Wednesday, December 05, 2007

株式会社立

 「株式会社立」ということばを見て驚いた。

全国で初めての株式会社立小学校を認可/相模原市 : ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞

 私は「株式会社立」ということばが初見だった。なので、はじめての「株式会社立」の学校ができたのかと思っていた。小学校がはじめてのようだ。

 立て続けに「株式会社立」ということばを目にする。読売新聞で連載されている『教育ルネサンス』というのがある。今回のテーマが「検証 特区の学校」だ。なぜ「特区の学校」が「株式会社立」なのか?

株式会社立中学校・高等学校(かぶしきがいしゃりつちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、小泉純一郎内閣の下で実施された構造改革特区の制度を利用して、株式会社が設置した学校である。日本では学校法人2004年から2007年春までに全国で14の中学校、高等学校がある。既存の学校と違い、カリキュラムを自由に組んで特色を打ち出すことができるのが利点であるが、逆に、私学助成金が受けられず、また学校法人への寄付には認められている税制上の優遇措置がないという財政的に不利な点がある。この不利な点のためか、朝日塾中学校の1校を除いて、株式会社立の学校の形式は通信制高等学校のみである。また所在地も地方の辺地に偏っているのも特徴である。
株式会社立中学校・高等学校 - Wikipedia

 とりあえず、金銭面では不利らしい。しかし、カリキュラムを自由に組める利点があるようだ。なので、カリキュラムを売りにしているらしいというのはわかる。しかし、カリキュラム自体は文科省が口出しするのではないのだろうか。それとも経産省の管轄なのだろうか。よくわからない。

 大学ならば、「学士」が得られるのだろうか。高校なら「大学入学資格」が得られるのだろうか。小学校・中学校なら「高校入学資格」が得られるのだろうか。

 今回の相模原市の株式会社立小学校は、インターナショナルスクールが母体となっている。

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