Monday, April 09, 2007

「英文法」を疑う―ゼロから考える単語のしくみ

 英語は「モノ」的、日本語は「コト」的。これが英語と日本語の相性の悪さの原因とし、独自の英文法解釈を展開をしている。

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 完了形の理解の仕方は、私も同じようにしていた。完了・継続・経験・結果などという分類は最近知った。進行形も同じ理解の仕方だ。なので、時間軸で考えると手こずる。しかし、理解のひとつとしては有益だ。とにかく、自分のなかで腑に落ちることが大切だ。

 「動詞や前置詞はコアとなるモノを理解するとよい」という考えはすでに市民権を得ている。むしろ、英語を理解するにはそれしかないといったような感さえある。私も異論はないが、どの程度までの拡大解釈なら許されるのかという範疇の問題と、イメージの発着が「英語話者のそれと、日本語話者のそれと同じなのか」という問題があると思う。言語間の差が大きいのなら、その発想もかけ離れてたものになると考えるのではなかろうか。そんなことを考えてしまった。しかしそれでも、takeはtakeでしかないし、asはasでしかないというのは同感だ。

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