Thursday, March 15, 2007

基礎学力をつける英語の授業

 この手の本はいくつあっても邪魔にならない。斎藤栄二氏の本は初読だったのだが本棚に加えたい。

Amazon.co.jp: 基礎学力をつける英語の授業

 内容は実践的で、明日にでも使えるモノばかり。もちろん自分のモノにするためには時間が必要ではあるが、それは必要最低限の努力だと思う。評価については別書を見てもらいたいとあったので、そちらも必読だ。

 さて、本書の内容とまったく関係ないことなのだが、ふと思ったことがある。田尻氏がなぜ関西大学へ移ったのかがなんとなく理解できた。斎藤氏も関西大学に籍を置いているが、本書を読むと斎藤氏が掲げる英語教育に対する力点と田尻氏のそれが合致していると個人的に思い、田尻氏の移籍に合点した。

 教員にも成果主義が課せられる時代になった。確かに悪いことではないが、成果主義には「育てる、教育する」という観念が薄い。即戦力を求める風潮も、成果主義のコアに通じる。田尻氏の移籍はその反旗のようにも受取れる。

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