Thursday, August 14, 2008

純粋に楽しみたいが、そうは問屋が卸さない

 あいかわらずオリンピックを楽しんでいる。昨日はフェンシングで太田雄貴選手が銀メダルを獲得とのこと。はじめてのことらしい。

太田「銀」…サムライ才能証明 : フェンシング : 柔道・レスリングなど : ニュース : 北京五輪2008 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 なので、フェンシングの試合がテレビで流れる。ルールがよくわからない。15点先取らしい。Deuce がないようだ。純粋に15点というのはわかりやすい。この程度の理解なのだがしかし、むずかしい競技だなぁというのはわかる。機械でヒットか否かを判定するのは驚いた。

 フェンシングというと私はあるイメージがある。照明の明かりを絞り、選手に光を集める。試合の雰囲気やらなんやらそのとおりで、すこし頬が緩む。対戦相手もこんな感じなんだろうなぁというのがあった。そのとおりでまた、頬が緩む。やっぱりこうでなくては。

 柔道では一昨日の女子63Kg級の谷本歩実選手に引き続き、女子70kg級で上野雅恵選手が金メダルだそうだ。まるっきり喜び方が違うのがおかしかった。解説?実況?どちらかわからないが、上野選手の表彰式での表情を見て「2回目の表彰なのに、初々しいですね」というコメントが印象的だった。谷本選手は踊るような、否、踊って喜んでいたのと比べると特にそう思う。谷本選手の決勝は、確かに、すごかった。あれくらい喜んでもよい、と私は思う。谷本選手はこんなことも言っているらしい。

8月13日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

「せこい柔道は大嫌い。正々堂々と戦いたい」とあくまでも「一本」にこだわった。そこがいい。ポイント稼ぎや相手の反則を誘うなどの柔道は本来の柔道の姿から外れている


 「あぁ、よくいってくれた。」というのが私の素直な気持ちだ。

 残念なニュースもあった。野口みずきが欠場だそうだ。NHK で特番が組まれていて、深夜に思わず見てしまった。こんな練習しているんだと、半ば呆れるような練習であった記憶がある。そんな練習をしているだけに、欠場は残念だ。厳しい練習は強靭な身体を手に入れることもできるだろうが、ケガと隣り合わせだというのをまじまじと示してしまった。

 精神的にもそうとう辛いらしい。

 シドニーオリンピックのとき、高橋尚子選手が直前になり自分が使用しているシューズを手直しして欲しいとメーカーに依頼があったらしい。どこでこの話を聞いたのか、見たのか失念してしまったが、担当者は「よし、なんとかしよう」と返事をし、何も手を加えないでシューズを渡したようだ。

 水泳。男子200mバタフライの松田丈志選手が銅メダル。で、北島が2冠。北島にかんしては世界新が出なかったじゃないか、などと無茶な要求をしてしまう。器が違う。水泳は試合を比較的多く見ているので面白い。背泳ぎの入江陵介選手がこれからの楽しみである。

 体操の個人総合。なんかすごかった。すべてを見ていたわけではないのだが、全体的にミスが多かったようだ。内村航平選手が銀メダル、冨田洋之選手が4位。冨田洋之選手の吊り輪の落下はショックだった。その後すぐに、平行棒でドイツの選手が落下。軽々、演技をこなすのを見ていると、紙一重の状態での演技であるということを忘れる。内村航平選手も例外ではなかった。あん馬で2度の落下。それでも銀メダルとは実力があるのだろう。

 野球とソフトボールがはじまる。ソフトボールは安心して見ている。解説の宇津木妙子氏の話は「ほー」という感じでおもしろい。で、野球なのだが、これはストレスが溜まる。現在、台湾戦が行われているが、1点ビハインドである。サッカーと同種のストレスだ。

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