Thursday, March 26, 2009

竹岡広信 『超人気講師のスーパー授業 竹岡式やり直し英語 (AERA Englishブックシリーズ)』

Amazon.co.jp: 超人気講師のスーパー授業 竹岡式やり直し英語 (AERA Englishブックシリーズ): 竹岡 広信: 本竹岡氏のことを知ったのは
NHK の『プロフェッショナル 仕事の流儀』。
しかし、放送は見ておらず、
どのような内容かを知らない。

にもかかわらず、
記憶によく残っているのは竹岡氏が
『ドラゴン桜』と関連付けられているから。

その『ドラゴン桜』も今年の正月に読む。
よって事前知識としてあるのは、
メディアによく露出している
予備校講師程度である。

『ドラゴン・イングリッシュ基本英文100』を読んで、
主張することにいちいち感心し、同調した。
この人のやり方は、私にあっている。
そう思った。
学参ではなく一般語学書があるというので手にとった。
学参も興味がある。

目次
はじめに
まずはここからやり直し!
【主語その1】
英語を話すには、まずは主語の決定。
人物を主語にする!!!
【主語その2】
日本語は「リンゴ三つ」、英語では「三つのリンゴ」。
数量表現は主語の前につけよう!
【動詞】
動作動詞と状態動詞の2種類の使い方を覚えよう。
【関係代名詞】
関係代名詞は100%代名詞だ!!
「つなぐもの」として読んではダメ。
マンツーマン本格レッスン開始!
【時制その1】
日本語の「~する」は未来・仮定の意味を持つ!
【時制その2】
過去形には「いつ行われたか」を示す
過去の副詞が必要!
【時制その3】
will と be going to の意味の違いを把握しよう。
【助動詞】
would、could、might は過去形ではない。
現在の意味で用いる。
【仮定法その1】
仮定法の「法」は mood。「仮定の気分」の意味。
【仮定法その2】
基本を押さえたら、日常でよく使う
基本の表現を覚えよう。
【比較その1】
as ~ as 構文の正しい意味を理解しよう。
【比較その2】
少し難しい応用表現も基本に立ち返って考えよう。
【比較その3】
特殊構文「the 比較級、the 比較級」は
元の文章を考えてみよう。
【冠詞その1】
「聞き手」に予想可能な場合 the がつく。
【冠詞その2】
the + 名詞 + 説明語句は、「唯一のもの」。
【名詞構文その1】
名詞構文を理解すれば難しい文章もスラスラ読める。
【名詞構文その2】
名詞構文の主語と目的語はこうして見分ける。

Column 1
まずは苦手意識を捨てて。
何のために文法を学ぶのでしょう?
Column 2
手当たり次第覚えるのではなく
「頻度」を考えよう。
Column 3
「訳はなんだ?」ではなく、
「使う場面」を考えよう。
Column 4
文法は「慣れ」であることを覚えておこう。
Column 5
言葉は「変化する」。文法に絶対はない。

本書をひと通り読むのに、私は4、5日かかった。
問題が豊富なのだ。
穴埋めや和訳ばかりでなく、骨太な和文英訳も多い。
いちいち頭をひねり、ページをめくる手が止まる。
何かの片手間に読むような本でない。
それではもったいない。
学参に実況中継シリーズというものがあるが、
このような体裁なのだろう。
ツボにはまればこの上なく効率のよい勉強ができそうだ。

「やり直し」とタイトルにあるが、
「やさしく、かんたん、サルにでも…」という類のものではない。
私の印象では、
学校での説明では納得いかなかった人が読むと、
溜飲が下がるだろうと思う。

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