竹岡広信 『超人気講師のスーパー授業 竹岡式やり直し英語 (AERA Englishブックシリーズ)』

NHK の『プロフェッショナル 仕事の流儀』。
しかし、放送は見ておらず、
どのような内容かを知らない。
にもかかわらず、
記憶によく残っているのは竹岡氏が
『ドラゴン桜』と関連付けられているから。
その『ドラゴン桜』も今年の正月に読む。
よって事前知識としてあるのは、
メディアによく露出している
予備校講師程度である。
『ドラゴン・イングリッシュ基本英文100』を読んで、
主張することにいちいち感心し、同調した。
この人のやり方は、私にあっている。
そう思った。
学参ではなく一般語学書があるというので手にとった。
学参も興味がある。
目次
- はじめに
- まずはここからやり直し!
- 【主語その1】
- 英語を話すには、まずは主語の決定。
- 人物を主語にする!!!
- 【主語その2】
- 日本語は「リンゴ三つ」、英語では「三つのリンゴ」。
- 数量表現は主語の前につけよう!
- 【動詞】
- 動作動詞と状態動詞の2種類の使い方を覚えよう。
- 【関係代名詞】
- 関係代名詞は100%代名詞だ!!
- 「つなぐもの」として読んではダメ。
- マンツーマン本格レッスン開始!
- 【時制その1】
- 日本語の「~する」は未来・仮定の意味を持つ!
- 【時制その2】
- 過去形には「いつ行われたか」を示す
- 過去の副詞が必要!
- 【時制その3】
- will と be going to の意味の違いを把握しよう。
- 【助動詞】
- would、could、might は過去形ではない。
- 現在の意味で用いる。
- 【仮定法その1】
- 仮定法の「法」は mood。「仮定の気分」の意味。
- 【仮定法その2】
- 基本を押さえたら、日常でよく使う
- 基本の表現を覚えよう。
- 【比較その1】
- as ~ as 構文の正しい意味を理解しよう。
- 【比較その2】
- 少し難しい応用表現も基本に立ち返って考えよう。
- 【比較その3】
- 特殊構文「the 比較級、the 比較級」は
- 元の文章を考えてみよう。
- 【冠詞その1】
- 「聞き手」に予想可能な場合 the がつく。
- 【冠詞その2】
- the + 名詞 + 説明語句は、「唯一のもの」。
- 【名詞構文その1】
- 名詞構文を理解すれば難しい文章もスラスラ読める。
- 【名詞構文その2】
- 名詞構文の主語と目的語はこうして見分ける。
- Column 1
- まずは苦手意識を捨てて。
- 何のために文法を学ぶのでしょう?
- Column 2
- 手当たり次第覚えるのではなく
- 「頻度」を考えよう。
- Column 3
- 「訳はなんだ?」ではなく、
- 「使う場面」を考えよう。
- Column 4
- 文法は「慣れ」であることを覚えておこう。
- Column 5
- 言葉は「変化する」。文法に絶対はない。
本書をひと通り読むのに、私は4、5日かかった。
問題が豊富なのだ。
穴埋めや和訳ばかりでなく、骨太な和文英訳も多い。
いちいち頭をひねり、ページをめくる手が止まる。
何かの片手間に読むような本でない。
それではもったいない。
学参に実況中継シリーズというものがあるが、
このような体裁なのだろう。
ツボにはまればこの上なく効率のよい勉強ができそうだ。
「やり直し」とタイトルにあるが、
「やさしく、かんたん、サルにでも…」という類のものではない。
私の印象では、
学校での説明では納得いかなかった人が読むと、
溜飲が下がるだろうと思う。
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