Thursday, April 05, 2007

日産を甦らせた英語

 本書はビジネス英語指南書であり、日産どうたらこうたらは期待しないほうがよい。

Amazon.co.jp: 日産を甦らせた英語

 なんでこんなタイトルをつけたのだろうか?という思いがどうしても先行してしまう。それほど内容とは無関係なタイトルだ。私の読みがおかしいのか?まぁ、それはよい。

 ビジネスパーソンに対する英語指南書としては1級品だと思う。言葉使いがうまい。学校英語の再利用とそれからの脱出をうまく導いてくれる。悩みの種である勉強法についても、力強く引っ張っていってくれる。それは企業研修を生業としているだけあって素晴らしいモノがある。

 ジレンマとしてあった、精度とスピードはスピードを優先すべきであろう。ビジネスにおける英語では相手によりけりであるが、精度に関してはビックワードを使うことにより回避できることが多い。なので、助動詞が心情を深めることや時制、特に完了形の基本的な感覚を抑えておけば大きく食い違うことは少ないはずだ。発音に関しても、本書のような指摘をしてくれると安心するだろう。しかし、それは事実で思わず膝を打った。

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