Tuesday, July 03, 2007

「態度が悪かったので矯正しようと思った」

 読んでいて怖くなった。ってか、2004年の出来事がなぜ今頃。

中3柔道部員に連続技、脳挫傷負わせた部活顧問を書類送検 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 私は柔道経験が全くナイ。体育の授業などでもやったことがないので分からないことだらけなのだが、柔道は受身から教えるのですよね?
柔道部員の中学3年生の男子生徒に大外刈りや背負い投げなどの技を連続でかけた後、絞め技で意識を失わせたうえ、休憩を与えずに再度投げ技をかけ、急性硬膜下血腫(けっしゅ)や脳挫傷などの傷害を負わせた疑い。

 投げ技と脳挫傷の関係ははっきりしないのでパスするが、この文面からは、絞め技で意識を失わせておいて、その状態で、投げ技をかけたってことですか?

 ありなんですか?「受身ととらんとケガするぞぉ」という理由で受身から教えるものだと思っているのですが、違うんですか?

 ゲームであれば痛恨の一撃だなぁ、こりゃ。いや、「ラリホーマ」かけてから「ガンガンいこうぜ」か、えげつないなぁ。

 この記事からは、生徒がどのような生徒だったのか全く分からない。「態度が悪かった」とあるが、どのように「態度が悪かった」のか分からない。なので、それは別にしてこの事態だけで考えると、えげつない。

 この教諭は柔道で実績があるようだ。う~ん、少し考えれば分かるような気がするんだけどなぁ。こういうのはどこでもやっているのかなぁ、それとも。柔道界のしつけはこれが王道なのか。矯正は分かるけれども、コレしかなかったのかしら?それとも、いくつか矯正方法が浮かんだが、あえてコレを選んだのかしら?そこらへんは興味ある。

 一番、不思議なのは、なぜ今この事件(事件って言葉は適切か?)が表に出てきたのかだ。おおよそ1年半の時間がある。ということは、上の指導(顧問談)の後、生徒は一見、普通だったのかしら。最近になって、脳に障害が見つかって、記憶を遡ってみると、上の指導(顧問談)がヒット、って感じだろうか。

 何がともあれ、不幸なのは生徒。私が生徒だったら引篭もります、はい。

No comments: