Monday, May 01, 2006

横浜市は教員不足か?

 教員の年齢制限は各教育委員会でマチマチだ。既に、年齢制限がないところもあれば、30歳という場所もある。

asahi.com: 横浜市立校教員採用試験、年齢制限なくす - 教育
 横浜市教育委員会は4月20日、06年度に実施する市立学校の教員採用試験で、これまでの年齢制限をなくし60歳未満までとすると発表した。「団塊の世代」教師が06年度末から退職し始めるため、人材を確保するのが目的。子どもの減少で採用が少なかった35~45歳の教員を増やす狙いもあるという。

 これまで教員採用試験の受験資格は、一般選考と語学やスポーツで実績のある人を対象にした選考は35歳未満、教員経験者と社会人を対象にした選考はそれぞれ40歳、45歳未満だった。教職員人事課の宮下岡三課長は「若い人も必要だが、豊富な社会経験や実際に子育てをしたことのある人材も発掘したい」と話す。

 06年度は約850人を採用する予定。全国から受験者を募るため、今年から新たに札幌、広島の両市内のホテルでも説明会を実施する。
 横浜の場合は、2007年問題によるもので、団塊の世代の大量退職による補てん。それでも記事にある一言に、私は目が止まった。
子どもの減少で採用が少なかった35~45歳の教員を増やす
 ある意味素晴らしい考えだと思うが、既に就職して10~20年経った、元教員志望は戻ってくるだろうか?

 情報源はどこは忘れてしまったが、記事の内容はこんな感じ。
2000年の就職超氷河期の学生で正社員として就職できず、派遣で働き、キャリアアップなどとは無縁の人生になる恐れがある人が多い。しかし、昨年度はバブル期以上の求人倍率だったが、新卒や第二新卒にしか門戸は開かれていない。学生側にすれば、卒業年度で内定率に雲泥の差があるのは不公平で納得できない。就職氷河期時代の年代にも同じ条件でチャンスを与える必要があるのではないか。
という旨の記事があった。

 この記事を読んでいたので、あの一文が気になった。だが、少し時間が経ちすぎている気もしないでもない。とにかく、横浜は教員確保に躍起になっている。狙い目かもしれない。

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