Thursday, October 12, 2006

プレジデントFamily 11月号

 今さらなのだが、プレジデントFamily 11月号は買いだと思う。メインは「担任教師の能力判定」なのだが、「子どもの問いかけ難問20」はいろいろなところで話題になった。そしてもうひとつ、表には大きく載っていないのだがインド人学校についての記事はある意味ショックであった。

 インド人学校という言葉ははじめて聴く言葉だった。インターナショナルスクールだと欧米式しかないと勝手に思い込んでいた。後は朝鮮学校のようなナショナルスクール。この記事を読む限り、とても興味がある学校であることが分かる。

  1. 授業は英語で行われる
  2. 教育レベルが高い
  3. INTERNATIONAL BACCALAUREATE

 まず、授業は英語でということなのだが、欧米式のインターナショナルスクールでもこれは同じである。しかし、欧米式だと母語としての英語となるので、インドとは状況は違う。インドの場合は公用語、共通語となるので第2言語としての英語教育がなされると想像できる。しかも小中高一貫校なので相当の英語力が期待できるのではないかと思われる。
 第2点は教育レベルが高いこと。実情は知らないが、欧米式の場合は教育レベルが低いということをよく見聞きする。そのことが本書にも書かれている。教育レベルが高いという証明なのかどうか分からないが、数学の時間の様子が記事に載っている。30×10まで暗算できるとか、25×25などの同数の乗算を暗記しているなどと論理数学に必要な計算を暗記できるというのは有利だなと思った。
 そして3点目、これが一番目を惹いたのだがINTERNATIONAL BACCALAUREATEとという資格だ。文科省ホームページより抜粋

国際交流の進展に伴い、各国において、外国人子女の教育を主な目的とする国際学校で学ぶ者が増えていますが、これら国際学校の卒業者には一般的に各国の大学への入学資格が認められていません。

このため、これら国際学校の卒業者に国際的に認められる大学入学資格を与え、大学進学の途を確保することを目的として、スイスの財団法人である国際バカロレア事務局により、国際バカロレア資格を授与する事業がすすめられています。

文部省においては、この国際バカロレア資格についてかねてから調査をすすめてきましたが、このたび大学設置審議会大学基準分科会の審議を経、同分科会の了承を得てこの国際バカロレア資格を我が国においても大学入学資格として認めることとし、このため別添のとおり大学入学に関し高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者の指定(昭和二三年五月三一日文部省告示第四七号)の一部を改正しました。

 この記事を読む限り、とても魅力的な学校のように思える。しかも、インターナショナルスクールに比べて学費やら入学費やらが安いらしい。日本の私立よりもやすいのかどうかは知らない。もしかすると、同程度かもしれない。

 インド人学校おそるべし……

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