Thursday, September 22, 2005

修学旅行中に飲食接待

以下、毎日新聞の記事から引用
 大阪府教委は21日、修学旅行の引率中に旅行業者などから飲酒の接待を受けたとして、東大阪市立中学校の男性教諭(61)を懲戒免職処分にした。酒席に同席していた女性校長(59)も停職3カ月の懲戒処分とし、校長は同日、依願退職した。
 府教委によると、教諭は今年5月、3年生を引率して長崎県に修学旅行に行った際、白昼、校長が制止するのを聞かず、ハウステンボスで添乗員が購入したビールをコップ4杯飲んだ。また、2日間にわたって宿泊したホテルの社長の誘いを受け、ラウンジやスナックをはしごして飲食の接待を受けた。校長も同行していた。
 教諭は体育教諭として88年から同中学校で勤務し、定年退職後の昨春、養護学級の補助教諭として再任用された。昨年度の修学旅行でもスナックで飲食接待を受けていた。また、校長は昨年7月の臨海学校で教員13人が宿舎から提供されたビールを飲んでいたのに、東大阪市教委の調査に「飲酒の事実はない」と虚偽の報告をしていた。校長は「生徒を混乱させ、保護者や地域の信頼を失うことになり反省している」と話しているという。
 府教委は、修学旅行業者の選定で不正行為の疑いを抱かれないよう、近く、市町村教委や旅行業者に公正を期すよう文書で通知する。
 「まぁ、こんなのは日常茶飯事でしょ?大部分は表沙汰になっていないだけ」と、一般人には思わせてしまうのがホントのところだと思う。学校側の思惑としては、長年利用していれば融通が利くこれが一番の理由ではないであろうか。子どもが伴うので臨機応変に、そして、ある程度の無理も利いてくれるとあれば、付合いを深めるしか現時点では方法がないのだろう。旅行会社やホテル・旅館とすれば、ろくに金の計算もしないカモなわけだ。少しでも相手の要求を満たす、それ以上のサービスを与え、ちょっと唾でもつけておけば毎年ねぎを運んでくれるわけだ。まぁ、ここではそんなことは問題でなくて校長(59)の言うことを聞かない男性教諭(61)について言いたい。

 日本の悪しき習慣である「年長者の功」というものが関係していると思う。校長と補助職員という肩書きの差以上に強い序列関係を持っているものである。ましてや、体育会系とくれば当然のことなんだろう。

 なぜ彼らはもっと広い目で利害関係の計算ができなかったんだろう?「学校以外知らないからじゃん」と言われてしまうのも無理ない。

No comments: