Sunday, April 09, 2006

コンプライアンス

 Compliance - 経済用語で知られている言葉と思う。livedoorの事件のときにもさんざん出てきた言葉で「法令遵守」という意味で広く用いられている。もちろん今までも、コンプライアンス・マニュアルという言葉ではないにしろ、これに準じる教育は行われてきたと信じている。それなのになぜ今コンプライアンス・マニュアルなのだろうか?

KKSブログ: こどもたちに態度で見せろ 岩手県教職員コンプライアンス・マニュアル

 このマニュアルを全部読んだわけでないのでコメントしにくいが、チェックシートも一緒に配布されているようだ。さて、これは誰がチェックするのだろうか?教育委員会の人?学校の上司?自分?いろいろ考えられるが、結局は「身内の人間」がチェックするのではないだろうか?これでComplianceの精神を貫けるのか少々疑問である。

 教職員の不祥事をなくしたいと本気で思っているのなら第三者機関を作り、そこにチェックを依願するのがよいのではないか?本来ならば教育委員会が第三者機関なのかもしれないが、彼らには雇用に関する権限がある。それでは公正なチェックができないであろう。

 ISOのような品質保証が人間にも必要な時代なのだろう、と思うと下を向きたくなってくる。

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