Tuesday, November 28, 2006

保護者を学校の味方にする一試案

 保護者と学校というと、最近では対立という構図が一番最初に思い浮かびます。いろいろと原因はあろうことかと思います。教員の不祥事やいじめなど、親の目の届かない、もしくは親の力ではどうしようもないことも手伝ってか、負のスパイラルのような現象のような気もします。

 その中で、子どもの教育というものにもっと親が責任を持つようにということで「学校選択制度」が思考されたと思います。まぁ、ひとつの理由だとは思います。

 自分が選択したという責任感を持たせることは、学校としては「責任逃れ」じゃないのと思われるかもしれませんが、「こうしてほしい、ああしてほしい」という要望を減らせることも事実だと思います。ある程度、望みのところに子どもを通わせているわけだし。学校としては、余計な仕事が減るってもんです。学校の権威というか威厳というものも再構築できるでしょう。私的意見として、保護者に大学の教職課程を履修する権利を与えることも、学校の味方にするひとつの方法のように思います。

 これは、自分の経験から考えたことなのですが、教職課程の勉強をしていると漠然としていたものが、クリアになることが多々あります。もちろん程度の差はありますが、大抵はすっきりします。教育というのは、全員が何かしらの体験をしているので、人それぞれの意見が存在します。そういった意見を聞くだけでも効果はあると感じる。「結果ではなく、過程に興味が出てくる」というのが一番の狙いです。

 保護者にとっても学校にとってもメリットはあると思う。

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