山岡道男 / 淺野忠克 『アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書』

経済用語や経済現象(?)の説明が主。
それはそれで、私の求めるものでよい。
「アメリカの高校生」というのは必要か?
NCEE(アメリカ経済教育協議会)のスタンダード20が
元ネタだからか?
実生活に使える経済学が必要(pp.6)
とあるが、まさにそう思う。
そのほうが理解もしやすい。
目次
- はじめに 「72のプリンシパル」
- 第1章 家計の経済学―どうすればお金を増やせるのか?
- 希少性 Scarcity ―資源は有限、人間の欲望は無限
- インセンティブ Incentive ―人間の選択は損得に左右される
- 効率的な選択 Economic Choice ―たくさんの選択肢からどれを選ぶ?
- 取引とお金 Trade and Money ―取引とはみんなが得をするシステム
- 労働 Labor ―給料は雇用主と労働者の気持ちで決まる
- 税金 Tax ―道路、橋、学校、公共サービスの提供に必要なお金
- 利息 Interest ―預金の金利はガマンに対する見返り
- 第2章 企業の経済学―経営者は利潤の最大化を目指す
- 起業家 Entrepreneur ―より大きな報酬のために起業する
- 企業 Enterprise ―個人的欲望の充足 VS 利潤の獲得
- 企業は競争する Productivity ―競争が技術進歩と経済成長を生む
- 均衡価格の作り方 その1 市場価格 Market price ―買い手と売り手の間には市場がある
- 均衡価格の作り方 その2 消費者の気持ち Demand curve ―価格はインセンティブのシグナルを送る
- 均衡価格の作り方 その3 売り手の気持ち Supply curve ―価格はお互いの気持ちで決まる
- 賃金 Pay ―賃金は労働力の需要と供給で決まる
- 第3章 金融の経済学―銀行から上手にお金を借りる方法
- 家計と銀行 Savers and borrowers ―あなたの信用で利息は決まる
- 企業と銀行 Financial intermediaries ―銀行はお金の仲介者
- 金利 the rate of interest ―金利は景気のブレーキとアクセル
- パーソナルファイナンスで見る金利 Personal Finance ―固定金利と変動金利
- 第4章 政府の経済学―市場も政府も失敗をする
- パーソナルファイナンス 国債編 Personal Finance / Government bond ―国債の利回りで景気がわかる
- 財政政策 Public Finance ―政府は企業の代わりに公共財を作る
- 経済成長と生産性の向上 Improvement of productivity ―企業は生産性の向上を目指し、政府は経済成長を目指す
- 市場の失敗 Market failure ―市場は不完全だった、そして政府も不完全だった
- 第5章 貿易の経済学 ―日本は再び鎖国できるか?
- 貿易 International trade ―自由貿易は世界全体の生活を豊かにする
- 外国為替相場 Foreign exchange market ―為替レートは通貨の需要と供給で決まる
- 索引
が、目次を見てもわかるとおり
パーソナルファイナンスとしては手広い気がする。
経済用語をざっくり知るのによいと思う。
説明が具体的で
中学生でも理解できると思う。
続編があるらしく
『アメリカの高校生が読んでいる資産運用の教科書』
に興味ある。
see also
No comments:
Post a Comment