Saturday, August 09, 2008

ネコのじゃれあい

 昨日の夕方はいい雰囲気であった。夕焼けの赤がほんのりあたりを染めていた。スーツを着て歩く人たちに逆行して、川辺を歩きたい気分にかられた。こんな日は、冷房の利いた部屋で冷えたビールを飲むのではなく、川風の感じる場所で缶ビールでも飲みながら四方山話でもしていたい気分だ。

 オリンピックがはじまった。おそらくはじめて開会式というものを見たと思う。もちろん、テレビでだが。オリンピックの開会式というと、私は Los Angeles の記憶が印象に残っている。ロケットを背負って人が飛んでくるのを「すげー」と声をだして驚いた。私個人の衝撃度としては、あれを越えるものはないと思う。それくらいの衝撃だった。

 今回、はじめて開会式を見た。率直にいうとよかった。真剣に感動や盛大さ、雄大さをこれでもかと披露する姿勢は一級のショーであることに違いない。すこし興奮したが、涼しい夜なのでそのままグッスリ。

 一夜明け、本格的に競技がはじまる。とりあえず、あちぃ~、とろけそうだ。冷蔵庫の氷が追いつかない。ウェイトリフティングと柔道がやっていた。

 柔道は谷亮子だ。もう結果が出ているので戯言になるが、勝てないだろうと感じていた。案の定、準決勝で負けた。特に驚かなかったが、家族のものは驚いていた。3位決定戦はよかった。ああいう試合を見たいものだと強く思った。

 柔道と JUDO は違う。わかっていたが、何が違うのかいまひとつよくわからなかった。ほぼ日での特集を読む。えらく感動してしまった。

ほぼ日刊イトイ新聞 - 教えて、刈屋さん!

 NHK アナウンサーの刈屋富士雄氏へのインタビューである。ここで柔道は「採点競技」であると書いてあった。これが JUDO らしい。ネコのじゃれあいのようだ。ネコのじゃれあいといえば、民放のキャスターもめんどくさい。

 広告やドラマの告知なぞ見たくてテレビをつけているのではない。マイナスの広告だ。現地の様子や雰囲気などを写したほうが価値がある。もしくは、冷静な戦力分析。なんでもかんでも金メダルであれば、トリノのときのような喪失感、再びだ。

 あぁ、今夜はとてもすずしい。今、私は長袖を羽織っている。前にも書いたが、私の部屋にはエアコンがない。何をするにも快適である。

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