Sunday, July 09, 2006

爆笑問題×東大

 昨日のNHK教育テレビのETV特集で、東京大学教養学部の駒場キャンパスでの、新入生歓迎シンポジウムが放送されていた。再放送で、かつ拡大版らしいが、私はオリジナルを見ていなかったのでその違いはよく分からない。でも、面白かった。

 基本、爆笑問題・太田氏を軸に話が進められているように感じたが、双方のプチ哲学を聞くことができ擦り合わせにはよい。いい言葉が多かったが、いい言葉ってのは得てして現実味が薄いものだとも思った。その中で、太田氏の言葉、これは立川談志氏の言葉になるのだが、「伝わらないのは、己の技術不足」ってのは耳が痛い言葉だ。

 「知の技法」という東大教養学部文系の必修科目のサブ・テキストがある。ブックオフなんかでは100円コーナーにあるのではないだろうか?読み物としても面白い。

 教養ってなんだろうと自分なりに考えてみた。教養ってのは、結局、結果なんだろうと思う。結果が積もり積もって、淘汰されて、現在に残っているものが教養なのだろう。各業界で、平たく言うと「おばあちゃんの知恵袋」的なことがあるだろう。それが、個人に蓄積されたのが教養人なのではないか。この番組を見て、そう感じた。YouTubeにアップされないかしら。

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