云々より、カタカナのやたら長い歴史上の人物名を覚えるのに嫌気がさしたのを、鮮明に覚えている。ちょっとGoogleさんで調べてみたけれど、「マルクス = アウレリウス = アントニ ヌス」だったかなぁ?もっと、覚え難い名前があったと思ったけれどなぁ。後、ルイ何世が何をしたとか。これは、日本史でも同じか。

 まぁ、とりあえず、12月末までには70時間確保できる見込みだと言っていたので頑張れとしか言いようがない。そうそう、センターまで100日切っているのね。難儀だねぇ。

Monday, October 23, 2006

法務省と文科省

 これは鵜呑みにしていい記事なのかどうか、非常に悩む。

<いじめ>法務省調査では「増加」 文科省とは逆の結果に | エキサイトニュース

 法務省の調査どおり「いじめが増加」しているのなら、文科省は数値目標のためならなんでもする、非常な場所のように響いてしまう。なぜこのような結果になったかという一つの考察が記事ではこう示されている。
 一方、文科省は、学校や自治体教委の報告を積み重ねる形だ。学校側がいじめを見落としたり黙認したりすれば、統計には反映されない。また、いじめ根絶を目指す自治体が発生件数を具体的な目標として数値化したため、「実態を目標に合わせて報告する例もあるのでは」との指摘もある。
 もし、これが原因ならば、いじめ発生件数を目標とすることに間違いがあるのではないだろうか。「いじめゼロが理想だ」という考えに異論はない。それならば、いじめが1件だろうが100件だろうが、発生件数に意味はないのではないだろうか?よくよく考えると「いじめ発生件数を目標とする」とは、おかしなものだ。

アメリカの数学教育者の憂鬱

 米シンクタンク、ブルッキングズ研究所のブラウン教育政策センターが面白い研究結果を発表した。

CNN.co.jp : 米国の数学教育に警鐘、「楽しさ」と成績は別物と - USA

 上の記事によると、生徒の自信と成績が一致していないことを示すデータも得られたという。そして、その原因に、
研究をまとめた同センターのトム・ラブレス氏は「成績の良い国は総じて、生徒への要求水準が高いようだ」との見方を示す。「だから生徒は数学を楽しんでいないし、自信もないと答える傾向があるのではないか」
と、述べている。

 成績としては、アメリカの数学教育の努力が報われていないと結んでいる。しかし、次の一言にちょっと惹かれた。
一方、全米数学教師協議会(NCTM)のフランシス・フェンネル会長は「楽しさも自信も重要な要素。これらが欠けていたら競争力はつかない。数学に自信のない生徒が、将来数学を専攻しようと思うはずもない」と反論する。
 これは、意外に重要でないかしら。私の周りに数学科の人間が少ないからそう思うのかも。日本でも理数離れが深刻な問題として、多々取り上げられている。そして、その解決方法はアメリカの教育方針と重なっている部分が大きいように思える。

 おそらく、アメリカは教育格差が大きいのではないかと思う。そうすると、成績が抜群の生徒も多かろうが、悪い生徒も多かろう。となると、平均は下がってしまうのではないだろうか?アメリカの教育方針は、この底辺層の底上げだと思う。これがうまく機能していないから、憂鬱なのだろうか。それとも、純粋に結果に憂鬱なのだろうか。

Label Cloud for Blogger Beta

 Blogger Betaの目玉機能(私的には)であるLabelだが、今現在、のっぺりとリスト形式でしか表示できない。そのうち、オフィシャルで形式のバリエーションは増えそうだが、いろいろとhackしているヒトが探せばいるものだ。

phydeaux3: Code for Beta Blogger Label Cloud

 早速、導入してみた。うん、いい感じ。しかし、ラベル名に「・」や「、」などの句読点があると、所望の動作をしてくれない。うん、JavaScriptの問題だろう。まぁ、こんな文字をラベルに使っている方に問題があるのかもしれないが、ちょっと気になった。とりあえず、このhackを利用したかったのでラベル名を変更して利用することにした。CSSで見た目を変えることもできるので、後で少しいじりたい。このCSSの操作が、Layoutページでサクサクできればなおよしなのだがなぁ……

Thursday, October 19, 2006

英語のドレミファ

 中学生向けの英文法の本だが意外に面白い。

Amazon.co.jp: 英語のドレミファ〈1〉英文法は楽しい

 作者が学習塾を営んでいるせいか、流れにテンポがある、ような気がする。内容は非常にタイトで、よくまとめられていると思う。これくらいの分量が適当かもしれない。

Wednesday, October 18, 2006

これ、よくなくな~い?

 最近、聞かなくなったなぁと思ったらどうやら放送される歌はローテーション制らしい。なんのことか?NHKのみんなのうたである。最近は、宇多田ヒカルの「ぼくはくま」がYouTubeで結構なアクセス数を稼いでいるようだ。私も聞いてみたがなんとも独特だ。不思議な世界を感じる。YOUが歌う「月」もシュールで好き。

 意外といってはなんだが、みんなのうたはビックな人たちが歌声を披露している。現在は倍賞千恵子、宇多田ヒカル、YOU。その前は、マイク眞木や伊武雅刀。伊武雅刀が歌う「フンコロガシは、忙しい。」ってのもインパクトある。

 さてさて、何を聞かなくなったのかというと「これってホメことば?」である。NHKのサイトを調べてみると上記のように放送される歌はローテーション制なので、現在は放送されていない。YouTubeにアップされていたなぁと、かすかな記憶を頼りに探したが、既に削除されていた。うん、CDかDVD買わないとダメなのかしら……

 なにやら歌詞が4番まであるようだが、1番しか聞いたことがない。ちょっとそそられる。

Tuesday, October 17, 2006

オンライン英英辞書

 Going My WayさんがとてもGoodなものを紹介している。

Going My Way: 英語のわからない単語は英語で調べるのが上達の近道、Alt+クリックでanswers.comでの検索結果を表示する1-Click Answers

 とても利便性が高そうなモノだったので、さっそくインストールしてみた。Firefoxの拡張機能の方ではなくアプリケーション版をインストールした。テキストエディターとして使っている秀丸でも問題なく使えた。軽く感動した。レスポンスも悪くない。

 英英辞書はローカル環境にMacmillan Dictionaryを使っているが同じような機能があればなおよしだと思った。英辞郎にも同じことが言える。

Friday, October 13, 2006

RiSuPia

 昨日のNHK首都圏ネットワークで「文化流行最前線 ~化学の魅力~」として興味深い施設が紹介されていた。

リスーピア RiSuPia パナソニックセンター東京

 素数ホッケーがとても印象に残っている。個人的にこういう類のモノがスキなのでいろいろな場所にできて欲しいなと思う次第です。ここにレビューがあります。

isologue: RiSuPiaに行ってきた(+日本の理数系人材戦略の未来)

楽しそう。

Thursday, October 12, 2006

プレジデントFamily 11月号

 今さらなのだが、プレジデントFamily 11月号は買いだと思う。メインは「担任教師の能力判定」なのだが、「子どもの問いかけ難問20」はいろいろなところで話題になった。そしてもうひとつ、表には大きく載っていないのだがインド人学校についての記事はある意味ショックであった。

 インド人学校という言葉ははじめて聴く言葉だった。インターナショナルスクールだと欧米式しかないと勝手に思い込んでいた。後は朝鮮学校のようなナショナルスクール。この記事を読む限り、とても興味がある学校であることが分かる。

  1. 授業は英語で行われる
  2. 教育レベルが高い
  3. INTERNATIONAL BACCALAUREATE

 まず、授業は英語でということなのだが、欧米式のインターナショナルスクールでもこれは同じである。しかし、欧米式だと母語としての英語となるので、インドとは状況は違う。インドの場合は公用語、共通語となるので第2言語としての英語教育がなされると想像できる。しかも小中高一貫校なので相当の英語力が期待できるのではないかと思われる。
 第2点は教育レベルが高いこと。実情は知らないが、欧米式の場合は教育レベルが低いということをよく見聞きする。そのことが本書にも書かれている。教育レベルが高いという証明なのかどうか分からないが、数学の時間の様子が記事に載っている。30×10まで暗算できるとか、25×25などの同数の乗算を暗記しているなどと論理数学に必要な計算を暗記できるというのは有利だなと思った。
 そして3点目、これが一番目を惹いたのだがINTERNATIONAL BACCALAUREATEとという資格だ。文科省ホームページより抜粋

国際交流の進展に伴い、各国において、外国人子女の教育を主な目的とする国際学校で学ぶ者が増えていますが、これら国際学校の卒業者には一般的に各国の大学への入学資格が認められていません。

このため、これら国際学校の卒業者に国際的に認められる大学入学資格を与え、大学進学の途を確保することを目的として、スイスの財団法人である国際バカロレア事務局により、国際バカロレア資格を授与する事業がすすめられています。

文部省においては、この国際バカロレア資格についてかねてから調査をすすめてきましたが、このたび大学設置審議会大学基準分科会の審議を経、同分科会の了承を得てこの国際バカロレア資格を我が国においても大学入学資格として認めることとし、このため別添のとおり大学入学に関し高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者の指定(昭和二三年五月三一日文部省告示第四七号)の一部を改正しました。

 この記事を読む限り、とても魅力的な学校のように思える。しかも、インターナショナルスクールに比べて学費やら入学費やらが安いらしい。日本の私立よりもやすいのかどうかは知らない。もしかすると、同程度かもしれない。

 インド人学校おそるべし……