Tuesday, November 07, 2006

小学校に英語がやってくる?

 北海道にモンスター出現!そんな感じの光景が…… 確かに風は強かった。昼頃は歩くのもままならないくらいだった。そのせいでのどがイガイガする。さて、遅ればせながら、11/5に放送されたNHK教育の「小学校に英語がやってくる?~教室で何が起きているか~」を見て。

NHK 小学校に英語がやってくる?~教室で何が起きているか~

 まだ教科として英語ははじまっていませんが、総合的な学習の時間を利用してほどんの小学校では何かしらの英語活動が行われています。その割合は9割以上です。しかし、内容はバラバラで、学校側が「英語活動をした」と認識したモノは、それが1時間でもYESになります。そこをよく理解する必要があると思います。
 番組としても「9割」という言葉が一人歩きしている感があるのでしょう、現状行われている内容を冒頭で放送していました。これを見て「9割」という魔法の言葉が解き放たれればいいと、私は思います。
 番組は小学校英語について知り、考えようという内容で是とも非とも言っていません。私は、小学校での英語必修化には反対です。しかし、あえて肯定的な立場で番組を観てみました。
 その中で共感したのはふたつ。

  1. 学習塾の力を借りる
  2. えいごリアン10校プロジェクト

 まず、番組では現場の混乱が放送されていました。当然といえば当然でしょう。私は中学生に英語を教えるよりも、小学生に英語を教える方がシンドイと思っています。
 そこで、学習塾や出版社の力を借りて行いましょうという試みが多くの自治体では行われているようです。その中でフォニックスによる幼児英語教育で有名な松香洋子氏がインタビューを受けていました。彼女はおそらく小学校、もしくはそれ以前からの英語教育に肯定的な考えを持っています。書物も多数あるので詳しくはそれを読むとよいでしょう。
 このように外の力を借りることはとても良いことだと思います。ただでさえ小学校ではひとりの教員が多くの授業をカバーしなければなりません。そして、最近ではしつけや生活指導などもよりウェイトをおくような風潮がある。

 もうひとつの「えいごリアン10校プロジェクト」とは「えいごリアン」という名前から分かるようにNHKの番組を授業に取り入れたもの。以下のサイトを参考にしてください。

小学校英語 この人の意見:スペースアルク

 NHKに踊らされている感はあるが、放送された授業がいい。私は何度か荘先生の授業を見ているが理想的だと思う。そして、同じようなことをしている人として田尻先生がいる。これもNHKで知ったのだから踊らされっぱなしだ。何がイイかと言うと、窮屈感がないこと。コレに尽きる。

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