ショートショート
なにやら BS かなにかで放送されたもののようだが、詳しいことは知らない。が、面白い映像であった。
「約束」は、クレヨンしんちゃんのような絵だった。あくまで私の見立てである。「不眠症」は、ドラマ仕立て。ドクターはもっと善良な感じのほうが、私のイメージではあった。「ボッコちゃん」は、ポリゴン CG であった。淡々としていていい。雰囲気は壊してない、と思う。
NHK 総合、毎週月曜 午後10時50分~11時、金曜 午後3時45分~3時55分(再)
覚えておこう。
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Monday, March 31, 2008
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森住教授は「海外では、草書体(筆記体)で普通の文章を書くのは日本人、と思っている人もいるほど日本独特のもの」と語る。
確かに、英語圏の人たちが筆記体でメモっているの見たことない。で、見たことがあるといえば、記事でも指摘されているように署名のときだ。それとカードかなぁ。
といいますか、彼/彼女らの書く文字は、楷書と草書をミックスしたようなものだと思っている。私も楷書と草書の区別からいうとめちゃくちゃである。
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Monday, March 31, 2008
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江村 でも、翻って考えてみると、教育のやり方に問題はないかな。科学でも音楽でも、ほんとうの知的な喜びを覚えるような教育の場がない、というような……。
茂木 そうだね。小中学校の音楽教育がひどい。《ペルシアの市場にて》とか、《ペール・ギュント》とか、《ピーターと狼》とか、いわゆる「子ども向け」のクラッシックを聴かせている。どうして本物を聴かせないんだろうと思う。大人はああいう曲聴かないでしょう。
江村 日本人はすぐ「子ども向け」とか、「これは子ども対象」とか、言いたがる。これこそが世界に例を見ない日本特有の現象です。コンサートでも「子どものための……」とかあるけど、子どもって子どもだからこそ、スポンジのように吸収する豊かな感受性をもっていて、ものすごく純粋に聴いているものです。だからこそ本物のいいものをドーンと与えれば感動して帰る。(pp.132-133)
本書はちくまプリマー新書である。子ども向けだ。しかし、上記のこころの如く「そんなの関係ねぇ」と知的欲求を刺激する対談本である。興味深いはなしが多いが、学校教育に絡めた話に注目する。
上の引用は、私の気持ちでもある。私の場合は、音楽ではなく、英語だった。授業の英文が幼稚でたまらなかったのを覚えている。授業のディスカッションの際に、私は英語教育にはなしを変えて上記引用のようなはなしをしたことがある。しかし、反応は芳しくなかった。ひとりだけ反応が返ってたが、その人に妙な連帯感・一体感を抱いた。ここにいる人たちとは何か違うなと壁を作ってしまった出来事でもあった。
反応が芳しくないひとの意見では、子どもを学習者として扱っている。建設的な学習システムとしては仕方がないと。確かに、一理ある。が、それは教える側の意見だ。教える側はシステマティックな教授法が都合いい。これも、分かる。しかし、どちらの都合を優先すべきかと考えれば、学習者である子どもだろう。
いきなりガツンと難しいのをぶつければ嫌いになってしまうでないかという意見がある。確かに悩ましい問題だ。できれば好きになってもらいたい。が、これも考え方を変えれば無関心よりはマシではないか。無責任だと思われるかもしれないが、他人の興味を自由自在にコントロールできると考えるよりはマシだと思っている。
こんなことを考えていると親の役割が重要になってくる。
茂木 音楽教育は、ある時点ででき上がったやり方を何の反省もなく続けているのが問題のでしょうか。その結果、小さい頃にいい音楽に出会えるかどうかは、家庭環境によってものすごく差ができちゃってますよね。(pp.135)
私も同じようなことをここで言及したことがある。NHK「変わる教育どうする教育」をみて
私がこの番組でいちばん惹かれたのは中谷日出解説員であった。中谷解説員は「美術や図工」の普及提言をしている。激しく同意だ。なぜか?格差を考えたときに如実に違いが現れるのがこの分野でなかろうか?学習塾に通える、通えないということよりも違いが生まれやすい。家計に「芸術費」などを繰り込む家庭は少ないだろう。その時点で格差が発生している。
同僚が結婚し子どもができたときに、それとなしに言ったことばがある。それは、「これから教育費がかさむなぁ。酒は飲めないね」ということだ。同僚はちょっと考えて「なんで、幼稚園に行かせるつもりはなして、公立へやるつもりだから、そんなにかからないでしょう?」といった。
私は続けた。「だって、小さいときにいろいろと経験させるのに、それなりにかさむだろう?」と。そうしたら同僚は、「あぁ、それは考えているから大丈夫だ。それより体力が心配だ」と言い切った。
軽くショックを受けたのを覚えている。私がある程度、含みをもたせて言ったことばに対して、同僚はすでに込みで考えていた。これを格差と捉えるのかどうか、難しいところではあるが、少なくとも私はこいつはスゴイと思い、見直した。
教育に限って書いてきたが、音楽に関する記述もいい。ピタゴラス、K465、サウンドスケープ、一回性など興味深いはなしが多い。
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Monday, March 31, 2008
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Sunday, March 30, 2008
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歳時記では、「春の雨」と「春雨」を区別している。「春の雨」は冬の名残の冷たい雨をも含み、「春雨」は春の後半にしっとり降る雨を指す。
今日の雨は前者「春の雨」である。とても寒い。桜の時期はいつもこうだと記憶をたどる。
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Sunday, March 30, 2008
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tag : しをり
英語の場合、語彙についての知識は宣言型知識である。文法についての知識も宣言型知識である。(pp.76)
英語学習ということで考えると、母音や子音の正しい(英語らしい)発音の仕方を口唇や舌の動きとして理解し、スムーズにできるようになるプロセスは、手続き型知識の習得である。(pp.78)
なにが興味深いのかというと、訳という視点がまったくないということである。宣言型知識とはそういう概念である。
多くの人は、読んでいる英文すべてを和訳しているわけではないのだが、少し難しいところにくると、日本語に訳してみないと気が済まない習慣がついている。そこからいったん脱却することが大切である。
そうして、どうしてもわかりにくいところは、構文を考えながらゆっくり何度も音読してみる。必要なら身振り手振りをいれて何度も音読してみる。(pp.97)
外国語をマスターしようという場合、もっとも大きな障害のひとつは、母国語である。このことをよく念頭においていただきたい。(pp.99)
次に興味深いのは単語の覚え方だ。ここは丸々引用したいが要約する。筆者は、
英単語は、まず、丸暗記するのが正しいと考えている。(pp.104)
というスタンスだ。これは、文脈とともに単語の学習もしましょうというものに対するアンチテーゼである。わたしも、全面的にこれを指示する立場である。しかし、このことに触れている書籍が、私が読んだなかではなかった。筆者の理由は、
文の中で見て、用法やニュアンスを理解するという活動は、覚えるという活動とはまったく別の頭の使い方を必要とする。そのふたつを同時にすることは、心理学的には競合反応となり、どちらも中途半端になる。(pp.104)
このことをはっきりと同じ文脈で言及している文章は少ない。
発音に関することもガツンときた。
発音の習得には年月がかかる。いまのあなたの発音は決して完全ではない。けれどもそれを気にしないで、そのときどきの自分のベストの発音で声を出すことである。(pp.114)
この理由も本書に書かれている。なかなかハードルが高い。
本書は英語学習法に対する不安を軽減してくれる。必然的にモチベーションがあがる。今すぐにでもやらなければという気にさせてくれる。とりあえず、文法書と単語集、発音教本を揃え Let's go! という気持ちになる。
本書は、新書としては分量が多く、250ページくらいある。しかし、読む側を考えて体裁されている。コラム集といった感じでとても読みやすいし、部分読みもしやすくなっている。今思うと、本書は新年度にふさわしい。
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Sunday, March 30, 2008
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tag : .読後ノート, books-英語学習
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Saturday, March 29, 2008
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国際宇宙ステーションに滞在中の土井隆雄さんが宇宙で投げたブーメランの映像は、NASA・アメリカ航空宇宙局に事前に申請されていなかったため、NASAの規定で地上に送信できないことがわかりました。宇宙航空研究開発機構は「規定に対する理解が不十分だった」と話し、対応を検討しています。
地上に戻ったら、この実験映像を見ることは可能なのだろうか?まさかお蔵入りではなかろうなぁ!
先日書いた、竹内薫氏がブーメラン実験に触れているコラムが Web でも読めるようだ。【竹内薫の科学・時事放談】「きぼう」 日本人が参加する意味 (1/2ページ) - MSN産経ニュース
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Monday, March 24, 2008
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文部科学大臣表彰は、国の教育や文化、科学技術分野に貢献した団体・個人に授与・贈呈されるもので、文部省時代は文部大臣表彰といった。厳密には文部科学大臣表彰と文部科学大臣顕彰、文部科学大臣賞など様々な区別があるが、以下では文部科学省で定める賞の種類と概要について概説する。 主な文部科学大臣表彰として著名なのが芸術選奨文部大臣賞を前身とする芸術選奨文部科学大臣賞である。その他、科学技術賞、若手科学者賞、創意工夫功労者賞、創意工夫育成功労学校賞があり、毎年、各省庁、都道府県の推薦を経て授与・贈呈がなされている。
で、2007年度の英語教育優良校の文部科学大臣表彰に岩手県一関市立一関中学校が選ばれたようだ。英語力向上、数々の工夫 一関中に文科大臣表彰
内容を読む。読んでいると悲しくなる。
学習法を具体的に示し、中高6年間を見据えた用語量を備えた独自教材の開発と活用
私もこのブログで長い目で見た語学教育システムの必要性を述べてきた。実際にやっているところがある。このことを知らなかった。恥ずかしい。しかし、私が述べてきたのは中高一貫校の教育システムを絡めた話であった。公立校で実践している学校があるなら、よいロールモデルとなってくれそうだ。というか、ロールモデルとして聞く耳が持てるかというのは、教育者としてのプライドの見せ所だろう。
「レッツ ライト」と題し、海外の有名俳優らに英語でファンレターを送る取り組みでは、実際にダニエル・ラドクリフさんやオーランド・ブルームさんから返事が届いたことで、生徒がより英語に興味を持つようになったという。
これなんかは、先生も楽しいだろう。Orlando Bloom から返事があったら、私はパニックしてしまいそうだ。
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Monday, March 24, 2008
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tag : .英語教育
栂井さんは、ブーメランの翼を地上で投げる時と同じように調節すると、無重力ではらせんを描いて頭上方向に離れてしまうと予想していた。
どのような力学でブーメランが戻ってくるのか、私は知らない。栂井氏は、翼の形状がポイントとし、地上と同じ形状であれば、無重力空間では戻ってこないと予測している。土井氏にこのポイントを指摘していたのかどうか報告が待たれるのではないか。
いまのところ、土井さんからは簡単な結果報告しか届いていないが、宇宙機構は、実験の詳細を撮影した映像が地上に届き次第、公表することにしている。
映像を探していたのだが、まだ宇宙から届いていないらしい。はやく見たい。
この実験を竹内薫氏がコラムで解説するらしい。薫日記: 土井さんのブーメラン実験
実は、今週土曜の産経新聞の「竹内薫の科学時評」に物理学からの計算予測を書いたのだが、本日、検証されちゃったね(汗)
これ Web でも読めるのだろうか?
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Friday, March 21, 2008
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文法的分析は、品詞と単語の性質(数、性、人称など)、それに機能(文を構成する要素;主語、直接目的語、間接目的語、状況補語など)をチェックすることです。(pp.31)
この説明を読むと、学校教育でも十分に、というかこれしかやってないではないかという気がしないでもない。しかし、筆者の見解は以下である。
文法は“文法の授業”のためだけのもので「テキストを読む時や英語を話す時に、文法を考慮する必要がない」という考えが一般的です。(pp.24)
このように言われれば、「うん、そうかも」とも思える。しかし、私の知る限り、このことで学校教育を憂うことは無駄である。むしろ、生徒個人、親に向けたメッセージであるというならば納得である。学校教育で考えなければならないことは、評価方法であろう。
さて、本書の英語学習における目標・到達点は文法の自動化である。
●英語マスターへの本書の提案
1.英語は品詞や語順が大事な言語であることを理解しよう
2.学校英語で作られた、英訳・和訳の神経回路を断ち切ろう
3.「文法的分析」で、頭の中に英語だけの神経回路を育てよう
4.ネイティブにように、無意識下での分析を体得して、英語の読み書きと会話をマスターしよう
ネイティブは文法を知らないのではなく、意識せずとも文法規範に則った発話やらなんやらの言語活動を行う(4)。中学生が「なぜ国語を勉強するの?」と考えるのと同じであろう。同程度に英語の文法事項を脳に刷り込ませ、自動化することを目標としている。その訓練法として、文法的分析を推している(3)。まずは英語のグローバル・ルールを無から作り出さねばならない。そのためには、とにかく、ルールを意識しつづけることが第1のハードルになる(1)。教師としては生徒に意識させつづけることが課題となる。上の引用でもっとも神経を尖らせなければならないのは「2.学校英語で作られた、英訳・和訳の神経回路を断ち切ろう」ではないだろうか?
英文を読んだとき、内容は頭に残るが、英文そのものが残らない。英語で会話しているときも、内容は頭に残るが、英文とその音声が残らない。これに悩んでいる人は多いと思う。これは和訳の弊害のひとつだと思う。なぜか?和訳をしないと理解したと思えないからである。そうなると、母語を介入しないダイレクト・メソッド系の教授法がよいのかという話になるが、ご存知のように DM は効率・能率がわるい。学校のような大人数へのレクチャーで短い時間に要点を伝える術としては敬遠されている。教わる側としても不安だし、母語を介入せず外国語を理解するという状態がいかなる状態か理解できないだろう。これをどうにか解消しようとがんばっているのが「多読」による教授だと、私は理解している。
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Friday, March 21, 2008
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tag : .読後ノート, books-英語学習
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Tuesday, March 18, 2008
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Monday, March 17, 2008
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tag : しをり
ソニー・エリクソンが、NTTドコモ向け携帯電話端末の定番シリーズから撤退することが分かった。
とある。なぜこのような言い方をするのか?というか、90X、70X 以外のシリーズって何?というのが、私の率直な意見である。
いまだに Premini II を使っている私としては、今後の 70X シリーズに期待していた。しかし、ソニエリの 70X シリーズはどうにも興味がわかない。au の W62S が私のアンテナにひっかかりそうなので、乗換えかなぁ……
海外はどうか知らないが、なぜ、キャリアごとにメーカーは端末をつくるのか?
SIM カードとかあるんだから、端末ひとつでキャリアの乗換えができればいいのにと思う。キャリアの経営戦略として端末があることは理解できるが、例えば、富士通や日立みたいにひとつのキャリアでがんばっている企業もある。逆にシャープのようにどのキャリアへも同じような端末を提供している企業もある。シャープはこの戦略でユーザ数を伸ばしたと、私は理解している。
使う人にも、作っている人にもやさしいケータイ市場になってもらいたい。
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Monday, March 17, 2008
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それでは、プレイン・イングリッシュは何かと聞かれると、少々困るんですが、こうですという形はないんです。よく混同されるんですが、ベーシック・イングリッシュのように、動詞は何語しか使わないとか、そういう決まりはないんです。一言で言えば、英語を母国語としている人ならだれが聞いてもわかる英語ですね。日本の英語学習者に則して言えば、中学3年までで学んだ単語で十分です。専門的なことを言うときには、テクニカルタームを使うこともありますが、構文自体は難しい構文は使わないということになります。
ということで、プレイン・イングリッシュは英語母語話者に対するやさしい英語ということになる。評価されてよいのではと考える理由はここにある。
極論すると、プレイン・イングリッシュは我々の中学英語になる。テクニカルタームは名詞であるから、プレイン・イングリッシュ的であるためには動詞が重要になる。中学英語の動詞が難しいのは知られている。これは、経験から述べることができる。
中学の単語は意味が何通りも考えられる。当時の私は、そう思っていた。ちょっと難しい単語を見ると、意味が一通りしかない。これなら間違えようがない。学習者とはこういうものである。リスニングも難しい単語のほうが聞き取りやすい。一石二鳥である。
しかし、生の英語に触れると状況は一変する。新聞や雑誌、インターネット上ではプレイン・イングリッシュを意識した文章が多い。私のように、基本単語の理解度が学校英語の範疇で止まっていると情けなくて涙が出てくる状況に追い込まれる。北米の独立系ベンダーの調査をしていたときに愕然としたことが、昨日のようである。
それではどうすればいいか?ケリー伊藤氏は、単語の基本概念(Core Meaning)を利用しようという。今ではなじみのあることばと化した感がある。なので、説明はしない。
私は本書を読み、ひとつ分かったことがあった。それは、学生時代の教師やえらく英語、英語に限らず外国語が達者な人たちに英英辞書を使うように勧められたことが多々ある。
学生時代は、「何いってるんだ、この人は」といぶかしく思っていた。「なぜですか?」という問いに、納得のいく回答が得られなかったからだ。おそらく、教師も同じようなことを教師に言われたのだろう。そして、その勉強法で英語を習得してきた。教師の教え方というものは、自分の受けた教育に影響される。これは、教科教授法の授業でいやというほど聞いた。ということは、私に英英辞書を使えと言った人たちの経験知なのだろう。今ならそう考える。古い人の書いた英語学習に関する書籍を見ていると必ず書いてあることであるが、ただ、「使え」としかない。というか、基本概念なら英和辞書にも書いてあるではないか。ただ、なんとなく心許ない感は否めない。
さて、本書を読みたければ、ケリー伊藤氏のホームページを見るとよい。「すすめ」の心は、本書と同程度に読みとることができる。
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Thursday, March 13, 2008
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tag : .読後ノート, books-英語学習
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Sunday, March 09, 2008
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Sunday, March 02, 2008
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tag : .読後ノート, books-英語学習