Sunday, October 29, 2006

無試験入社、定年なしで世界レベルの「匠」を育てた

 先日のカンブリア宮殿で放送されていた樹研工業社長の松浦元男氏の著書だ。放送を見てとても感銘を受けたので読んでみた。

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 読んでみた思ったことは、「信頼」という言葉が多く出てくることだ。理屈は分かるのだが、この「信頼」を築くのに苦労しているのが、ほとんどなのではないだろうか?まぁ、そこがこの社長のスゴイところではあるのだが、もし、自分が経営者だったら…… 果たして同じことができるかといわれたら、できないだろうかぁ……

 しかし、この「信頼」がこの社長の信念のコアである。これがなければ、「伝統的師弟関係からコートと選手へ」ということもできないだろうし、「反論を許さない徹底的な基礎訓練」なんてこともできないだろう。仲良しクラブではないが、仲がよく、組織としての機能も向上し、個々人のスキルも上がるってのは、理想意外の何物でもない。

 以前も同じように感銘した経営者がいる。星野佳路だ。NHKのプロフェッショナルで知ったのだが同じように「社員を信頼し、任せる」というスタイルだ。経営者のみならず上に立つ人間のスタンスというものを考えさせられる。

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