Wednesday, May 30, 2007

外国語としての日本語

 国語教育と日本語教育の差を見てみると、ネイティブだけではダメという理由がよくわかる。

Amazon.co.jp: 外国語としての日本語―その教え方・学び方

 まず、本書はエッセイ的なおもしろさがある。「外国人のニホン語、言いまつがい」集という側面もあるので「ある、ある」などと笑える。まぁ、私のわらいのツボなのだろう。

 さてさて、本書の核は、「私たちが自然と体得した日本語ルールを、体系化するとどのようなものになるのか」というものだ。自分が、体系的に日本語のルールを教えることができるかどうか、ということを考えると、そうとうの訓練を受けていないと無理だとわかるだろう。

 無味乾燥な文法の持つ力を実感できる本だ。

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