Sunday, May 18, 2008

海外勤務には TOEIC で800点が必要―らしい

 海外勤務には TOEIC で何点必要か?答えにくい質問である。「750~800点くらいあれば、なんとかなるんでないかしら」くらいの答えしかできないし、聞いたことがない。TOEIC を運営する国際ビジネスコミュニケーション協会が海外勤務経験者を対象にアンケートを実施したらしい。

海外勤務にはTOEICで800点が必要――研究グループが提言 - @IT

 ここでおもしろい結果がある。

「日本人が国際交渉を第一線で行うのに必要な英語力」を得るために必要だと思うTOEICの得点を聞いたところ、母数7294人のうちの20%が「900点以上」が必要と回答した。「750点以上」が必要だと考えている人は全体の90%。全体的に、自身が実際に取得している点数では、実践的に必要なレベルに到達していないと考えられていることが分かった。これを受けて寺内氏は、「日本人が国際交渉を第一線で行うには、最低でも、TOEIC換算で800点は必要である」と提言した。


 ざっくり丸めると「TOEIC で何点とっていようが、現状では満足でない」ととれる。当たり前といえば、当たり前の結果である。英語を日本語に変えても結果はさほど変わらないのではないだろうか?

 そしてこれを受けて最低ラインが800点らしい。750点以上を求める人が9割と書いてあるのに50点上乗せされている。なぜ800点なのかの理由がない。発表はあったのかもしれないが、ここには書かれていない。

 で、調査結果を受けて今後の英語教育はどうあるべきかのところがすごい。

調査結果を受けて小池氏は、中国や韓国、台湾の状況と比較し、「到達目標を考えると、日本でも小学1年生から段階的に英語教育を行う必要がある」と提唱。また、上記3カ国に比べて、英語の学習指導要領に記載されている「英語教育への姿勢」が日本は弱いと指摘し、国の政策レベルで考える必要があると強調した。


 この発言がこれらの文章からどうやったら出てくるのか分からない。到達目標とはなにか?TOEIC 800点のことか?

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