Monday, May 15, 2006

授業削り職員会議

 にわかに信じられない記事。正直、職員会議というものが何を話される場なのか詳しく知らないが、記事にある
勤務終了時間の午後五時を待たず、午後四時には教職員が帰宅できるようにするための編成だった。
というのは、いやはや……

Sankei Web 産経朝刊 八王子の公立小 授業削り職員会議 4割29校 振り替え、児童に負担(05/14 05:00)
 東京都八王子市内の二十九の小学校が、「職員会議」などを理由に毎週水曜日の授業を午前中だけで切り上げ、児童を下校させていることが十三日、同市教委の調査で分かった。学力低下への不安が高まり、全国の公立学校で授業の充実に悪戦苦闘するなか、八王子市では教員たちの会議のために授業が犠牲にされ、児童にしわ寄せが及ぶような「時間割」が残っていた。市教委側は「問題がある」としており、二学期以降の時間割編成で改善を指導する考えだ。

 市教委が市内の小学校六十九校の時間割や学校運営などを調べたところ、全体の四割を超える二十九校は、職員会議などが予定される毎週水曜日を午前中の四時限授業(一時限四十五分)だけにし、児童は給食後に下校させていた。

 同市では職員会議を毎月一回開くことを原則としている。二十九校は、職員会議がない週も四時限で授業を打ち切り教科別、学年別の教員研修に充てることもあった。水曜日に行わなかった午後の授業分は、月曜日や金曜日などに埋め合わせを図り、学習指導要領で定めた一週間の標準時数(通常二十七時限)を確保していたという。

 関係者によると、午前中だけの授業で児童を帰宅させ、午後を職員会議などに充てる時間割は、昭和三十九年から東京都内の公立学校で続いていた。通常二時間かかるとされる「職員会議」を終え、勤務終了時間の午後五時を待たず、午後四時には教職員が帰宅できるようにするための編成だった。

 こうした慣習は平成十年に発覚、問題となり、その後の都教委の指導で現在は教職員が四時に帰ることはできなくなった。学力低下への不安が広がり、ゆとり教育への批判が高まりを見せるなかで、「学力向上」や授業の充実を掲げる学校が一般的となり、時間割も見直された。

 八王子市内でも、残る四十校は水曜日に五時限目(昼休み終了後)の授業を確保。職員会議は児童下校後の夕方に開き、授業の犠牲や児童へのしわ寄せがないような時間割だった。
 今、職員会議自体が問題になるケースもあるようだ。民間出身の校長がまず手をつける部分といっても過言ではないくらい、普通の感覚とは何か違うらしい。先週の読売新聞の教育ルネサンスが「民間出身校長」特集だったのでビビッときた。

 こういうのを聞くと軽い脱力感があるのは、私だけでしょうか。

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