Wednesday, July 23, 2008

偽りにはこころは震えぬ

 ふぅ、暑い。昨日までの比較的過ごしやすい陽気はどこへやら。

 ふと新聞のテレビ欄を見ると NHK の深夜に The Championships, Wimbledon 2008 の総集編が放送していたらしい。ちょっと見たかったなぁと後悔したが、それで思い出した。6連覇がかかった Roger Federer の試合中の姿勢が忘れかけた姿に思えたことを。

 今大会の決勝はとても面白かった。2ゲームを先取し、Rafael Nadal のマッチポイントを目前に踏ん張る Roger Federer。幸か不幸か雨で suspended になる。このときも Rafael Nadal はマッチポイント目前であったが、 Roger Federer は振り切る。もつれにもつれたが、好ゲームであった。

 ゲーム内容もさることなが、選手の試合に臨む姿勢、態度がよかった。

 私の印象なのではあるが、その姿が昔のお相撲さんに見えた。淡々とし、インタビューに対してもろくに笑いもせず、金太郎飴のようなことばを並べる、その姿がよみがえった。

 しかし、だからこそ漏れ出すような、あふれ出すような、不意にでる大きな声や握りこぶしが魅力的に見えた。Roger Federer がめずらしく吼えるシーンに感情も満場拍手でこたえる。なぜだかわからないが、心地よかったのを思い出した。観るほうも一流なのだなぁとあとで思った。

 そういう意味で、私がお相撲さんのやり取りをみて「つまらん」と思っていたのは、私が未熟だったからだと考えた。すこしは成長できているのかしら。

 大相撲は名古屋場所の最中である。おもしろみもなく淡々と進んでいる、ようだ。

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