Monday, March 19, 2007

そんなに多くのことを求めちゃいけない

 先日、教育再生会議から夏休み・春休みの1週間の短縮と1日7コマの授業実施が提案された。どこからか、「過労死する子どもが出てくる」と冷やかしがあったが、思わずうまいと唸ってしまった。今回の提言もすごい。

教育再生会議:学年ごとの「到達目標」設定方針-教育:MSN毎日インタラクティブ

 ほんとうに「アンチゆとり教育」なのだなぁと感心する。徹底している。「ゆるぎないものひとつ」って感じだ。

 というか、今までも到達目標はあったでしょう?ってのが一般的な反応かと思うのだが如何なのでしょうか?現状の教育システムが全く見えなくなってきてしまった。

現在は学習指導要領で学年ごとの「指導する内容」が示されているだけ

 ほう、そうなのか。勘違いしていた。でも、現場レベルでは今回の再生会議の提言と同じ認識だから、「補講の義務化」というのがポイントなのだろう。それでも落第や留年やらという話はさすがにでてきていない。

 しかし、これは難しいと思う。漢字はいざ知らず、算数は積み重ねの学問で、基礎は後々の数学へ大きな影響を与える。これは間違いないと思うが、意外に、自力で何とかできてしまう場合もある。これは教え方云々ということにつながるのかもしれないが……

 そして、個人的には以下が気になる。

国語、算数(数学)、理科、社会、英語(外国語)の5教科を「基本的教科」として重視する姿勢を鮮明にし、増加分の授業を優先的に振り向けるよう求める。

 英語(外国語)は「基本的教科」から外していただけませんでしょうか?

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