Friday, April 25, 2008

もう珍しくもなんともない「教師塾」

 滋賀県の神埼市教育委員会が「教師塾」を開始するという。教育委員会による教師塾がこれで何校になったのか、把握できていないが、オーダーメイドの教職員育成の流れが主流になりそうだ。

教師塾:指導力アップへ 神埼市教委が始める /佐賀 - 毎日jp(毎日新聞)

同市は県が昨年度から始めた「学校支援・振興プロジェクト」の対象地区の一つで、今年度は講演や教師同士の意見交換、授業指導案や教材の作り方などの研修などを行う。

 おや、これを読むと、横浜市や杉並区が行っているような教員志望の学生であったり、社会人を教育するのではなく、すでに教員として働いている「現役」の教員が対象のようだ。

 教育委員会がやる教師塾であるのならば、これが正道だろうと、私なんかは思ってしまう。しかし、塾が増えた。近く、齋藤孝氏と梅田望夫氏による『私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる』という本がちくま新書から発売される。塾もブームになるのか?

 ちょっとここいらで、行政による教師塾があるのかまとめてみる。

東京都教職員研修センター - 東京教師養成塾 平成16年4月
杉並師範館 HOME 平成18年4月
京都教師塾 平成18年9月
よこはま教師塾トップページ 平成18年9月

 もっとありそうだが、Google さんで「教師塾」を検索すると約124,000件ヒットする。やってられん。

Web[はるか★プラス] : 最新 教育課題データバンク : 「教師の力量向上」:動向 3ページ

東京都東大和市教委は授業力向上と共に学校経営に参画するリーダー育成のための「師範研修やまと『リーダー育成研修』」などが今年度より始まっている。

 引用文の今年度とは平成19年度のことである。

新潟市教委は13年以上の教職経験者ですぐれた教師力を持ち、市の研究・研修に貢献できる教員を養成する「マイスター養成塾」を2007年度より実施予定。

 なんだかよく分からないが、とにかく、地方行政は何かしらの手は打ってあるということでよろしいか?もう、地方行政による教師塾は珍しいものでもなんでもないというレベルになっているのかしら?

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